クロミウム/Chromium (ストーリー)
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*The Tickery Man(コミック版エルダー・ドラゴンvol.1) | *The Tickery Man(コミック版エルダー・ドラゴンvol.1) | ||
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*[[The Shard]](コミック版アイスエイジvol.3) | *[[The Shard]](コミック版アイスエイジvol.3) | ||
*The Aster Fall(The Shadow Mageシリーズvol.1 次元平底船の登場。ルエルとは呼ばれていない) | *The Aster Fall(The Shadow Mageシリーズvol.1 次元平底船の登場。ルエルとは呼ばれていない) |
2022年11月16日 (水) 01:45時点における最新版
クロミウム/Chromiumはレジェンド初出のドラゴン。コミック版エルダー・ドラゴンでは主役となった他、コミックで様々な活躍を見せている。
目次 |
[編集] 解説
クロミウムはエルダー・ドラゴン/Elder Dragonの1体。男性。本名はルエル/Rhuell。
- Chromium RhuellやChromium Dragon、Chromatic Dragonなどと表記されることもある。
金属的で機械的な特徴を持つ、青味がかった銀色の巨竜(イラスト)。ドラゴンの息攻撃は黄緑、橙または水色。パラディア=モルス/Palladia-Morsは姉妹で、暴虐の覇王アスマディ/Vaevictis Asmadiは従兄弟に当たる。
他の同族と違って人間に理解を示し、知的で性根は優しく、友情にも厚い。中でもRavidel(ラヴィデル)は大切な友人であり、モルス分水嶺/Mors RidgeのAd'amra(アダムラ)は永久の愛を誓った女性である。一方的な残虐行為の阻止あるいは兄弟の復讐のためには、普段の穏やかな性格とはうって変わり、荒ぶるドラゴンとなって敵に襲いかかる。
[編集] 経歴
[編集] Dakkon Blackblade
スラン/Thran帝国滅亡から千年が経った頃、クロミウムは同じエルダー・ドラゴンのピルー/Piruと共にジアドロン・ディハーダ/Geyadrone Dihadaによってコロンドール/Corondorへ召喚される。そこでダッコン/Dakkonと戦うが、ダッコンの呪文により送還/Unsummonされて戦線離脱する。
[編集] The Tickery Man
兄弟戦争/Brothers' Warよりも前の時代、後にモルス分水嶺と呼ばれる地方から程近い洞窟に、クロミウムは姉妹のパラディア=モルスと一緒にいた。洞窟に人間の少女が迷い込み2体のドラゴンと遭遇、無垢な少女はドラゴンを恐れず親しくなるが、その子を捜索しに来た大人たちはドラゴンを恐れる余り戦いを始めてしまう。この悲劇的な争いで多くの人間が殺され、少女もまた亡くなってしまう。
クロミウムは、戦いを止めようとしない姉妹を分水嶺に封じ込める魔術(The Tickery)を施すと、人間の姿に変身したまま分水嶺を見守り続けることにする。人間が姉妹を傷つけないように、あるいはその逆が再び起こらないように。
- Ham
- この時期、人間となったクロミウムはHam(ハム)と名乗り、栗色の短髪で精悍な男性の姿を装っている。パラディア=モルスを封じ込めた言い伝えの魔術師The Tickery Manの後継者であるかのように振舞い、また、モルス分水嶺を統治するHigh Council(評議会)5人の内の1人でもある。
そして80年後、モルス分水嶺の軍人でアダムラの父でもあるLord Red Donald(レッド・ドナルド卿)がアスマディに騙されて封印を暴いてしまう。パラディア=モルスは復活し、オークとゾンビの軍勢を率いて町を襲う。姉妹の蛮行を止める決意をしたハムはクロミウムの姿を取り戻し、アスマディとパラディア=モルスを退ける。数日後、かつて少女と出会った洞窟でクロミウムはアダムラと互いの愛情を確かめ合い、自分の本当の名前がルエルだと明かすと、別れを告げて旅立った。
[編集] The Shard
幾世紀が過ぎ去った氷河期のドミナリア/Dominaria、クロミウムはFaralyn(ファラリン)に使役され、同じくファラリンに仕えるラヴィデルを友としている。ラヴィデル(時にはフレイアリーズ/Freyaliseも)と共にシャード/The Shard現象の調査を行い、Summit of the Null Moon(虚月の頂上会談)にも出席する。
頂上会談で、兄弟の仇レシュラック/Leshracにドラゴンの息攻撃を放つ(頂上会談の1世紀前、ルエルの兄弟の1体はレシュラックに召喚され、クリスティナ/Kristinaと戦って死亡している)。しかし狙いがそれてテヴェシュ・ザット/Tevesh Szatに命中、テヴェシュ・ザットの報復攻撃により命を落とす(思考の色/Thoughtlace+闇への追放/Dark Banishing)。ルエルの死から生じたエネルギーを用い、ファラリンはポータル/Portalを開きシャンダラー/Shandalar征服へと旅立った。
- ルエルを絶命させたザットの呪文コンボは解説が二転三転している。まずThe Shardの巻末解説では「思考の色+恐怖/Terror」であったが、Forever Silent The Worldで「恐怖」からアイスエイジに収録されている「闇への追放」へと訂正された。また、その後に発行されたThe Tickery Man part IIでは「臨機応変/Sleight of Mind+恐怖」のコンボという別の説明も見られるが、これでは恐怖の対象に取れないためクロミウムを殺せない。
[編集] Planar Barge
それから十何世紀も後の時代、芯まで邪悪と狂気に染まったラヴィデルはコロンドール各地を戦火に包む。ミノラッド賢人暦1265年秋の攻撃の際、ラヴィデルは船首像がドラゴンの飛翔艦「Planar Barge(次元平底船)」に乗っている。
そして15年後の1280年では、次元平底船は船首像や船体、帆布、甲板全てぼろぼろに朽ちている。この時、レディ・ヴァーデンス/Lady Verdenthはラヴィデルの乗るドラゴンの遺骸と呼び、ラヴィデルは船に対しルエルと語りかけている。船自身が会話するなど意思を示す描写はなかったが、次元平底船はルエルの遺骸を改造したものと思われる。
[編集] Dark Eminence
ミノラッド賢人暦1281年初冬、ラヴィデルの収集した多量のマナにより完全なドラゴンの姿として復活している。しかし、その後に勃発したPlaneswalker War(プレインズウォーカー戦争)での役割は不明である。
[編集] 登場
[編集] 登場カード
[編集] 登場作品
- Dakkon Blackblade(ダッコンを主役とするコミック)
- The Tickery Man(コミック版エルダー・ドラゴンvol.1)
- The Tickery Man part II(コミック版エルダー・ドラゴンvol.2)
- The Shard(コミック版アイスエイジvol.3)
- The Aster Fall(The Shadow Mageシリーズvol.1 次元平底船の登場。ルエルとは呼ばれていない)
- War Child(The Shadow Mageシリーズvol.3 ぼろぼろの次元平底船。ルエルと呼ばれる)
- First Duel(The Shadow Mageシリーズvol.4 名前のみの登場)
- Dark Eminence(Wayfarer vol.5)
- Chronicle of Bolas: The Twins/ボーラス年代記:双子と双子(Magic Story 2018年6月13日 Kate Elliott著)
- Chronicle of Bolas: The First Lesson/ボーラス年代記:最初の教え(Magic Story 2018年6月20日 Kate Elliott著)
- Chronicle of Bolas: Whispers of Treachery/ボーラス年代記:不実の囁き(Magic Story 2018年7月11日 Kate Elliott著)
- Chronicle of Bolas: Blood and Fire/ボーラス年代記:炎と血(Magic Story 2018年7月18日 Kate Elliott著)
- Chronicle of Bolas: Perspectives/ボーラス年代記:もう一つの視点(Magic Story 2018年8月8日 Kate Elliott著、名前のみ)