狩猟場
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狩猟場 (Hunting Grounds)は、特定条件下でクリーチャーをタダで戦場に出せるエンチャント、狩猟場/Hunting Groundsを中核に置き、緑白青で組まれるコントロールデッキ。打ち消しが多いと狩猟場パーミッション、除去に傾いていると特に狩猟場コントロールと呼ばれる。
エンチャント
スレッショルド ― あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、狩猟場は「対戦相手1人が呪文を唱えるたび、あなたはあなたの手札にあるクリーチャー・カードを1枚戦場に出してもよい。」を持つ。
制作者は岡本尋。当初は地雷視されていたが、グランプリ台北02で優勝すると一気に注目を集める。世界選手権02でも8人が使用していた。
序盤は対抗呪文/Counterspellや記憶の欠落/Memory Lapse、神の怒り/Wrath of Godなどで青白コントロールと同じように動き、マナが揃ってスレッショルドしたら狩猟場を張る。狩猟場で戦場に出した神秘の蛇/Mystic Snakeは排撃/Repulseや起源/Genesisで再利用するため、自然にアドバンテージを取れる構成になっている。
採用されるクリーチャーは、神秘の蛇の他はほとんどフィニッシャーで、祖神に選ばれし者/Ancestor's Chosen、秘教の処罰者/Mystic Enforcer、果ては幻影のニショーバ/Phantom Nishobaなど様々。また共通してナントゥーコの僧院/Nantuko Monasteryが採用される。
この狩猟場により戦場に出る神秘の蛇が、当時スタンダードに蔓延していたサイカトグに対し非常に高い効果を示した。どちらの能力も誘発型能力であるため、もみ消し/Stifleの存在しない当時は致命傷になる激動/Upheavalも確実に打ち消すことができた。さらに、一度狩猟場を出してしまえばギミックにマナを必要としないため、枯渇/Mana Shortを打たれても問題がなく、サイカトグとしては、2マナである狩猟場に対応するか、手札の神秘の蛇を全て捨てさせるくらいしか対応策が無かった。
同じデッキカラーでより汎用性に優れるウェイクが生まれ、だんだん使用者は少なくなっていった。ローテーションにより神秘の蛇を失うと、スタンダードからその姿を消した。
- スレッショルドを確実に達成するため、嘘か真か/Fact or Fictionはもちろん、初期にはトレイリアの風/Tolarian Windsまで採用されていた。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- フォーマット