野生の律動/Rhythm of the Wild
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2024年10月19日 (土) 14:30時点における最新版
エンチャント
あなたがコントロールしているクリーチャー呪文は打ち消されない。
あなたがコントロールしていてトークンでないクリーチャーは暴動を持つ。(それらは+1/+1カウンター1個か速攻のうち、あなたが選んだ1つを持った状態で戦場に出る。)
クリーチャー呪文を打ち消されなくすると同時に、トークン以外の自軍に暴動を持たせる赤緑のエンチャント。
赤緑3マナで実質的に速攻を付与できる機能を持つなど、かのヤヴィマヤの火/Fires of Yavimayaを彷彿とさせるカード。こちらは重ねれば重ねるほどより凶悪になっていくうえ、元から速攻を持つクリーチャーも恩恵を受けられるようになっており、ヤヴィマヤの火以上に無駄になりにくくなっている。テンポアップ・パワーアップによって決着が数ターン分早まる効果も大きいが、タフネスが増えることで火力による除去に耐性が付く効果もあり、除去を軽い火力に頼り切ったデッキに対しても良く効く。
打ち消されなくなる効果もコントロールデッキやクロック・パーミッションにはよく刺さり、こちらの展開を確実なものにしつつ相手の手札を腐らせてくれる。
スタンダードでは往年のファイアーズよろしくラノワールのエルフ/Llanowar Elves経由で2ターン目に唱えられる早さがウリ。赤緑絡みのビートダウンデッキで採用されている。ただし当時と違い極楽鳥/Birds of Paradiseはいないため、2ターン目に安定して出すことは難しいことに注意。
リミテッドでも単純に自軍クリーチャーを一回りサイズアップさせられるため強力。隙をついて速攻クリーチャーの攻撃をねじ込むことも可能になり、戦術の幅も広がる。ギルド魔道士のようなタップ能力持ちに1ターン早く仕事をさせられるのも嬉しい。
- 速攻を付与するカードの亜種は熱情/Fervorを参照。
- クリーチャー呪文を打ち消されなくするカードの亜種はガイアの伝令/Gaea's Heraldを参照。
[編集] ルール
- 1体のクリーチャーが複数の暴動を持つ場合、それらすべてが機能する。
- クリーチャーが戦場に出たあとに野生の律動が戦場を離れて暴動を失っても、+1/+1カウンターや速攻が失われることはない。
- 野生の律動より先に戦場に出ていたクリーチャーも暴動を持つが、すでに戦場に出ているのでそれが機能することはない。
- 機能しないとはいえ暴動能力を持っているのは確かなので、ムラガンダの印刻/Muraganda Petroglyphsの修整は受けられなくなる。
- 戦場に出るクリーチャーが野生の律動による暴動を適用できるのは、戦場に出る際の置換効果の適用を考える際、パーマネントが戦場に出た時点でとるであろう特性を見るからである(CR:614.12)。ここで考慮される特性は実際に戦場に出た後の特性とはずれることもある。
- 野生の律動と同時に戦場に出るクリーチャーは、暴動を持たず適用できない。
- 元がクリーチャーでないカードがクリーチャーとして戦場に出ようとする場合も、それは暴動を持つ。鏡細工/Mirrormadeがアーティファクト・クリーチャーやクリーチャー・エンチャントをコピーしたり、予示、屋敷の踊り/Dance of the Manseによってアーティファクトやエンチャントがクリーチャーとして戦場に出る際、それは暴動を持つことになり適用できる。
- 神 (テーロス・ブロック)が戦場に出る際、それが戦場に出ることによってちょうど信心を達成する場合、置換効果を考える際の特性は自身の能力は考慮されるがまだ戦場に存在していない自身の信心はカウントされない。よってそれはクリーチャーでは無いことになるので、暴動を持たず適用できない。
[編集] ストーリー
ドムリ・ラーデ/Domri Radeが猪の群れとともにラヴニカ/Ravnicaの都市に突撃した様子が描かれている(イラスト)。グルール一族/The Gruul Clansの者にとっては、猪の祟神イルハグ/Ilhargの帰還を思わせる光景として映ったようだ。
思いもよらぬドムリの台頭を、猪の祟神イルハグの帰還の前触れだと考える者もいた。