Kieve
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Kieve(キーヴ)は短編The Theft of Bayende, Heart and Soul初出のドミナリア/Dominariaの地名。
短編中では所在次元/Planeすら不明な土地であったが、ボードゲームHeroes of Dominariaのゲームボードに記載され、ドミナリアに存在することが判明した。
[編集] 解説
キーヴはドメインズ/The Domains地方オルヴァーダ/Orvada北部周辺のどこかに位置すると考えられる国(地図)。
キーヴについては、ドミナリア近代、ウィザードであるThane Du-Moriss IV(セイン・デュ=モリス四世)の統治する王国時代の状況が語られているのみである。セインの指導と庇護によりキーヴ国は活気にあふれ、名もなき村でさえ様々な人々の姿で賑わっていた。
海岸沿いのKieve Beach(キーヴの浜)の砂浜から内陸に向かって土地は緩やかに起伏し、森林そして沼地が横たわり川が流れ、その先に山脈がある。キーヴ国内には複数の都市や領地、村、城、農地が存在する。湿潤な気候で、雨が降ると沼や海岸から濃厚な霧が漂い満ちてくる。
短編に登場する村の朝食は、湯気の立つ野菜と海産生物のスープで、周囲にはレモン、生姜、ニンニクの香りが漂い、食欲を刺激した。
セインの仇敵Noranda-Zang(ノランダ=ザン)は10年を超える探索の後に、ついにセインの王国キーヴを発見する。セインの破滅を企むザンはセイン自身の命は狙わず、彼の最も大切な人物、妊娠中の愛妻Bayende(バイェンデ)を襲い腹の子ともども殺害してしまう。怒りと悲しみで復讐鬼と化したセインはキーヴの地を離れ殺害犯を追い求めて旅立った。
セインは放浪中、キーヴの長老たち(elders)から定期報告を受け取っていた。揉め事が起これば、セインは顔のない天使/Angelの部隊を送り返して、不在中に悪事を行う者が出ぬように脅しをかけた。17年の放浪を経て、やつれてやせ細ったセインはザンの国Everlorne(エヴァーローン)を探し当てると、若い息子の命を奪って復讐を成し遂げる。
その後のキーヴの運命はいまだ語られていない。キーヴの平和と繁栄はセインによるところが大きく、また、愛する者を喪失したセインとザンは戦い合い続ける未来が示唆されていることから、ザンの望み通りにキーヴの国も破滅あるいは衰退した可能性が十分にある。
[編集] 登場
- The Theft of Bayende, Heart and Soul(Tapestries収録の短編)
- Heroes of Dominaria(ボードゲーム。ゲームボードの地図上に緑に属する土地として記載)