防衛
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(防衛(壁)にしかブロックされない系と朧宮の守り/Guardians of Oboroを追加。その他巨大戦車系の補完。2021年版カラーパイに対応。) |
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2022年5月14日 (土) 02:23時点における版
防衛(ぼうえい)/Defenderは、神河物語発売時に制定されたキーワード能力。これは常在型能力である。
防衛/Defender | |
---|---|
種別 | 常在型能力 |
登場セット | 多数 |
CR | CR:702.3 |
定義
防衛/Defenderを持つクリーチャーは攻撃に参加できない。
解説
クリーチャー(おもに壁)が持つペナルティ能力であり、それを持つクリーチャーに攻撃制限を課す。
これまでクリーチャー・タイプの壁に存在した「壁は攻撃に参加できない」のルールをキーワード化したものである。防衛の登場に伴い、壁のルールは廃止され、神河ブロックより前の霧衣の究極体/Mistform Ultimusを除くすべての壁はオラクル更新で防衛が与えられた。
常磐木能力として位置づけられており、防衛持ちの新種は(多くはないが)少しずつ増え続けている。
- これを持つクリーチャーは、同じステータスで防衛を持たないクリーチャーよりもマナ・コストが低めとなっている。
- 神河物語には防衛を持つクリーチャーはいなかったが、神河謀叛で、防衛を持つ壁でないクリーチャーが登場。その後はもう壁は登場しないかと思われたが、後に復活している。
- 防衛があっても条件付きで攻撃に参加できるカードも存在する。動く壁/Animate Wallのように防衛を「無視する」カード(防衛を持たないかのように扱うようにするカード)と、ガーゴイルの歩哨/Gargoyle Sentinelのように防衛を「失う」カードの2パターンが存在する。
- 防衛を持たないクリーチャーが一度攻撃クリーチャーになった後に防衛が与えられたとしても、その戦闘から取り除かれることはない。
- エルドラージ覚醒やラヴニカへの回帰ではテーマのひとつであり、防衛を参照するカードがいくつか登場。これにより、完全なペナルティ能力ではなく、プラスの側面も生まれた。以降も時折ではあるが防衛がプラスに働くカードが作られている。
- カラーパイとしては基本的にはどの色にも防衛はありうるが、理念的な意味でもっとも防御的な色である白に(2021年時点では青にも)多くなっている[1][2]。
参照カード
防衛を持つことを参照するカード(太字は防衛でなく壁限定参照)。防衛か壁を除去するカードはトンネル/Tunnelの項を参照。
- 動く壁/Animate Wall - 壁の攻撃を許可するオーラ。(リミテッド・エディション)
- ローリング・ストーンズ/Rolling Stones - 全体エンチャント版の動く壁。(ストロングホールド)
- 覚醒石のガーゴイル/Wakestone Gargoyle - 防衛を持つクリーチャーの攻撃を許可する能力。(ディセンション)
- 戦争売りの戦車/Warmonger's Chariot - 装備した防衛を持つクリーチャーの攻撃を許可する能力。(エルドラージ覚醒)
- 突撃陣形/Assault Formation - 防衛を持つクリーチャーの攻撃を許可する能力。(タルキール龍紀伝)
- 策略の龍、アルカデス/Arcades, the Strategist - 防衛を持つクリーチャーが出るたびに1枚ドローし、攻撃を許可し、それらはタフネスに等しい点数の戦闘ダメージを割り振る。(基本セット2019)
- 厳戒態勢/High Alert - 防衛を持つクリーチャーの攻撃を許可する能力。(ラヴニカの献身)
- 朧宮の守り/Guardians of Oboro - 改善された防衛を持つクリーチャーの攻撃を許可する能力。(神河:輝ける世界)
- 巨大戦車/Juggernaut - 壁によってはブロックされない。(リミテッド・エディション)
- 沼ネズミ/Bog Rats - 壁によってはブロックされない。(ザ・ダーク)
- Tower of Coireall - タップ能力で対象のクリーチャーを壁によってはブロックされなくする。(ザ・ダーク)
- Clockwork Swarm - 壁によってはブロックされない。(ホームランド)
- 塁壁を這うもの/Rampart Crawler - 壁によってはブロックされない。(メルカディアン・マスクス)
- オタリアの巨大戦車/Otarian Juggernaut - 壁によってはブロックされない。(オデッセイ)
- ゴブリンの鍵師/Goblin Locksmith - 攻撃するたび、防衛持ちではブロックできなくする能力。(ラヴニカのギルド)
- 塁壁潰し/Rampart Smasher - 壁と騎士によってはブロックされない。(エルドレインの王権)
- 50フィートのロープ/Fifty Feet of Rope - タップ能力で対象の壁をブロックできなくする。(フォーゴトン・レルム探訪)
- 扉を蹴り開ける/Kick in the Door - 対象のクリーチャーを壁によってはブロックされなくして速攻を与えるソーサリー。(フォーゴトン・レルム探訪)
- 不可視/Invisibility - 壁にしかブロックされなくするオーラ。(リミテッド・エディション)
- オームズ=バイ=ゴアの邪眼/Evil Eye of Orms-by-Gore - 壁にしかブロックされない。(レジェンド)
- エルフの騎手/Elven Riders - 壁か飛行持ちにしかブロックされない。(レジェンド)
- Flow of Maggots - 壁にしかブロックされない。(アイスエイジ)
- ジョーヴンの泥棒道具/Joven's Tools - 起動型能力で対象のクリーチャーを壁にしかブロックされなくする。(ホームランド)
- Varchild's Crusader - 起動型能力で壁にしかブロックされなくなるが、終了ステップに生け贄に捧げられる。(アライアンス)
- 不可視の外套/Cloak of Invisibility - 壁にしかブロックされなくなり、フェイジングを得るオーラ。(ミラージュ)
- 野良剣歯猫/Sabertooth Alley Cat - 起動型能力で防衛持ちにしかブロックされなくなる。 (ラヴニカ:ギルドの都)
- 浸透者の魔法印/Infiltrator's Magemark - エンチャントされたクリーチャーは防衛持ちにしかブロックされなくなる。(ギルドパクト)
- こそ泥の兜/Prowler's Helm - 壁にしかブロックされなくする装備品。(テーロス)
- ブリキ通りの身かわし/Tin Street Dodger - 起動型能力で防衛持ちにしかブロックされなくなる。 (ラヴニカの献身)
- 要塞化/Fortified Area - 壁に修整とバンドを与える。(レジェンド)
- Marble Priest - 壁限定寄せ餌/Lure能力。壁からこれへのダメージも全て軽減する。(レジェンド)
- Glyph of Life - 壁が受けたダメージを参照してライフ回復。(レジェンド)
- Glyph of Delusion - 壁がブロックしたクリーチャーを数ターンアンタップ制限。(レジェンド)
- Glyph of Doom - 壁がブロックしたクリーチャーを破壊。(レジェンド)
- Glyph of Destruction - 壁に+10/+0修整と受けるダメージを軽減。終了ステップに破壊。(レジェンド)
- Glyph of Reincarnation - 壁がブロックしたクリーチャーを破壊し墓地のクリーチャーと入れ替える。(レジェンド)
- 根囲いの壁/Wall of Mulch - 壁の生け贄を起動コストにドローする。(オンスロート)
- 落とし格子の蔦/Portcullis Vine - 防衛を持つクリーチャーの生け贄を起動コストにドローする。(ラヴニカのギルド)
- 境界線の隊長/Perimeter Captain - 防衛を持つクリーチャーがブロックに参加するたび2点のライフを得る。(ワールドウェイク)
- 断固たる盾持ち/Stalwart Shield-Bearers - 防衛を持つクリーチャーに修整を与える。(エルドラージ覚醒)
- 孔の歩哨/Vent Sentinel - 防衛を持つクリーチャーの数だけダメージを飛ばす能力。(エルドラージ覚醒)
- 門衛/Doorkeeper - 防衛を持つクリーチャーの数だけ切削する能力。(ラヴニカへの回帰)
- 火炎職人/Flamewright - 防衛を持つクリーチャーを生け贄に捧げ、ダメージを飛ばす能力。(コンスピラシー)
- 草茂る胸壁/Overgrown Battlement - 防衛を持つクリーチャーの数だけ緑マナを加える能力。(エルドラージ覚醒)
- 斧折りの守護者/Axebane Guardian - 防衛を持つクリーチャーの数だけ好きな色のマナを加える能力。(ラヴニカへの回帰)
- 聳えるタイタン/Towering Titan - 防衛を持つクリーチャーの生け贄を起動コストにトランプルを付与する。(Jumpstart)
脚注
- ↑ Mechanical Color Pie 2017/メカニズム的カラー・パイ 2017年版(Making Magic 2017年6月5日 Mark Rosewater著)
- ↑ Mechanical Color Pie 2021/メカニズム的カラー・パイ 2021年版(Making Magic 2021年10月18日 Mark Rosewater著)