茶色のラダガスト/Radagast the Brown
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伝説のクリーチャー — アバター(Avatar) ウィザード(Wizard)
茶色のラダガストや、トークンでもこれでもないクリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたのライブラリーの一番上にあるカードX枚を見る。Xは、そのクリーチャーのマナ総量に等しい。あなたは「それらのカードの中から、あなたがコントロールしているクリーチャーと共通のクリーチャー・タイプを持たないクリーチャー・カード1枚を公開し、あなたの手札に加える。」を選んでもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
2/5これや他のトークンでないクリーチャーが戦場に出るたび、あなたがコントロールしているクリーチャー・タイプを持たないクリーチャーを濾過できる伝説のアバター・ウィザード。
自身のETBだけでも4枚見てアバターでもウィザードでもないクリーチャーを手札に加えることができる。最低限ETBによる手札補充が成功すれば即除去されてもカード・アドバンテージ的には損をしないため、これ以外の採用クリーチャーはなるべくアバターやウィザードを避けて選ぶとよいだろう。さらにクリーチャー・タイプをなるべく被らないように選べば理想的である。
濾過できるか否かは解決時の戦場を参照するため、誘発してから解決までに誘発条件となったクリーチャーを戦場から離すことで、そのクリーチャーと同じクリーチャー・タイプを持つものも濾過可能である[1]。特に想起を持つカードとは相性が良く、想起能力を先に解決することで自力で戦場から離れられるうえ、基本的にマナ総量が大きいのでライブラリーを多く掘り下げられる。
モンスター見聞家、ヴォーロ/Volo, Guide to Monstersとは能力の方向性が合致している。あちらの固有色である緑を含むため、統率者戦でもヴォーロデッキにおいて活躍できる。
[編集] 関連カード
- 茶色のラダガスト/Radagast the Brown
- 自然の魔法使、ラダガスト/Radagast, Wizard of Wilds
[編集] ストーリー
ラダガスト/Radagastは中つ国のイスタリ(魔法使い)で、サルマン/Sarumanやガンダルフ/Gandalfと共に白の会議/White Councilの一員の、『茶色の賢者』。自然や動物を愛し、体に昆虫やリスを飼っている変わり者で、グワイヒア/Gwaihirの友でもある。非常に変わり者で自然を愛しすぎて森にすみ着いており、サルマンから叱られるが直らず、白の会議にも呼ばれなかった。
サルマンに欺かれてガンダルフが塔に囚われる手助けをしてしまうが、ガンダルフのために鳥獣たちの力を借りて彼をサポートするなどしていたため、結果的にガンダルフが塔から脱出する手助けとなった。変わり者だが真面目であるため、ガンダルフはラダガストのことは「偉大な魔法使いとも言えなくもない」と評している。映画『ロード・オブ・ザ・リング』ではラダガストの登場シーンは丸ごとカットされてしまい、サルマンの裏切りを知らせるのは一匹の巨大な蛾である。そのため日本での知名度はいまひとつ高くない。
逆に存在に言及するのみだった『ホビット 思いがけない冒険』では大幅に出番が増え、リョスゴベルの闇の森で起きた異変をガンダルフに告げる重要な役割を担う。
- ドクター・フーのテレビシリーズで7代目ドクター/The Seventh Doctor役だったシルベスター・マッコイが演じた。
[編集] 脚注
- ↑ もちろん、他にそのクリーチャー・タイプを持つクリーチャーが存在しない必要がある