悪疫/Pox
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何にせよ扱いの難しい呪文であるので、使用する際の流れをしっかり考えてデッキを組むように。 | 何にせよ扱いの難しい呪文であるので、使用する際の流れをしっかり考えてデッキを組むように。 |
2013年11月26日 (火) 12:48時点における版
Pox / 悪疫 (黒)(黒)(黒)
ソーサリー
ソーサリー
各プレイヤーは、自分のライフの端数を切り上げた3分の1を失う。その後各プレイヤーは自分の手札にあるカードの端数を切り上げた3分の1を捨てる。その後各プレイヤーは自分がコントロールするクリーチャーの端数を切り上げた3分の1を生け贄に捧げる。その後各プレイヤーは自分がコントロールする土地の端数を切り上げた3分の1を生け贄に捧げる。
アイスエイジ初出、第5版で再録されたかなり奇妙なコントロール呪文。ネクロポーテンス/Necropotenceとは同期のトリプルシンボルカードである。
このカードの特徴は、たった1枚でライフロス、手札破壊、(複数)クリーチャーの除去、(複数)土地破壊が行えること。以上の4つの事が、解決と同時に独立のイベントとして順に行われる。3マナで多くの事をこなせるため、様々な方法で使用を試みられ、このカードを十分に活用したシュナイダーポックスなどといったデッキが誕生した。
しかし、結局2/3は残る上に、除去する手札・クリーチャー・土地の選択は各プレイヤーが任意で行うため、対戦相手の戦力を根絶できず、決め手に欠けるという欠点がある。このカードを使って引き合戦に持ち込んだものの、対戦相手が先にリカバーし、自分はガタガタの状態のまま敗北することもしばしばあった。また黒の特徴として、アーティファクトとエンチャントには手を出せず、生け贄に捧げさせることはできない。いかにも黒らしい弱点ではあるが、それを逆手にとって自分のリソースを確保するという手もある。
何にせよ扱いの難しい呪文であるので、使用する際の流れをしっかり考えてデッキを組むように。
- 小型版はその名の通り小悪疫/Smallpox。また、リメイク版として死の雲/Death Cloudがある。
- 失うのは1/3だが、端数切り上げであるため実際にはもっと多くのリソースを失わせることもできる。例えば手札が4枚であった場合、4/3=1.33…を切り上げて2枚のカードを捨てることになり、4枚のうち半分を捨てることとなる。
- 3番目の効果で大霊堂の信奉者/Disciple of the Vaultを生け贄に捧げ、4番目の効果でアーティファクト・土地を生け贄に捧げた場合、ライフを失わせることはできない。4番目の効果の処理の時点で、すでに大霊堂の信奉者が戦場に存在しないからである。