七人の小人/Seven Dwarves
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− | *同様の能力を持つカードとして[[森林群れの狼/Timberpack Wolf]]がある。通常の[[構築]]では7枚入れられる小人のほうが使いやすいが、[[リミテッド]] | + | *同様の能力を持つカードとして[[森林群れの狼/Timberpack Wolf]]がある。通常の[[構築]]では7枚入れられる小人のほうが使いやすいが、[[リミテッド]]で大量にかき集めることに成功したなどの「8枚以上入れてもよい」状況を想定すると、評価が逆転する。とはいえ8人で[[ブースター・ドラフト]]を行っても特定のコモンが出る枚数の期待値は約2.4枚であり、7枚制限が効力を発揮することは稀。 |
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*{{Gatherer|id=473103}}には7人のドワーフのほか、多数の「7つのもの」が描かれている。かつての[[十三恐怖症/Triskaidekaphobia]]と同様の仕掛けである<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/worldbuilding-eldraine-2019-09-11 Worldbuilding Eldraine]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0033063/ エルドレインの世界構築](Card Preview [[2019年]]9月11日 [[Cynthia Sheppard]]著)</ref>。 | *{{Gatherer|id=473103}}には7人のドワーフのほか、多数の「7つのもの」が描かれている。かつての[[十三恐怖症/Triskaidekaphobia]]と同様の仕掛けである<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/worldbuilding-eldraine-2019-09-11 Worldbuilding Eldraine]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0033063/ エルドレインの世界構築](Card Preview [[2019年]]9月11日 [[Cynthia Sheppard]]著)</ref>。 | ||
**箱の中の宝石、布袋、道具、右に積まれた木箱、レールの枕木、火のついた壁掛けトーチ、ゴンドラを吊り下げているロープ、背景に吊り下げられた鉱石、背景の壁面に開けられた穴、背景の坂道の支柱とトーチ、中央のドワーフ(PICKY)の前掛けの鋲・ベルトで留められた板金・ベルトの穴、左のドワーフ(CORDY)の胸当てに使われている革、右のドワーフ(BRIGHT)の持っているロウソク、ハンドルの取っ手(直接描かれていないが角度を測ると 360°÷7 ≒ 51.4°で計7本ある)。またゴンドラの手すりの形状にⅦという字が隠されている。ついでに[[カード名]]にも7が含まれている。 | **箱の中の宝石、布袋、道具、右に積まれた木箱、レールの枕木、火のついた壁掛けトーチ、ゴンドラを吊り下げているロープ、背景に吊り下げられた鉱石、背景の壁面に開けられた穴、背景の坂道の支柱とトーチ、中央のドワーフ(PICKY)の前掛けの鋲・ベルトで留められた板金・ベルトの穴、左のドワーフ(CORDY)の胸当てに使われている革、右のドワーフ(BRIGHT)の持っているロウソク、ハンドルの取っ手(直接描かれていないが角度を測ると 360°÷7 ≒ 51.4°で計7本ある)。またゴンドラの手すりの形状にⅦという字が隠されている。ついでに[[カード名]]にも7が含まれている。 | ||
+ | *[[アーティスト]]の[[Jason Rainville]]が[[絵|イラスト]]を描いている最中、ドワーフたちの名前が頭の中に存在していたことを明かしている。(左手前から)ロープを持つCORDY、長柄の道具を持つSPADEY、ゴンドラに乗るJEWELY(JULIE)、中央のPICKY、ハンドルを回すCRANKY、ハンマーを持つSMASHY、ロウソクを灯すBRIGHT。ただし公式の名前ではないと注釈されている<ref>[https://twitter.com/rhineville/status/1171814294872367104 Jason RainvilleのTwitter](紹介ツイート 高解像度の画像)</ref>。 | ||
==ルール== | ==ルール== | ||
*2つ目の[[能力]]は[[4枚制限ルール]]を始めとした[[フォーマット]]の[[構築]][[ルール]]よりも優先される。[[統率者戦]]においても七人の小人はデッキに最大7枚入れてもよい。 | *2つ目の[[能力]]は[[4枚制限ルール]]を始めとした[[フォーマット]]の[[構築]][[ルール]]よりも優先される。[[統率者戦]]においても七人の小人はデッキに最大7枚入れてもよい。 | ||
− | *一方、入れるカードに制限が無いフォーマットにおいても、七人の小人は最大7枚までしか入れられない。[[シールド]]や[[ | + | *一方、入れるカードに制限が無いフォーマットにおいても、七人の小人は最大7枚までしか入れられない。[[リミテッド]]([[シールド]]や[[ブースター・ドラフト]])であなたの[[カードプール]]に8枚以上の七人の小人があっても、デッキに投入できるのは7枚までで残りは[[サイドボード]]となる。 |
==開発秘話== | ==開発秘話== |
2021年1月8日 (金) 00:46時点における最新版
クリーチャー — ドワーフ(Dwarf)
七人の小人は、あなたがコントロールしていて《七人の小人/Seven Dwarves》という名前である他のクリーチャー1体につき+1/+1の修整を受ける。
デッキに《七人の小人/Seven Dwarves》という名前のカードを最大7枚入れてもよい。
集まれば集まるほど能率が上がる勤勉なドワーフ。赤で4枚制限ルールを無視できる初めてのカードである。そして完全に無制限になるわけではなく、上限を4枚から7枚に拡大するという性質も過去に例がない。
7枚までとはいえ枚数制限があるためか、同等のサイズと能力を持つ執拗なネズミ/Relentless Ratsと比べると1マナ軽く、単体でも熊相当とマナレシオに優れている。
主にリミテッドで活躍する。2マナ域の赤のコモンのアタッカーとしてはリムロックの騎士/Rimrock Knightや血霞のクズリ/Bloodhaze Wolverineと競合するが、こちらは特別なシナジーを用意しなくてもそこそこのコスト・パフォーマンスを発揮し、守りに回っても優秀であることが強み。複数枚集められれば十分な活躍が見込めるだろう。「1ターン2枚ドロー」系のデッキともライブラリーを掘り進む関係上2枚目、3枚目が見つけやすくなるので相性が良い。
- 同様の能力を持つカードとして森林群れの狼/Timberpack Wolfがある。通常の構築では7枚入れられる小人のほうが使いやすいが、リミテッドで大量にかき集めることに成功したなどの「8枚以上入れてもよい」状況を想定すると、評価が逆転する。とはいえ8人でブースター・ドラフトを行っても特定のコモンが出る枚数の期待値は約2.4枚であり、7枚制限が効力を発揮することは稀。
- イラストには7人のドワーフのほか、多数の「7つのもの」が描かれている。かつての十三恐怖症/Triskaidekaphobiaと同様の仕掛けである[1]。
- 箱の中の宝石、布袋、道具、右に積まれた木箱、レールの枕木、火のついた壁掛けトーチ、ゴンドラを吊り下げているロープ、背景に吊り下げられた鉱石、背景の壁面に開けられた穴、背景の坂道の支柱とトーチ、中央のドワーフ(PICKY)の前掛けの鋲・ベルトで留められた板金・ベルトの穴、左のドワーフ(CORDY)の胸当てに使われている革、右のドワーフ(BRIGHT)の持っているロウソク、ハンドルの取っ手(直接描かれていないが角度を測ると 360°÷7 ≒ 51.4°で計7本ある)。またゴンドラの手すりの形状にⅦという字が隠されている。ついでにカード名にも7が含まれている。
- アーティストのJason Rainvilleがイラストを描いている最中、ドワーフたちの名前が頭の中に存在していたことを明かしている。(左手前から)ロープを持つCORDY、長柄の道具を持つSPADEY、ゴンドラに乗るJEWELY(JULIE)、中央のPICKY、ハンドルを回すCRANKY、ハンマーを持つSMASHY、ロウソクを灯すBRIGHT。ただし公式の名前ではないと注釈されている[2]。
[編集] ルール
- 2つ目の能力は4枚制限ルールを始めとしたフォーマットの構築ルールよりも優先される。統率者戦においても七人の小人はデッキに最大7枚入れてもよい。
- 一方、入れるカードに制限が無いフォーマットにおいても、七人の小人は最大7枚までしか入れられない。リミテッド(シールドやブースター・ドラフト)であなたのカードプールに8枚以上の七人の小人があっても、デッキに投入できるのは7枚までで残りはサイドボードとなる。
[編集] 開発秘話
モチーフは、グリム童話『白雪姫』に登場する「七人の小人」。日本では主に「小人」と呼ばれる彼らは、原文では「ドワーフ」である。
Mark Rosewaterはセットに7枚のドワーフを入れることを計画していたが、単純に枠を取るだけでなく、開発中にファイルを出入りし続けるカードの枚数を厳密に管理することは困難なため、断念せざるを得なかった。代わりに1枚のカードで「七人の小人」を表現する方法として、Markは4枚制限ルールを無視するというアイデアを思いついた。また、最初のデザインでは戦隊の鷹/Squadron Hawkのような、同名カードをサーチするETB能力を持っていたが、手札の上限が7枚である以上一度にすべてのカードがサーチされることは少なく、ライブラリーを切り直す回数が増えてしまうため、最終的に執拗なネズミと同様の能力に変更された[3]。
[編集] 脚注
- ↑ Worldbuilding Eldraine/エルドレインの世界構築(Card Preview 2019年9月11日 Cynthia Sheppard著)
- ↑ Jason RainvilleのTwitter(紹介ツイート 高解像度の画像)
- ↑ Eldraine Check, Part 3/エルドレイン・チェック その3(Making Magic 2019年10月7日 Mark Rosewater著)