ゴブリン・ロケッティアーズ/The Goblin Rocketeers

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ゴブリン・ロケッティアーズ/The Goblin Rocketeersは、第二回ギラプール・グランプリ/The Ghirapur Grand Prixの出場チーム。赤緑

目次

[編集] 解説

ゴブリン/Goblin製のロケットという発想は、大方の信頼に足るものではない。高速で精製された化学爆薬を装備したゴブリンという不安定な組み合わせに対して、多元宇宙/Multiverseは概して慎重な見方をしている。ロケッティアーズのゴブリンに言わせれば、このような恐れは意気地なしで心の狭い奴らの意見だ。彼らはたとえ<ブーストゴッド>/The BOOSTGOD御自らが点火ボタンを叩いてくださったとしても、ロケットの助けを借りた全力走行の美しさを理解することはないのだろう。

ロケッティアーズのゴブリンは、短時間だけ繋がった非恒常的領界路/Instanced Omenpathを通って未知の次元/Planeからアヴィシュカー/Avishkarに現れた。ロケッティアーズの現共同キャプテンであるレッドシフト/Redshiftは、自分と乗組員たちは単に運良く領界路から転がり落ちたのではなく、打ち上げミッションを達成したのだと信じている――<ブーストゴッド>を多元宇宙から遠ざけている速度限界を突破するためのミッションを。打ち上げは成功し、そして彼らを故郷の空へ、その先へと送り込んだロケットは、ゴブリン種族がこれまでに作った中でも最強のものだった。これは途轍もなく危険な試みだったが、それは彼らが飛ばしたロケットのせいではなく、<ブーストゴッド>の宿敵でありその名を口にしてはならない完全停止の神がこの次元に課した速度限界のせいだ。レッドシフトと乗組員たちは死に抗い、速度限界という目に見えない残忍な壁を突き破り、一時的な領界路を通ってアヴィシュカーに到着したのだ。

当初はギラプール/Ghirapurの喧騒に戸惑い、混乱していたレッドシフトとロケッティアーズは、ギラプール・グランプリを周回するレーサーや機械マニアの中に居場所を見出した。そこには彼らにとって馴染み深いものがあった。<ブーストゴッド>への信仰――たとえ他のレーサーがその名を知らなかったとしても――と、豊富な燃料の供給だ。彼らは速度限界の先を探索するという当初の使命を放棄し、新たな活動を始めた(資金の大半は、同じくアヴィシュカーに取り残された、養父的後援者にして共同キャプテンでもあるダレッティ/Darettiが提供してくれた)――グランプリで優勝することだ。自分たちには速く走れるマシンがあるのに、他者と競わない理由があるだろうか?結局のところ、競走もある種の科学ではないのか?

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