ネブカドネザル/Nebuchadnezzar
提供:MTG Wiki
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
(X),(T):カード名を1つ選ぶ。対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の手札からカードをX枚無作為に公開する。その後、そのプレイヤーはこれにより公開されたその名前のカードをすべて捨てる。あなたのターンの間にのみ起動できる。
3/3対戦相手が公開した手札から指定したカード名と同名のカードを全て捨てさせることができる。ただし、公開できる手札は、支払ったマナの量に依存する上に、無作為にしか選ぶことができない。
「これ自身が青黒の5マナと重い」、「公開前にカード名の指定が必要」、「相手の手札より少ないマナで起動すると“当たり”を公開できない場合がある」など使いにくさが目立つ。
その反面、繰り返し使用できるのが利点である。これ自身が相手の手札を見る能力を備えているため、カード名の指定を外したとしても、能力を使用するほど当たりやすくなる。もし「相手が直前のターンに引いたカード」しか残っていないならば、カード名を当てることはなかなか難しくなるが、そこまで手札を減らせていれば御の字であろう。
レジェンドや第4版当時、手札破壊には1回限りのソーサリーであっても軽くて効果の高いカード(トーラックへの賛歌/Hymn to Tourachなど)が他にあり、繰り返し使うならこれでなくても破裂の王笏/Disrupting Scepterで十分であった。
- 2007年9月サブタイプ変更で人間・ウィザードのクリーチャー・タイプを獲得した。
- このカードをもとに、後に陰謀団式療法/Cabal Therapyや狂気スリヴァー/Dementia Sliverが作られた。
[編集] 開発秘話
公式記事A real legendによると、このカードは、現実世界の古代メソポタミアの王ネブカドネザル2世をモチーフとしてカード化したものである(→ネブカドネザル2世参照)。
レジェンドでは当初、現実世界の伝説の人物を何人かカード化する予定だった。しかし、制作陣は既存のものより独自の創造物が望ましいと判断したため、その案は破棄された。このネブカドネザルがその名残である。
以下はプレイテスト時にカード化が検討されていた人物である。それらの性能の案は個々のページを参照。
- Hiawatha(ハイアワサ) - インディアンの英雄
- Gilgamesh(ギルガメッシュ) - 古代メソポタミアの王
- Beowulf(ベオウルフ) - 叙事詩「ベオウルフ」の主人公
- Lancelot(ランスロット) - 「アーサー王物語」の円卓の騎士
- Circe(キルケ) - ギリシア神話の魔女
- Achilles(アキレス) - ギリシア神話の英雄
- Jason(イアソン) - ギリシア神話の英雄