アンコモン

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'''アンコモン'''''Uncommon'')は[[レア]]と[[コモン]]の間にある[[稀少度]]、またその稀少度に属するカードのことである。
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'''アンコモン'''(''Uncommon'')とは、[[レア]]と[[コモン]]の間にある[[稀少度]]、またその稀少度に属するカードのことである。
  
== 概要 ==
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==概要==
基本的に15枚入りの[[ブースターパック]]1つにつき3枚封入されており、[[エキスパンション・シンボル]]の色は銀である。
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[[エキスパンション・シンボル]]の色は{{Gatherer|id=490762|銀}}。[[新枠#基本セット2015以降のカード枠|基本セット2015以降のカード枠]]における稀少度の略号は「U」。原則として、14枚入りのプレイ・ブースター1つにつき3枚封入されている。15枚入りの[[ドラフト・ブースター]]でも同様の封入枚数であった。
  
== アンコモンの基準 ==
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中間的な[[稀少度]]であるため、「やや複雑」な能力を持ったカードや、中途半端なカード、使い所の難しいカードなどが多い。そのため、[[シングルカード]]価格が高騰するカードと凋落するカードの落差が激しい。
中間的な[[稀少度]]であるため、「やや複雑」な能力を持ったカードや、中途半端なカード、使い所の難しいカードなどが多い。そのため、価値が高騰するカードと凋落するカードの落差が激しい。
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また、[[X火力]]など[[リミテッド]]への影響が大きいものや、[[色対策カード]]の多くはこの稀少度に含まれる。
 
また、[[X火力]]など[[リミテッド]]への影響が大きいものや、[[色対策カード]]の多くはこの稀少度に含まれる。
  
== レアリティの変更 ==
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[[2013年]]の[[テーロス]]以降、ほとんどの[[セット]]では各2[[色の組み合わせ]]ごとに、その色の組み合わせの[[ブースター・ドラフト|ドラフト]]・[[アーキタイプ]]を示す([[基柱カード]]となる)[[サイクル]]がこの稀少度に収録されている。これらは[[開発部]]用語で[[指針アンコモン]]と呼ばれている。
現在のパワーバランスや以前の活躍を考慮して、過去のレアやコモンが、アンコモンへ移行することもある。例として以下のカードがある。
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*[[大天使/Archangel]](レアからアンコモンに移行)
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*ドラフト・ブースターにおいては、1[[カード・セット|セット]]ごとの種類数はアンコモンよりコモンの方が多かった。プレイ・ブースターではコモン専用の[[スロット]]が減ったため種類数は逆転しているが、パックからコモン/アンコモンの特定のカードが出る比率はドラフト・ブースターとほぼ変わらない。
*[[怨恨/Rancor]](コモンからアンコモンへ移行)
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*[[火の玉/Fireball]](コモンからアンコモンへ移行)
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また、逆に過去のアンコモンが、レアやコモンへ移行することもある。例として以下のカードがある。
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==稀少度の変更==
*[[万物の声/Voice of All]](アンコモンからレアへ移行)
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カードが[[再録]]される際、[[カードプール]]全体のパワーバランスや以前の活躍を考慮した上で稀少度が変更されることがあるが、アンコモンは中間的な稀少度であるため、必然的にその機会が多い。
*[[砕土/Harrow]](アンコモンからコモンへ移行)
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*[[炎の精霊/Fire Elemental]](アンコモンからコモンへ移行)
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== 価値が高騰したアンコモン ==
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;過去のレアやコモンが、アンコモンへ移行した例
これらの共通点として、[[エターナル]]環境(特に[[レガシー]])で猛威を振るっていること、更に通常のカードセットでは[[再録]]されていないカードであることがあげられる。4枚[[積む|積み]]されることが多いため、出費も相当なものになる。
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*[[大天使/Archangel]](レア→アンコモン)
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*[[キヅタの精霊/Ivy Elemental]](レア→コモン→アンコモン)
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*[[火の玉/Fireball]](コモン→アンコモン)
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*[[怨恨/Rancor]](コモン→アンコモン)
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*[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]](コモン→アンコモン)
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*[[ネシアンのアスプ/Nessian Asp]](コモン→アンコモン)
  
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;過去のアンコモンが、レアやコモンへ移行した例
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*[[万物の声/Voice of All]](アンコモン→レア)
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*[[ペラッカのワーム/Pelakka Wurm]](アンコモン→レア)
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*[[砕土/Harrow]](アンコモン→コモン)
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*[[炎の精霊/Fire Elemental]](アンコモン→コモン)
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*[[対抗呪文/Counterspell]](アンコモン→コモン→アンコモン)
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*[[火+氷/Fire+Ice]](アンコモン→コモン→レア)
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==[[シングルカード]]価格が高騰したアンコモン==
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[[カードプール]]の広いフォーマット(特に[[レガシー]])で活躍するものや、通常のカード・セットでは[[再録]]されていないものが高額になる傾向がある。4枚[[積む|積み]]されることが多いため、出費も相当なものになる。
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*[[霊気の薬瓶/Aether Vial]]
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*[[血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf]]
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*[[陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers]]
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*[[キマイラ像/Chimeric Idol]]
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*[[エルフの指導霊/Elvish Spirit Guide]]
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*[[永遠の証人/Eternal Witness]]
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*[[表現の反復/Expressive Iteration]]
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*[[嘘か真か/Fact or Fiction]]
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*[[致命的な一押し/Fatal Push]]
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*[[火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu]]
 
*[[意志の力/Force of Will]]
 
*[[意志の力/Force of Will]]
*[[Mana Drain]][[レガシー]][[禁止カード]]。使用は[[ヴィンテージ]]のみ)
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*[[ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter]]
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*[[帝国の徴募兵/Imperial Recruiter]]
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*[[稲妻のらせん/Lightning Helix]]
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*[[マナ吸収/Mana Drain]]
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*[[流刑への道/Path to Exile]]
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*[[サイカトグ/Psychatog]]
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*[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]
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*[[鋸刃の矢/Serrated Arrows]]
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*[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]]
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*[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]
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*[[森の知恵/Sylvan Library]]
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*[[修繕/Tinker]]
 
*[[不毛の大地/Wasteland]]
 
*[[不毛の大地/Wasteland]]
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*[[不可思議/Wonder]]
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*[[若き紅蓮術士/Young Pyromancer]]
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/developing-uncommons-2014-11-14 Developing Uncommons]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0011487/ アンコモンのデベロップ](Latest Development 2014年11月14日 [[Sam Stoddard]]著)
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*[https://web.archive.org/web/20170614142004/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/developing-uncommons-2014-11-14 Developing Uncommons(Internet Arcvhie)]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0011487/ アンコモンのデベロップ](Latest Development [[2014年]]11月14日 [[Sam Stoddard]]著)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/nuts-and-bolts-16-play-boosters Nuts & Bolts #16: Play Boosters]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037666/ 基本根本 #16:プレイ・ブースター](Making Magic [[2024年]]3月4日 Mark Rosewater著)
 
*[[コモン]]
 
*[[コモン]]
 
*[[レア]]
 
*[[レア]]
 
*[[神話レア]]
 
*[[神話レア]]

2024年3月21日 (木) 10:41時点における最新版

アンコモン(Uncommon)とは、レアコモンの間にある稀少度、またその稀少度に属するカードのことである。

目次

[編集] 概要

エキスパンション・シンボルの色は基本セット2015以降のカード枠における稀少度の略号は「U」。原則として、14枚入りのプレイ・ブースター1つにつき3枚封入されている。15枚入りのドラフト・ブースターでも同様の封入枚数であった。

中間的な稀少度であるため、「やや複雑」な能力を持ったカードや、中途半端なカード、使い所の難しいカードなどが多い。そのため、シングルカード価格が高騰するカードと凋落するカードの落差が激しい。

また、X火力などリミテッドへの影響が大きいものや、色対策カードの多くはこの稀少度に含まれる。

2013年テーロス以降、ほとんどのセットでは各2色の組み合わせごとに、その色の組み合わせのドラフトアーキタイプを示す(基柱カードとなる)サイクルがこの稀少度に収録されている。これらは開発部用語で指針アンコモンと呼ばれている。

  • ドラフト・ブースターにおいては、1セットごとの種類数はアンコモンよりコモンの方が多かった。プレイ・ブースターではコモン専用のスロットが減ったため種類数は逆転しているが、パックからコモン/アンコモンの特定のカードが出る比率はドラフト・ブースターとほぼ変わらない。

[編集] 稀少度の変更

カードが再録される際、カードプール全体のパワーバランスや以前の活躍を考慮した上で稀少度が変更されることがあるが、アンコモンは中間的な稀少度であるため、必然的にその機会が多い。

過去のレアやコモンが、アンコモンへ移行した例
過去のアンコモンが、レアやコモンへ移行した例

[編集] シングルカード価格が高騰したアンコモン

カードプールの広いフォーマット(特にレガシー)で活躍するものや、通常のカード・セットでは再録されていないものが高額になる傾向がある。4枚積みされることが多いため、出費も相当なものになる。

[編集] 参考

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