メイブル/Mabel
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メイブル/Mabelはブルームバロウのキャラクター。カードとしてはブルームバロウの岩山炎の後継者、メイブル/Mabel, Heir to Cragflameが初出。
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[編集] 解説
ブルームバロウ/Bloomburrowの渓間/Valleyの村、グッドヒル/Goodhillに住むマウスフォーク/Mousefolk。女性。歴史的英雄リリー/Lilyの子孫とされており、彼女が所有していた伝説の剣、岩山炎/Cragflameを受け継いでいる(イラスト1、イラスト2、イラスト3)。
菓子作りであり、英雄であり、(何より誇らしいことに)母親であるメイブルは、夫のクレム/Clem、三人の可愛い子供たちのロザリン/Rosalyn、フォギー/Foggy、ピップ/Pipとともにグッドヒル村で暮らしている。かつての彼女はおてんばな子だった。心底やんちゃで、いつも悪戯をし、日没前に帰宅することはなかった。彼女は成長するにつれ、今のところは家族の世話をすることが充分に冒険なのだと考えるようになった。彼女は平穏な生活に満足していたが、ヘルガ/Helgaが村にやってきてマーハ/Mahaの暴虐を告げる頃には、渓間内の脅威は無視できないほど大きなものとなっていた。家族、友人、故郷のため、彼女は冒険の呼び声に応えた。彼女は家宝の剣、岩山炎を手に取って英雄たちのパーティーを結成し、災厄の獣/Calamity Beastの平穏を乱すものが何なのか、それを解決するために自分にできることは何なのかを見つけ出そうとしている。彼女は勇敢だが、故郷を救うことができるのか、先祖リリーの偉業に並ぶことができるのかについては確信を持てずにいる。
[編集] 経歴
[編集] ブルームバロウ
[編集] 災厄、渓間に来たる/Calamity Comes to Valley
誕生日を迎えたメイブルは、家族とともにパーティーの準備をしていた。村長のオリヴァー/Oliverが訪ねてきて、屋根裏部屋に隠してある家宝を――リリーの岩山炎を――この機会に村の皆に公開してはどうかと提案したが、メイブルにそんな気はさらさらなかった。夫クレムの助けもあり何とかオリヴァーを追い払いかけたそのとき、報せが舞い込んできた。小川に見知らぬ誰かがいて、様子がおかしいと。
メイブルは子供たちを夫に任せ、自ら現場に赴いた。そこにいたカエルフォーク/Frogfolkの若者は「襲ってきた……災厄の獣……」と言い残し、意識を失った。
[編集] 期待通りのパーティー/An Expected Party
メイブルの家で目を覚ましたカエルフォークのヘルガは、彼女の村であるポンドサイド/Pondsideが夜のフクロウ/The Night Owlことマーハに襲われたことを伝えた。だがオリヴァーは、ヘルガの話は空想の類だと断じてまともに取り合わなかった。メイブルは泣きじゃくるヘルガを慰めると、誰かがポンドサイドに行かなければならないとクレムに言い、屋根裏へ岩山炎を取りに行った。
愛する家族を置いていくことに迷いはあったが、不安に怯えるヘルガを見て決意は固まった。パーティーのスピーチの場で、メイブルは村人たちにポンドサイドの様子を確認するべきだと主張し、同行者を求めた。フィニアス/Finneas、ハグス/Hugs、ゲヴ/Gev、ゾラリーネ/Zoralineの四人がメイブルに賛同し、ヘルガもメイブルたちと一緒に行くと言った。
[編集] 失ったもの、見つけたもの/The Lost and the Found
翌日、一行は壊滅したポンドサイドに辿り着いた。そこで火事場泥棒を働いていたリスフォーク/Squirrelfolkの屍術師/Necromancerたちとの戦闘では、各々が得意な戦術を用いて戦い、メイブルも岩山炎を振るった。敵が撤退した後、メイブルはヘルガに判断を委ねた――ここに残って復興を手伝うか、この事件について何か知っていそうなリスフォークたちを追って三本木市/Three Tree Cityに向かうか。ヘルガは後者を選んだ。
三本木市に着いた一行は聞き込みを行ったが、情報は得られなかった。代わりに、人探しをしていた奇妙なカワウソフォーク/Otterfolk、ラル・ザレック/Ral Zarekにヘルガが捕まってしまった。だがメイブルとラルの口論を遮り、警報が鳴り響いた。またしても災厄の獣、洪水のガー/The Flood Garが現れたのだ。一行は為すすべなく水に飲まれ、下流へと流された。
[編集] 占術と嵐呼び/Soothsaying and Stormcalling
流れ着いた沼地の村で、一行はラットフォーク/Ratfolkの老人カフィー/Coffeyと出会った。カフィーによれば、残虐爪/Cruelclawという名のイタチフォーク/Weaselfolkの傭兵が、災厄の獣の卵を盗んだことがマーハの襲撃の原因だということだった。メイブルは仲間たちに訴えた。残虐爪を見つけ出し、私たちの手で卵をあるべき場所に戻さなければならないと。
ヘルガの幻視により、残虐爪は噴水港/Fountainportと呼ばれる都市にいることが分かった。道中、一行は四枚翼の鷹のような怪物に出くわすが、ラルとフィニアスの活躍により難を逃れた。
[編集] 噴水港の黄昏/Nightfall in Fountainport
噴水港に到着した一行は、グラルブ王への謁見を許された。だが玉座の隣の衝立の後ろには、あの災厄の獣の卵があった。グラルブこそがこの騒動の黒幕だったのだ。グラルブは水の縄で全員を縛り上げ、姿を現した残虐爪とその手下たちに始末を命じたが、メイブルに励まされたヘルガの機転により束縛魔法は途切れ、戦闘が始まった。
メイブルは残虐爪との戦いとなった。彼女は毒の塗られたレイピアの突きを何度もかわし、グラルブの介入により一度は窮地に陥りながらも、岩山炎から炎をほとばしらせ、形勢を逆転した。残虐爪を追い詰めたメイブルだったが、とどめは刺さなかった。それは子供たちに伝えたい物語にはならないだろうから。
メイブルは息つく間もなくヘルガに加勢し、グラルブの魔法の氷を岩山炎で融かした。鷹の怪物が乱入し、それをを受けてグラルブは逃走した。さらにマーハが現れ、絶体絶命かと思われたが、マーハの期待するような瞳を前に、メイブルはすべてを理解した――メイブルは自分よりも重い卵を担ぎ上げ、マーハへと差し出した。
「あなたのものよね? 心配で気が狂いそうだったのでしょう? きっと私もそうなるわ」
災厄の獣がこちらの言葉を理解できるかは分からなかったが、マーハは卵を受け取り、飛び去っていった。
冒険は終わり、一行はグッドヒルに帰り着いた。英雄たちの凱旋を祝うパーティーの中、ヘルガはメイブルに、これからはグッドヒルで暮らすつもりだと言った。メイブルはラルに鉄樹液のボタンを贈り、ラルは不思議な力でその場から消えた。こうして、メイブルは家族との平穏な日々に戻った。
[編集] 登場
[編集] 登場カード
[編集] カード名に登場
[編集] フレイバー・テキストに登場
[編集] イラストに登場
[編集] 登場作品・登場記事
- Bloomburrow | Episode 1: Calamity Comes to Valley/第1話 災厄、渓間に来たる(Daily MTG 2024年7月1日 Valerie Valdes著)
- Bloomburrow | Episode 2: An Expected Party/第2話 期待通りのパーティー(Daily MTG 2024年7月2日 Valerie Valdes著)
- Bloomburrow | Episode 3: The Lost and the Found/第3話 失ったもの、見つけたもの(Daily MTG 2024年7月3日 Valerie Valdes著)
- Bloomburrow | Episode 4: Soothsaying and Stormcalling/第4話 占術と嵐呼び(Daily MTG 2024年7月5日 Valerie Valdes著)
- Bloomburrow | Episode 5: Nightfall in Fountainport/第5話 噴水港の黄昏(Daily MTG 2024年7月8日 Valerie Valdes著)
- The Legends of Bloomburrow/『ブルームバロウ』の伝説たち(Daily MTG 2024年8月12日 Neale LaPlante Johnson著)