アーボーグのラタドラビック/Ratadrabik of Urborg
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2023年4月13日 (木) 00:14時点における版
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) ウィザード(Wizard)
警戒、護法(2)
あなたがコントロールしていてこれでないすべてのゾンビ(Zombie)は警戒を持つ。
あなたがコントロールしていてこれでない伝説のクリーチャー1体が死亡するたび、伝説でないこととそれの他の色やタイプに加えて黒の2/2のゾンビであることを除き、そのクリーチャーのコピーであるトークン1つを生成する。
時のらせんブロックのフレイバー・テキスト初出のキャラクターが伝説のゾンビ・ウィザードとしてカード化。味方の伝説のクリーチャーが死亡すると伝説でない2/2ゾンビとして蘇らせる。
伝説のクリーチャーに除去耐性を持たせるだけでなく、それらがレジェンド・ルールにより墓地に置かれることにも反応してトークンを生成するので、手札で同じ伝説のクリーチャーがダブってしまった場合にも後続が出せる。スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thrabenを複数並べるなど、普段はできない動きも可能にしてくれる。ゾンビに警戒を与えるロードとしての側面も持つが、こちらは積極的に活用するというよりは、生成したトークンに与えられるおまけとして扱うことになるだろう。
登場時のスタンダードではラタドラビックを軸に据え、ほぼ伝説のクリーチャーのみで構成されたエスパーカラーのミッドレンジが組まれている。色の合う忘れられた大天使、リーサ/Liesa, Forgotten Archangelと並ぶと相互に耐性を付与でき、除去が非常に困難になる。
ファイレクシア:完全なる統一で共同魂の刃/Blade of Shared Soulsが登場し、燃え立つ空、軋賜/Atsushi, the Blazing Skyとの3枚無限コンボをキーカードに据えたラタブレードが作られDreamHack San Diego Showdownでベスト8に入る実績を残した。
リミテッドではうまく伝説のクリーチャーやゾンビと組み合わせられるとは限らないので扱いづらいが、一方で除去も貴重になるため、はまれば強力ではある。単体での性能は4マナ域としてギリギリのところだが、使い物にならないほどでもないので、シナジーするカードが数枚取れているなら上振れを狙うのもいいだろう。
- コピーカードと組み合わせることで能動的に伝説のクリーチャーを増やしていくのも有力。登場時のスタンダードで同居するカードはトラブルメーカー、ジャクシス/Jaxis, the Troublemakerが自身が伝説である点も含め良き相方となりうる。
- 不同の力線/Leyline of Singularityの存在下では(自身以外なら)どんなクリーチャーでも何度でも復活させることが可能。
ルール
- コピーを生成する能力
- この能力は死亡誘発なので、元のクリーチャーの死亡する直前の状態をコピーする。墓地にある時の特性ではない。
- コピーが伝説でなく2/2で黒のゾンビでもあることは、コピー可能な値である(コピー効果の一部であるため)。
- これ自身は生成されないが、2枚目を出せば1枚目の効果でコピーを生成できるため、複数枚あっても腐る事はない。
- その他、コピーに関する基本的な事項はコピーおよびコピー可能な値を参照のこと。
関連カード
サイクル
- 偏執的な援護者、ステン/Stenn, Paranoid Partisan (白青)
- アーボーグのラタドラビック/Ratadrabik of Urborg (白黒)
- 復活したアーテイ/Ertai Resurrected (青黒)
- 老いざる革新者、ジョイラ/Jhoira, Ageless Innovator (青赤)
- 爪のライヴァズ/Rivaz of the Claw (黒赤)
- 太古の番人、ネマタ/Nemata, Primeval Warden (黒緑)
- 古代学者、メリア/Meria, Scholar of Antiquity (赤緑)
- 刃を持つ者、アスター/Astor, Bearer of Blades (赤白)
- 国王ダリアン四十八世/King Darien XLVIII (緑白)
- 陽気な呪文盗み、アイヴィー/Ivy, Gleeful Spellthief (緑青)
ストーリー
ラタドラビック/Ratadrabikはドミナリア/Dominariaのアーボーグ/Urborgに住まうリッチ/Lichの屍術師/Necromancer。男性(イラスト)。
ドラルヌ/Dralnu、ネビニラル/Nevinyrral、ジョス・ヴェス/Josu Vess……多くの強大なリッチ達が(真の意味で)死んだ。だが偉大なるラタドラビックは彼らの誰よりも長く生き残っている。彼はアーボーグの沼地に座す崩れかけの城から、あらゆる終末が到来しては過ぎ去る光景を見てきた。もはやドミナリアに彼と同等の屍術師は残っていない……恐らく、あのお節介な霊媒師のモイラ/Moiraを除けば。奴はアーボーグの死者達を、正当な主人に仕えさせるのではなく暴走させようとしているようだ。ラタドラビックがその気になれば、彼こそがアーボーグ最後にして最大の権力者となるだろう。
登場
フレイバー・テキストに登場
- 時のらせん
- 小悪疫/Smallpox
- 次元の混乱
- 背びれクーサイト/Ridged Kusite
- 未来予知
- 下僕の呟き/Minions' Murmurs
- ドミナリア
- 闇の取り引き/Dark Bargain
登場記事・登場作品
- The Legends You'll Find in Dominaria United/『団結のドミナリア』にて待ち受ける伝説たち(Feature 2022年9月1日 Roy Graham著)