力の具現、ジローサ/Zilortha, Strength Incarnate
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ジローサ自身も5マナにして実質7/7と高い[[マナレシオ]]を持ち、クリーチャーとしての性能は上々と言える。ただしパワーと比べるとタフネスは[[打点]]に貢献しないために高く設定されやすく、それをひっくり返すことでマナレシオを破壊するドランと比べると、パワーが高いクリーチャーにタフネスへの[[修整]]を与えるようなジローサの能力はゲームに与える影響力は弱い。パワー0のクリーチャーを除去できるわけでもないため、[[構築]]で使うには即効性のなさが弱点となるか。 | ジローサ自身も5マナにして実質7/7と高い[[マナレシオ]]を持ち、クリーチャーとしての性能は上々と言える。ただしパワーと比べるとタフネスは[[打点]]に貢献しないために高く設定されやすく、それをひっくり返すことでマナレシオを破壊するドランと比べると、パワーが高いクリーチャーにタフネスへの[[修整]]を与えるようなジローサの能力はゲームに与える影響力は弱い。パワー0のクリーチャーを除去できるわけでもないため、[[構築]]で使うには即効性のなさが弱点となるか。 | ||
− | *[[マジック:ザ・ギャザリング]]の[[カード]]としての[[カード名]] | + | *[[マジック:ザ・ギャザリング]]の[[カード]]としての[[カード名]]は設定してあるが、実物カードは[[イコリア:巨獣の棲処#ゴジラシリーズ・カード/Godzilla Series Monster card|ゴジラシリーズ・カード]]の'''怪獣王、ゴジラ'''/''Godzilla, King of the Monsters''としてしか存在しないゴジラの[[コラボレーション]]・カード({{Gatherer|id=482529}})。そのため、ジローサは[[伝説のクリーチャー]]でありながら、初出時点では([[恐竜]]であるらしいことを除き)容姿や設定など一切のことが不明という珍しいキャラクターだった。ジローサとしての[[イラスト]]は存在していることが明かされていたが<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033987/ こぼれ話:『イコリア』]([[Making Magic]] 2020年5月11日)</ref>、[[MTGアリーナ]]の[[2021年]]12月のアップデート時に晴れて実装され、その姿と[[フレイバー・テキスト]]が拝めるようになった。 |
+ | {{フレイバーテキスト|「それの弱点を見抜いたつもりでいる者が多くいた。彼らは皆、死んだ。」|[[疫病をもたらす者、ケルシン/Kelsien, the Plague#ストーリー|疫病をもたらす者、ケルシン]]}} | ||
==ルール== | ==ルール== |
2022年2月2日 (水) 17:06時点における版
Zilortha, Strength Incarnate / 力の具現、ジローサ (3)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー — 恐竜(Dinosaur)
伝説のクリーチャー — 恐竜(Dinosaur)
トランプル
あなたがコントロールしているクリーチャーが致死ダメージを受けたかどうかは、それのタフネスではなくパワーで計算する。
イコリア:巨獣の棲処のBOX特典カード。あなたのクリーチャーの致死ダメージの計算にタフネスの代わりにパワーの値を参照するようにする伝説の恐竜。
逆包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Towerとでも言うべき独特の能力を持つ。クリーチャーがパワーの値に等しい正方のP/Tを持つようなイメージで、頭でっかちなクリーチャーが一転してタフになる。詳細は下記#ルールを参照。
ジローサ自身も5マナにして実質7/7と高いマナレシオを持ち、クリーチャーとしての性能は上々と言える。ただしパワーと比べるとタフネスは打点に貢献しないために高く設定されやすく、それをひっくり返すことでマナレシオを破壊するドランと比べると、パワーが高いクリーチャーにタフネスへの修整を与えるようなジローサの能力はゲームに与える影響力は弱い。パワー0のクリーチャーを除去できるわけでもないため、構築で使うには即効性のなさが弱点となるか。
- マジック:ザ・ギャザリングのカードとしてのカード名は設定してあるが、実物カードはゴジラシリーズ・カードの怪獣王、ゴジラ/Godzilla, King of the Monstersとしてしか存在しないゴジラのコラボレーション・カード(イラスト)。そのため、ジローサは伝説のクリーチャーでありながら、初出時点では(恐竜であるらしいことを除き)容姿や設定など一切のことが不明という珍しいキャラクターだった。ジローサとしてのイラストは存在していることが明かされていたが[1]、MTGアリーナの2021年12月のアップデート時に晴れて実装され、その姿とフレイバー・テキストが拝めるようになった。
「それの弱点を見抜いたつもりでいる者が多くいた。彼らは皆、死んだ。」
ルール
- カード名
- このカードのカード名は「力の具現、ジローサ/Zilortha, Strength Incarnate」である。「怪獣王、ゴジラ/Godzilla, King of the Monsters」ではなく、2つのカード名を持つわけでもない。
- 致死ダメージの扱いを変更する能力
- あなたがコントロールするクリーチャーについて、ルールや効果が致死ダメージの計算を必要とするなら、タフネスの代わりにパワーの値を用いる。
- 例1:P/Tが3/2のクリーチャーが2点のダメージを負っても何も起こらない。3点以上のダメージを負ったなら、それは状況起因処理により破壊される。
- 例2:トランプルを持つ6/6のクリーチャーがあなたを攻撃し、それをダメージを負っていない3/2のクリーチャー1体でブロックした。対戦相手はそのクリーチャーに3点のダメージを割り振ることで、あなたに3点のダメージを与えることができる。
- 例3:3/2のクリーチャーに炎の氾濫/Flame Spillを撃たれたなら、クリーチャーは3点、あなたは1点のダメージを受ける。これはイコリア:巨獣の棲処のリリースノート[2]から書かれていたが、当時の総合ルール更新では余剰のダメージと致死ダメージは関連していないルールだったため、基本セット2021の総合ルール更新まではルールでフォローされていない状態だった[3]。
- タフネスが0以下であるクリーチャーは、状況起因処理により墓地に置かれる(CR:704.5f)。これはジローサの能力が影響を与える「ダメージによる破壊(CR:704.5g)」ではないため、ジローサが戦場に出ていても通常通りに処理される。
- パワーが0以下であるクリーチャーはそれだけでは墓地に置かれることはない。ダメージを負っている場合、状況起因処理により破壊される(CR:704.5g)。
- クリーチャーに与えられたダメージは、クリンナップ・ステップに取り除かれるまでそれが負ったままである。ジローサが戦場に出るか戦場を離れることで、それまで致死ダメージでなかったものが致死ダメージになることがある。
脚注
- ↑ こぼれ話:『イコリア』(Making Magic 2020年5月11日)
- ↑ Ikoria: Lair of Behemoths and Commander (2020 Edition) Release Notes/『イコリア:巨獣の棲処』リリースノート(Daily MTG 2020年4月10日)
- ↑ 『基本セット2021』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)(Daily MTG 2020年6月23日)
- ↑ @testing_box(認定ジャッジ運営の質問箱Twitter 2020年5月15日)
- ↑ @testing_box(認定ジャッジ運営の質問箱Twitter 2020年6月7日)