猪の祟神、イルハグ/Ilharg, the Raze-Boar

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(過剰な表現を整理)
 
(6人の利用者による、間の10版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Ilharg, the Raze-Boar}}
 
{{#card:Ilharg, the Raze-Boar}}
  
[[グルール一族/The Gruul Clans]]に崇められる[[]][[神]]。[[攻撃]]するたびに[[手札]]の[[クリーチャー]]・[[カード]]を一時的に攻撃に参加させる[[能力]]を持つ。
+
[[グルール一族/The Gruul Clans]]に崇められる[[伝説の]][[]]・[[]]
  
5[[マナ]]6/6[[トランプル]]に復帰能力が付いた優秀な本体性能の時点で[[ファッティ]]として及第点。[[速攻]][[暴動]]を付与すればすぐ大型トランプルが襲い掛かりつつ手札から二の矢が飛び出す。能力の特性上、単純に巨大であったり[[ETB]]能力持ちなクリーチャーとの相性がよい。[[伝説]]なので2枚目を矢玉として投げる事が出来ないのは見逃せない弱点。
+
5[[マナ]]6/6[[トランプル]]の基本性能に、復帰[[能力]][[踏み倒し]]能力を持つ。打撃力と息切れ耐性を持った[[ビートダウンデッキ|ビートダウン]]向けの[[クリーチャー]][[打点]]に関しては、より確実に[[ダメージ]]を通せる[[フライヤー]]など同[[マナ]]域に競合するカードが多いため、採用するのであれば踏み倒し能力を活かしたい。[[攻撃している状態で戦場に出る]]ため[[ファッティ]]で一気に打点を引き上げる、[[終了ステップ|ターン終了時]]に手札に戻ることを活かして[[ETB]]能力持ちを使い回すといった用途が考えられる。
  
[[戦場]]に出した後に攻撃や手札まで要求が多いこの手のファッティは扱いづらいのが常だが、[[永遠神ロナス/God-Eternal Rhonas]][[原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger]]といった他の[[フィニッシャー]]と併用するだけで前者17点、後者18点という試合が決まりかねないシュート気味の圧力をかけられるため狙う価値は十分ある。優秀な復帰能力に加え[[野生の律動/Rhythm of the Wild]]や[[混沌をもたらす者、ドムリ/Domri, Chaos Bringer]]といったサポートがスタンダードに豊富な事もあり、ピーキーさはさほどでもなく[[スタンダード]]レベルなら現実的に決まる範囲。
+
とはいえ[[構築]]をイルハグに寄せると、イルハグを引けない時や対処された時に[[デッキ]]が機能不全になりがちのが悩ましいところ。なお、イルハグ自身は[[伝説のクリーチャー]]なので、手札でダブついている2枚目は基本的に出せないことに注意。復帰能力のおかげで除去に備えて手札に確保しておく必要性も少ないので[[ルーター|かき回し]]などで別のカードに代えたい。
 +
 
 +
*[[永遠神ロナス/God-Eternal Rhonas]]を踏み倒せれば16点、[[ヴェリュス山の恐怖/Terror of Mount Velus]]なら22点で即死である。[[スタンダード]]でも[[野生の律動/Rhythm of the Wild]]や[[青銅血のパーフォロス/Purphoros, Bronze-Blooded]][[速攻]]を持たせるロマンコンボが組める。
 +
 
 +
*[[サイクル]]共通の[[死亡]]するか戦場から[[追放]]されたときの能力については[[神 (灯争大戦)#死亡/追放誘発能力と対策]]を参照。
  
 
==ルール==
 
==ルール==
 
*[[攻撃]]したときの[[誘発型能力]]は[[攻撃している状態で戦場に出る]]を参照。
 
*[[攻撃]]したときの[[誘発型能力]]は[[攻撃している状態で戦場に出る]]を参照。
*攻撃したときの誘発型能力で戦場に出したクリーチャーが[[戦場]]を離れた場合、それは[[手札]]に戻ることはない。
+
*攻撃したときの誘発型能力で戦場に出したクリーチャーが[[戦場を離れる|戦場を離れた]]場合、それは[[手札]]に戻ることはない。
*[[死亡]]するか戦場から[[追放]]されたときの能力の[[解決]]時に[[あなた]]の[[ライブラリー]]が1枚以下だった場合、[[ライブラリーの一番下]]に置く。
+
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
 
===サイクル===
 
===サイクル===
 
{{サイクル/灯争大戦の神}}
 
{{サイクル/灯争大戦の神}}
 +
 +
==開発秘話==
 +
イルハグに永遠神と同じ能力を持たせるかどうかについては議論があり、神でなく[[アバター]]とすることさえも検討されたが、最終的には同じ能力を持つことになった。また固有の能力は当初、単にクリーチャーを手札から戦場に出すものだったが、それは[[赤]]よりも[[緑]]に近い[[効果]]であったため、手札に戻すテキストが追加された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/play-design/m-files-war-spark-monocolor-2019-05-03 M-files: War of the Spark – Monocolor]/[https://mtg-jp.com/reading/pd/0032522/ Mファイル『灯争大戦』編・単色](Play Design [[2019年]]5月3日 [[Dan Musser]]著)</ref>。
  
 
==ストーリー==
 
==ストーリー==
20行: 26行:
  
 
詳細は[[イルハグ/Ilharg]]を参照。
 
詳細は[[イルハグ/Ilharg]]を参照。
 +
 +
==脚注==
 +
<references />
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:灯争大戦]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:灯争大戦]] - [[神話レア]]
 +
*[[カード個別評価:ラヴニカ・リマスター]] - [[神話レア]]
 +
*[[Secret Lair Drop Series/2021年#Monster Anatomy 101|Secret Lair Drop Series: Monster Anatomy 101]]
 
__NOTOC__
 
__NOTOC__

2023年12月24日 (日) 00:27時点における最新版


Ilharg, the Raze-Boar / 猪の祟神、イルハグ (3)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー — 猪(Boar) 神(God)

トランプル
猪の祟神、イルハグが攻撃するたび、あなたはあなたの手札からクリーチャー・カード1枚を、タップ状態で攻撃している状態で戦場に出してもよい。次の終了ステップの開始時に、そのクリーチャーをあなたの手札に戻す。
猪の祟神、イルハグが死亡するか戦場から追放領域に置かれたとき、あなたはこれをオーナーのライブラリーの一番上から3枚目に置いてもよい。

6/6

グルール一族/The Gruul Clansに崇められる伝説の

5マナ6/6トランプルの基本性能に、復帰能力踏み倒し能力を持つ。打撃力と息切れ耐性を持ったビートダウン向けのクリーチャー打点に関しては、より確実にダメージを通せるフライヤーなど同マナ域に競合するカードが多いため、採用するのであれば踏み倒し能力を活かしたい。攻撃している状態で戦場に出るためファッティで一気に打点を引き上げる、ターン終了時に手札に戻ることを活かしてETB能力持ちを使い回すといった用途が考えられる。

とはいえ構築をイルハグに寄せると、イルハグを引けない時や対処された時にデッキが機能不全になりがちのが悩ましいところ。なお、イルハグ自身は伝説のクリーチャーなので、手札でダブついている2枚目は基本的に出せないことに注意。復帰能力のおかげで除去に備えて手札に確保しておく必要性も少ないのでかき回しなどで別のカードに代えたい。

[編集] ルール

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

灯争大戦サイクル。いずれも神話レア伝説のクリーチャーで、戦場から墓地追放領域に置かれたときにライブラリーの一番上から3枚目に戻る誘発型能力を持つ。

猪の祟神、イルハグ以外はゾンビで、ニコル・ボーラス/Nicol Bolasの配下となったアモンケット/Amonkhet神々を表している。

[編集] 開発秘話

イルハグに永遠神と同じ能力を持たせるかどうかについては議論があり、神でなくアバターとすることさえも検討されたが、最終的には同じ能力を持つことになった。また固有の能力は当初、単にクリーチャーを手札から戦場に出すものだったが、それはよりもに近い効果であったため、手札に戻すテキストが追加された[1]

[編集] ストーリー

イルハグ/Ilhargラヴニカ/Ravnicaの地下深くで眠るとされるグルール一族/The Gruul Clansザル=ター族/Zhur-Taa clanに崇拝されている。

詳細はイルハグ/Ilhargを参照。

[編集] 脚注

  1. M-files: War of the Spark – Monocolor/Mファイル『灯争大戦』編・単色(Play Design 2019年5月3日 Dan Musser著)

[編集] 参考

MOBILE