ドワーフ/Dwarf

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===象徴的な武器===
 
===象徴的な武器===
ドワーフの職人は皆、若い時期を一つの武器の鋳造に捧げ、それにルーン魔法を吹き込み、生涯持ち歩く準備をする。このような武器は作り手の誇りと喜びであり、多くのドワーフが服や鎧をその武器に似合うように設える。ドワーフは百歳の誕生日、成人となる日に、その武器を人前に出し、その素晴らしい創造物に基づいた新たな姓を公表する。持ち主を象徴する武器から着想を得たドワーフの姓の例としては、「黄金杖/Goldstaff」「煌めく鎚/Hammershine」「炎盾/Fireshield」などがある。
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ドワーフの職人は皆、若い時期を一つの武器の鋳造に捧げ、それに[[ルーン]]の魔法を吹き込み、生涯持ち歩く準備をする。このような武器は作り手の誇りと喜びであり、多くのドワーフが服や鎧をその武器に似合うように設える。ドワーフは百歳の誕生日、成人となる日に、その武器を人前に出し、その素晴らしい創造物に基づいた新たな姓を公表する。持ち主を象徴する武器から着想を得たドワーフの姓の例としては、「黄金杖/Goldstaff」「煌めく鎚/Hammershine」「炎盾/Fireshield」などがある。
  
 
===最終戦争===
 
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'''戦のスカルド'''/''Battle skald''は、戦から凱旋し、戦とその戦の英雄の物語を語ることで得られる称号だ。彼らの役割は、現代の英雄的行為と偉業達成の物語を集めることだ。彼らはその勇気と語り部としての能力から、あちこちの領界で敬われており、記念的な偉業の証人となってもらうため、冒険者に、あるいは神々にさえも同行することがしばしばである。[[ブレタガルド/Bretagard]]の[[人間]]氏族、[[ブレタガルド/Bretagard#タスケーリ/The Tuskeri|タスケーリ/The Tuskeri]]の間には人気のある言い回しがある。「スカルドが見届けて初めて偉業は真実となる」というものだ。
 
'''戦のスカルド'''/''Battle skald''は、戦から凱旋し、戦とその戦の英雄の物語を語ることで得られる称号だ。彼らの役割は、現代の英雄的行為と偉業達成の物語を集めることだ。彼らはその勇気と語り部としての能力から、あちこちの領界で敬われており、記念的な偉業の証人となってもらうため、冒険者に、あるいは神々にさえも同行することがしばしばである。[[ブレタガルド/Bretagard]]の[[人間]]氏族、[[ブレタガルド/Bretagard#タスケーリ/The Tuskeri|タスケーリ/The Tuskeri]]の間には人気のある言い回しがある。「スカルドが見届けて初めて偉業は真実となる」というものだ。
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*skaldとは、[[Wikipedia:ja:スカルド詩|スカルド詩]]と呼ばれる韻文詩を詠む詩人のこと。9世紀から13世紀頃の北欧に存在した。
  
 
==関連ページ==
 
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;カルドハイム
 
;カルドハイム
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/planeswalkers-guide-kaldheim-part-2-2021-01-14 Planeswalker's Guide to Kaldheim, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0034720/ プレインズウォーカーのためのカルドハイム案内 その2](Magic Story [[2021年]]1月14日 [[Ari Zirulnik]] and [[Jenna Helland]]著)
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/planeswalkers-guide-kaldheim-part-2-2021-01-14 Planeswalker's Guide to Kaldheim, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0034720/ プレインズウォーカーのためのカルドハイム案内 その2](Feature [[2021年]]1月14日 [[Ari Zirulnik]] and [[Jenna Helland]]著)
  
 
==参考==
 
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*[[ドワーフ]]([[クリーチャー・タイプ]])
 
*[[ドワーフ]]([[クリーチャー・タイプ]])
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]

2021年1月22日 (金) 05:37時点における版

ドワーフ/Dwarfは人型種族の一つ。様々な次元/Planeに棲息する。

目次

ドミナリア

ドミナリア/Dominariaのドワーフの有名な生息地は、サーペイディア/Sarpadia大陸のCrimson Peaksサーペイディア山脈/Sarpadian Mountainsオタリア/Otaria大陸のパーディック山脈/Pardic Mountainsなど。

サーペイディアでは都市群が文明を築いていたが、オーク/Orcゴブリン/Goblin連合軍によって滅亡した。

カラデシュ

カラデシュ/Kaladeshのドワーフは、自分たちの高品質な創造物を誇りに思っており、それを我が子のように語ることもしばしばである。ドワーフはカラデシュの休みなき働き手であり、霊気循環/The Aether Cycleの第三段階、建造/Buildを体現している。彼らは職人技にうるさく、機械の革新性よりも耐久性を重視する。

性格

カラデシュの職人にとって、装置の美しさは装置の機能とほとんど同じくらい重要だ。とはいえ、芸術家が異なれば美しさの定義も異なる。そしてほとんどのドワーフにとって、美しさの最高の印とは品質だ。耐久性のある機械ほど美しいものはない――何年経っても、最小限のメンテナンスだけで完璧に機能する機械だ。

ドワーフは怠惰や近道といったものを理解できない。機械がいつでもスムーズに動かなければならないのと全く同じように、職人も着実かつ慎重に働くべきだと考えている。ドワーフは労働倫理に誇りを持っており、自分たちの仕事の質を損なうような態度や振舞いは何であれ忌み嫌う。彼らは迅速というよりも徹底的であり、ドワーフの作品は完成までに時間がかかるかもしれないが、その品質は時間をかけるだけの価値がある。為さねばならぬ仕事があるなら、ドワーフはそれが正確に為されることを見届けるだろう。そしてドワーフが機械を修理する場合、それは作られたばかりのときより良くなるとは言わないまでも、そのときと同じように動作するだろう――そしてそれが続くだろう。

他種族の人々の中には、ドワーフは全く恐怖を知らないという評判がある。これは主に、高層建築物に登ったり、飛空船の下部にぶら下がったりして働いている姿がよく見られるからだ。もっとも、ドワーフは向こう見ずなどでは全くなく、どんなものであれ危険の可能性がある状況に身を置く場合は、しっかりとした安全装置を定位置に設置し、如何なる事故をも避けるべく徹底的に準備して臨む。命綱、足場、その他の製作物の品質に対する揺るぎない信頼により、ドワーフは落下を恐れる必要がない。

政治的立場

ドワーフは仕事のある場所に引き寄せられる。したがって多くのドワーフは領事府/The Consulateを、汲めども尽きぬ仕事の機会の泉として高く評価している。一方で領事府の側もドワーフを、建造とメンテナンスに対する勤勉で完璧主義的な取り組みから高く評価している。結果として、ドワーフは領事府政府のあらゆる階層で雇用されている。これには領事そのものである啓発の守り手/The Enlightened Keepersの代表者も含まれる。ドワーフの建設官は都市の機構をスムーズに動かし続け、ドワーフの執行官は財産を保護し、平和を維持する助けとなる。ただし、ほとんどのドワーフを領事府と結びつけているのは、素晴らしいものを作れる可能性であって、如何なる哲学的傾向でもない。

ドワーフは一般的に政治には惹かれない。だが一部のドワーフは、領事府の鋳造所で行われた、彼らの目には杜撰な建造に映るものに異を唱える。領事府の努力の規模での大量生産は、真の職人技の理想への侮辱であると彼らは主張しており、このような侮辱に対して特に立腹した者は、時に改革派/Renegadeに与することがある。

重要人物

エルドレイン

エルドレイン/Eldraineのドワーフは、フェイ属/The fair folkと総称される僻境/The Wildsの魔法生物の一種で、勤勉と自立を重んじる、働き者の職人だ。彼らは鉱夫や宝石商で、天然資源の管理はドワーフ社会の重要な側面となっている。ドワーフは掘り出した鉱石から精巧な宝飾品や頑丈な武器を作る。時には、見つけたものを王国/The Realmの宮廷に売ることもある。ドワーフは自分たちが作るものに誇りを持ち、仕事の尊厳を重んじる。

ほとんどのドワーフは、個人個人が自分の面倒を見て自分の役目を果たすことを高く評価しているが、最終的には数の力を好む。ドワーフは通常、鉱床の権利を所有する固く結ばれた家族集団で暮らすことを選ぶ。黄金の鉱脈やサファイアの洞窟それぞれが、異なる氏族のドワーフによって管理されている。ドワーフの家は地下にあり、巨大な結晶や宝石を彫り抜いて作られており、天然光源からは遠く離れている。これまでにドワーフの巣穴の内部を覗いたことのある人間はいないが、噂によれば、地下の住居は巨岩ほどもあるルビーやエメラルドを彫り抜いたものであるという。

ドワーフの大多数は人間の宮廷の階級制度や息苦しさを嫌い、僻境で暮らすことを好む。だが少数のドワーフ個人にとって、宮廷エンバレス/Emberethの恐れ知らずの友情は魅力的に映る。このようなドワーフは、自らの氏族が重んじる自立心に衝き動かされ、時に荷物をまとめて何年間も故郷を離れ、燃焦苑/The Burning Yardでの競技に挑む。彼らはドワーフが鍛えた鎧や武器を持参していることも多く、それらは戦闘で優位性をもたらす。

重要人物
  • トーブラン/Torbran - 氏族の一つ、朱地洞/Red Fellの族長/Thane。男性。若い頃にエンバレスで騎士号を獲得しかけたことがある。

カルドハイム

カルドハイム/Kaldheimのドワーフは領界/Realmの一つ、アクスガルド/Axgardに住まう。あらゆる領界において、ドワーフは二つのことで名高い。完璧な武器と、絶妙な物語の朗誦だ。彼らは情熱的な創造力を持ち、その職人技を絶えず上達させることへの飽くなき憧れを抱いている。彼らは最も鋭い剣、最も美しい宝飾品、最も硬い鎖を作ることを目指している――そして歌と物語の中で、自らの行いが不朽のものとなることも目指している。彼らは長持ちするものを作ろうとする。世界に自分の印を遺し、将来の世代が自分のことを覚えていてくれるように。

ドワーフ社会は、八の扉の都/The City of Eight Doorsと呼ばれる地下都市のいくつかの区画に集まって広がる、緩く結ばれた氏族の形を取る。異なる氏族は異なる職人技を専門としており、充分平和的に共存してはいるが、同時に強い競争心を持っているため、時に対立することもある。

戦士と職人

ドワーフにとって、戦士と熟練の職人は同一のものだ。戦闘の技術と創造の技術は、集中、忍耐、絶え間ない自己研鑽の同じ原理から引き出される。に属するドワーフとに属するドワーフはこの手順に対して異なる取り組み方をするが、職人技の完成度はどちらにとっても等しく重要だ。

赤に属するドワーフの戦士職人は、野生的な閃きを爆発させる傾向にあり、現行の計画に夢中になりやすい。彼らは驚異的な力そのものを活かす武器を作る――叩けば大地を割る鎚、一振りで鎧を融かす灼熱の剣、焼けつく稲妻の軌跡を残す投げ槍などだ。

白に属するドワーフの戦士職人は、整然としていて綿密だ。彼らは規律ある手順に従い、赤の同胞よりも細かく微妙な作業を行うことができる。美しい宝飾品、着ると透明になる鎧、狼の涙から鋳造された鎖は、白に属するドワーフの製作物のいくつかの例だ。戦闘中の彼らは、鋳造中と全く同様に正確で注意深い。

象徴的な武器

ドワーフの職人は皆、若い時期を一つの武器の鋳造に捧げ、それにルーンの魔法を吹き込み、生涯持ち歩く準備をする。このような武器は作り手の誇りと喜びであり、多くのドワーフが服や鎧をその武器に似合うように設える。ドワーフは百歳の誕生日、成人となる日に、その武器を人前に出し、その素晴らしい創造物に基づいた新たな姓を公表する。持ち主を象徴する武器から着想を得たドワーフの姓の例としては、「黄金杖/Goldstaff」「煌めく鎚/Hammershine」「炎盾/Fireshield」などがある。

最終戦争

ある未完の英雄譚は、八の扉の都が滅亡に瀕すると予言している。液体の金が無尽蔵に湧き出す黄金口の裂け目/The Goldmaw Chasmに惹かれてアクスガルドにやってくる星界/The Cosmos巨人黄金食らい/The Goldeaterによるものだ。ドワーフの戦士は皆、戦闘訓練中にこの最終戦争の予言を念頭に置いており、そのことは彼らを可能なかぎり最高の戦士になろうという気持ちにさせる。ほとんどのドワーフが思い描いている――自分が黄金食らいにとどめの一撃を与え、都を救い、そして英雄譚の最終章に名を遺す未来を。

スカルド/Skald

ドワーフの聖職者スカルド/Skaldはドワーフ社会で特別な地位を占めている。物語の主たる語り部として、そしてドワーフに自分たちが何者であるかを思い出させる、英雄譚と寓話の書庫として。ドワーフは歴史を文字として遺すことをしないので、語り部は無数の世代に受け継がれてきた、入り組んだ口伝の伝承の担い手だ。スカルドはどこのドワーフの共同体でも歓迎され、必ず賓客としての扱いを受ける。

詠唱者/Chanterは、過去の行いを思い出させ、今日のドワーフにそれと同じような英雄的行為を促すことを第一の役割とするスカルドだ。彼らは英雄の物語を語ることで、新たな英雄を生む助けとなる。正義と共同の物語を語ることで、共同体の絆と正義への献身を強くするのだ。

戦のスカルド/Battle skaldは、戦から凱旋し、戦とその戦の英雄の物語を語ることで得られる称号だ。彼らの役割は、現代の英雄的行為と偉業達成の物語を集めることだ。彼らはその勇気と語り部としての能力から、あちこちの領界で敬われており、記念的な偉業の証人となってもらうため、冒険者に、あるいは神々にさえも同行することがしばしばである。ブレタガルド/Bretagard人間氏族、タスケーリ/The Tuskeriの間には人気のある言い回しがある。「スカルドが見届けて初めて偉業は真実となる」というものだ。

  • skaldとは、スカルド詩と呼ばれる韻文詩を詠む詩人のこと。9世紀から13世紀頃の北欧に存在した。

関連ページ

カラデシュ
エルドレイン
カルドハイム

参考

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