人喰い植物/Carnivorous Plant

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非常に強力な[[壁]]。
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[[パワー]]と[[タフネス]]が高い[[]]
もちろん[[攻撃]]には使えないわけだが、[[壁]]にしてこの[[パワー]]は尋常ではなく、[[第4版]]での[[シールド]]戦で猛威を振るっていた。
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第4版では、これを一方的に倒せる[[コモン]]の[[地上クリーチャー]]は[[大海蛇/Sea Serpent]]しか存在しなかったのが大問題。
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大海蛇は相手に[[島]]が無ければ攻撃できないので、こちらが[[青]]を選ばなければほとんど無敵の壁といえた。
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しかもこれは[[コモン]]で出現率も高く、環境全体が停滞気味になりやすかった。
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*[[Masters Edition]]単体、[[第10版]]とあわせての[[リミテッド]]でも似たような物で、これを一方的に倒せるコモン地上クリーチャーは[[シー・モンスター/Sea Monster]]と[[Shambling Strider]]、そして[[パンプアップ]]持ちの[[Order of Leitbur]]と[[Order of the Ebon Hand]]のみである。Masters Editionでは人喰い植物は[[アンコモン]]になったため、それほど出現率が高くないのが救い。
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*同時期に、同じ[[マナ・コスト]]、同じ[[P/T]]、そして同じく1つのデメリットを持つ[[アーナム・ジン/Erhnam Djinn]]という[[カード]]が存在した。あちらは[[構築]]環境のエースとして君臨したが、こちらはいわゆる[[リミテッド]]専用要員。
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もちろん[[攻撃]]はできないが、高いパワーで多くの[[アタッカー]]を討ち取り、タフネスも高いので簡単には倒されない強力な[[ブロッカー]]として働く。[[第4版]]では[[コモン]]なので出現率が高い上、人喰い植物を一方的に倒せるコモンの[[地上クリーチャー]][[生息条件]]持ちの[[大海蛇/Sea Serpent]]しか存在しなかったため、[[シールド]]で猛威を振るった結果[[環境]]を停滞気味にさせてしまった。[[Masters Edition]][[第10版]]での[[リミテッド]]でも、[[アンコモン]]にはなったが同様に強力な[[カード]]である。
<!-- いわゆる[[コモン]][[アンコモン]]の違いというヤツである。
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レアリティはまるで関係ありません。コモンで活躍し、アンコモンの同コスト同サイズで活躍出来ないような例だってあります。 -->
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*第4版当時は[[防衛]]のルールが無く、代わりに「壁は[[攻撃]]に参加できない」というルールがあったが、そのことが[[テキスト]]として明記されていなかったために、これが壁であることを忘れて(もしくは見落として)攻撃に参加させる人が結構いた。
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さらに[[対戦相手]]も同じく勘違いすることが多く、そのまま普通に殴り殺してしまうこともあった。
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**初心者の場合、そもそも上のルール自体を知らない人がいた。
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**このことを教訓に、壁には[[注釈文]]が入るようになった。
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**カード名が「〜の壁/Wall of 〜」でないことも、壁であることを見落とす要因の1つであったかもしれない。
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第4版の時点で、壁でありながらカード名に「Wall」を含まないカードは、他にわずか4種。第4版の中では、人喰い植物が唯一であった。
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*[[Masters Edition]]再録に伴い、「[[]]」に加えて「[[植物]]」の[[クリーチャー・タイプ]]を獲得。イメージや名前に合致するようになった。
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*第4版当時は[[防衛]]のルールがない代わりに「壁は[[攻撃]]に参加できない」というルールがあったが、そのことが[[文章欄]]に明記されていなかった({{Gatherer|id=159142|イラスト}})。そのため、勘違いや見落としから攻撃に参加させる人が結構存在し、[[対戦相手]]も気づかないままに[[殴る|殴り]]倒されてしまうこともあった。このことから、壁には[[注釈文]]が入るようになった。
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**初心者の場合、そもそも上のルール自体を知らない人がいた。
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**[[カード名]]に「壁/Wall」と入らないことも見落としの原因の1つであったと思われる。第4版の時点で、壁でありながらカード名に「Wall」を含まないカードは、他にわずか4種。第4版の中では、人喰い植物が唯一であった。
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*同時期に、同じ[[マナ・コスト]]、同じ[[P/T]]、そして同じく1つのデメリットを持つ[[アーナム・ジン/Erhnam Djinn]]が存在した。あちらは[[構築]]環境のエースとして君臨したが、こちらはいわゆるリミテッド専用要員。
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*[[第5版]]では「シールド環境でゲームを停滞させる」という理由で収録されなかった(Taming the Flames([[Duelist]]誌17号の記事))。
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*Masters Edition[[再録]]に伴い、壁に加えて[[植物]][[クリーチャー・タイプ]]を獲得。イメージやカード名に合致するようになった。
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*コミックジャパン掲載の漫画「まなみ・ザ! ウィザード!!」(作・相沢美良)で、主人公のまなみが初めて召喚したクリーチャー。
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*[[アンソロジー]]版では、本来は[[ザ・ダーク]]の[[エキスパンション・シンボル]]であるところが、誤って[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]のシンボルで印刷されている。
  
 
==参考==
 
==参考==

2019年9月4日 (水) 18:33時点における最新版


Carnivorous Plant / 人喰い植物 (3)(緑)
クリーチャー — 植物(Plant) 壁(Wall)

防衛

4/5

パワータフネスが高い

もちろん攻撃はできないが、高いパワーで多くのアタッカーを討ち取り、タフネスも高いので簡単には倒されない強力なブロッカーとして働く。第4版ではコモンなので出現率が高い上、人喰い植物を一方的に倒せるコモンの地上クリーチャー生息条件持ちの大海蛇/Sea Serpentしか存在しなかったため、シールドで猛威を振るった結果環境を停滞気味にさせてしまった。Masters Edition第10版でのリミテッドでも、アンコモンにはなったが同様に強力なカードである。

  • 第4版当時は防衛のルールがない代わりに「壁は攻撃に参加できない」というルールがあったが、そのことが文章欄に明記されていなかった(イラスト)。そのため、勘違いや見落としから攻撃に参加させる人が結構存在し、対戦相手も気づかないままに殴り倒されてしまうこともあった。このことから、壁には注釈文が入るようになった。
    • 初心者の場合、そもそも上のルール自体を知らない人がいた。
    • カード名に「壁/Wall」と入らないことも見落としの原因の1つであったと思われる。第4版の時点で、壁でありながらカード名に「Wall」を含まないカードは、他にわずか4種。第4版の中では、人喰い植物が唯一であった。
  • 同時期に、同じマナ・コスト、同じP/T、そして同じく1つのデメリットを持つアーナム・ジン/Erhnam Djinnが存在した。あちらは構築環境のエースとして君臨したが、こちらはいわゆるリミテッド専用要員。
  • 第5版では「シールド環境でゲームを停滞させる」という理由で収録されなかった(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。
  • Masters Edition再録に伴い、壁に加えて植物クリーチャー・タイプを獲得。イメージやカード名に合致するようになった。
  • コミックジャパン掲載の漫画「まなみ・ザ! ウィザード!!」(作・相沢美良)で、主人公のまなみが初めて召喚したクリーチャー。
  • アンソロジー版では、本来はザ・ダークエキスパンション・シンボルであるところが、誤ってレジェンドのシンボルで印刷されている。

[編集] 参考

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