深淵への覗き込み/Peer into the Abyss
提供：MTG Wiki
細 (ページの作成：「{{#card:Peer into the Abyss}} {{未評価|基本セット2021}} ==参考== *カード個別評価：基本セット2021 - レア」) |
(端数は切り上げるので「以下」を削除) |
||
| （9人の利用者による、間の14版が非表示） | |||
| 1行： | 1行： | ||
{{#card:Peer into the Abyss}} | {{#card:Peer into the Abyss}} | ||
| − | {{ | + | 大量[[引く|ドロー]]と大量[[ライフロス]]を同時に行う[[ソーサリー]]。[[古えの渇望/Ancient Craving]]の最[[上位種]]と言って良いだろう。 |
| + | |||
| + | この手の[[呪文]]は自身の[[カードアドバンテージ]]か[[対戦相手]]のライフを攻めるかを選べる柔軟性が売りのはずだが、ドロー[[カード]]として見た場合は引く枚数が過剰とも言え、一方でライフを攻める手段と見た場合はライフの半分しか減らせないと言うことで、どちら側で評価してもやや大振りすぎる感がある。 | ||
| + | |||
| + | そもそも7[[マナ]]のソーサリーという[[重い|重量級]]の呪文に求められるものを考えた場合、単純な[[アドバンテージ]]よりも[[コンボ]]的運用が見合っていると言える。たとえば[[スタンダード]]で同居している[[地獄界の夢/Underworld Dreams]]などの「カードを引く」が何らかの[[誘発条件]]となるカードと組み合わせれば、ほぼ[[１ショットキル]]が狙える。ただし[[対戦相手]]に潤沢な[[手札]]を与えるため、[[インスタント]]の[[火力]]で反撃されたりライフ[[回復]]でしのがれたりするリスクがあることには要注意。 | ||
| + | |||
| + | [[死体の花/Cadaverous Bloom]]との相性がいい。[[プロスブルーム]]なら7マナというのもたいした負担にはならない。 | ||
| + | |||
| + | [[リミテッド]]では基本的に[[ピック]]する価値があるカードではないが、[[テフェリーの後見/Teferi's Tutelage]]を取れているのであれば１ショットキルを狙ってみるのも一考。 | ||
| + | |||
| + | [[パイオニア]]では[[睡蓮の原野コンボ]]で採用される。膨大なマナを出せる[[コンボデッキ]]であるため相性が良い。9[[マナ]]ある状態で[[唱える|唱え]]、残りの2マナで[[睡蓮の原野/Lotus Field]]に[[見えざる糸/Hidden Strings]]を使うことでマナを増やし、大量の手札から勝利手段へと繋げるといった形で使用される。基本的には唱えた[[ターン]]に勝負がつくのでライフロスも[[手札の上限]]も気にならない。また、ややマイナーなデッキだが[[黒単信心]]でも上記の地獄界の夢コンボによる勝ち手段として採用される。 | ||
| + | |||
| + | *人によってはトラウマになるほどの、強烈に気持ち悪い{{Gatherer|id=486735}}も必見と言いたいところだが、閲覧注意。 | ||
| + | *[[フレイバーテキスト]]には[[ブレイズ/Braids]]が久々に登場している。時系列に囚われずカードを収録可能な[[基本セット]]ならではといえよう。 | ||
| + | ** ブレイズは[[基本セット2021]]から2年後の[[2022年]]発売の[[団結のドミナリア]]にてまさかの再登場を果たした。[[2018年]]発売の[[バトルボンド]]に収録の[[金切り声のノスリ/Screeching Buzzard]]と並び、このカードのフレイバーテキストは[[マジック]][[プレイヤー]]にブレイズの存在を思い出させる意図があったのかもしれない。 | ||
| + | {{フレイバーテキスト|「そんなに大げさにしないでよ。目が血を吹いて、耳から脳が流れ出してからが、正気を失うというものよ。」|狂気を招く者ブレイズ}} | ||
==参考== | ==参考== | ||
| + | *[[トリプルシンボルカード]] | ||
| + | *[[ライブラリー破壊カード]] | ||
*[[カード個別評価：基本セット2021]] - [[レア]] | *[[カード個別評価：基本セット2021]] - [[レア]] | ||
2022年10月10日 (月) 12:41時点における最新版
ソーサリー
プレイヤー１人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーにあるカードの枚数半分に等しい枚数のカードを引き、自分のライフの半分を失う。それぞれの端数は切り上げる。
大量ドローと大量ライフロスを同時に行うソーサリー。古えの渇望/Ancient Cravingの最上位種と言って良いだろう。
この手の呪文は自身のカードアドバンテージか対戦相手のライフを攻めるかを選べる柔軟性が売りのはずだが、ドローカードとして見た場合は引く枚数が過剰とも言え、一方でライフを攻める手段と見た場合はライフの半分しか減らせないと言うことで、どちら側で評価してもやや大振りすぎる感がある。
そもそも7マナのソーサリーという重量級の呪文に求められるものを考えた場合、単純なアドバンテージよりもコンボ的運用が見合っていると言える。たとえばスタンダードで同居している地獄界の夢/Underworld Dreamsなどの「カードを引く」が何らかの誘発条件となるカードと組み合わせれば、ほぼ１ショットキルが狙える。ただし対戦相手に潤沢な手札を与えるため、インスタントの火力で反撃されたりライフ回復でしのがれたりするリスクがあることには要注意。
死体の花/Cadaverous Bloomとの相性がいい。プロスブルームなら7マナというのもたいした負担にはならない。
リミテッドでは基本的にピックする価値があるカードではないが、テフェリーの後見/Teferi's Tutelageを取れているのであれば１ショットキルを狙ってみるのも一考。
パイオニアでは睡蓮の原野コンボで採用される。膨大なマナを出せるコンボデッキであるため相性が良い。9マナある状態で唱え、残りの2マナで睡蓮の原野/Lotus Fieldに見えざる糸/Hidden Stringsを使うことでマナを増やし、大量の手札から勝利手段へと繋げるといった形で使用される。基本的には唱えたターンに勝負がつくのでライフロスも手札の上限も気にならない。また、ややマイナーなデッキだが黒単信心でも上記の地獄界の夢コンボによる勝ち手段として採用される。
- 人によってはトラウマになるほどの、強烈に気持ち悪いイラストも必見と言いたいところだが、閲覧注意。
- フレイバーテキストにはブレイズ/Braidsが久々に登場している。時系列に囚われずカードを収録可能な基本セットならではといえよう。
「そんなに大げさにしないでよ。目が血を吹いて、耳から脳が流れ出してからが、正気を失うというものよ。」― 狂気を招く者ブレイズ
