撤廃/Repeal

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(16人の利用者による、間の21版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Repeal}}
 
{{#card:Repeal}}
  
[[ギルドパクト]]で登場した[[バウンス]][[呪文]]。
+
[[マナ総量]]を参照する[[バウンス]][[呪文]]。[[キャントリップ]]付きのバウンス呪文の先輩である[[排撃/Repulse]]より汎用性があるが、[[重い]][[パーマネント]]を[[戻す]]のには向かない。
  
[[キャントリップ]]付きのバウンス呪文ということで[[排撃/Repulse]]を彷彿とさせるが、[[クリーチャー]]専用ではないのでより汎用性がある。当然その分、多くの場合は排撃より[[重い]]のだが。
+
[[ブーメラン/Boomerang]]に代表される普通のバウンス呪文は、より重いパーマネントを戻すことで[[テンポ・アドバンテージ]]を稼ぐのだが、これは[[軽い]]パーマネントを戻して[[対戦相手]]の[[展開]]を遅らせるのが主な使い方。[[カード・アドバンテージ]]を失わないため、[[コントロールデッキ|コントロール]]の序盤しのぎ用としては悪くない。その他いろいろと小回りが利くので[[スタンダード]]から[[エターナル]]まで多用されている。特に[[ヴィンテージ]]では自身のMoxを戻すことで実質0マナのキャントリップとしても使えることからよく見るバウンスの一つとなっている。
  
[[ブーメラン/Boomerang]]に代表される普通のバウンス呪文は、より重いパーマネントを戻す事で[[テンポ]][[アドバンテージ]]を稼ぐのだが、これは逆に[[点数で見たマナ・コスト]]が大きい[[パーマネント]]を戻すのには向かない。クリーチャー・[[トークン]]を戻す場合は、前述した[[排撃/Repulse]]よりも高性能である。「[[土地]]ではない」事を参照しているので、[[源獣]]で[[クリーチャー化]]した土地や[[ミシュラランド]]などは戻せない。
+
[[ウルザトロン]]には非常に適した[[カード]][[色拘束]]が薄いため[[唱える|唱え]]やすく、序盤はキャントリップで[[ウルザランド]][[探す]]のを助け、ウルザランドが揃った終盤ならば重さも気にせず使える。
  
[[エクステンデッド]]では主に[[ウルザトロン]]にて使用される。
+
ウルザトロン以外でも、スタンダードでは多くの[[]]いデッキに採用された。[[時のらせん]][[獣群の呼び声/Call of the Herd]][[タイムシフト]]したことで、[[スタンダード]]でクリーチャー・[[トークン]]を見る頻度が激増したのがその理由。獣群の呼び声のトークンを含む多くのトークンはマナ総量が0なので、1[[マナ]][[除去]]しつつキャントリップできる。
[[マナ]]の生成には困らない[[デッキ]]であるし、撤廃の[[色拘束]]が薄いので使いやすい。
+
  
*[[カード・アドバンテージ]]を失わずに[[対戦相手]]の展開を遅らせられるという点は、[[差し戻し/Remand]]同様、[[コントロール]]の理念によく適合している。
+
*[[土地]]ではない」ことを参照しているので、[[源獣]][[クリーチャー化]]した土地や[[ミシュラランド]]などは戻せない。
*自分の[[Mox Sapphire]]を戻せば、実質0[[マナ]]で撤廃が別の[[カード]]になる。
+
*[[Mox]][[羽ばたき飛行機械/Ornithopter]]などの0マナ・[[アーティファクト]]を戻せば実質1マナのキャントリップになる。[[ストーム]]を稼いだり[[上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant]]を使ったりする場合には役に立つ。→[[刈り痕ストーム#ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期|刈り痕ストーム]][[エラヨウ忍者]]
*[[時のらせん]][[獣群の呼び声/Call of the Herd]][[タイムシフト]]した事で、[[スタンダード]]環境でクリーチャー・トークンを見る頻度が激増した。これを理由として、このカードが[[]]絡みのデッキに採用される率も大幅に上がった。
+
*Xマナ未満のパーマネントは戻せないことに注意。[[虚空の杯/Chalice of the Void]]などを張られた際の融通性は低い。
*{{日本語画像|Repeal|イラスト}}は[[アゾリウス評議会/The Azorius Senate|アゾリウス]]の法術士(Lawmage)たちが、[[グルール一族/The Gruul Clans|グルール]]の[[トロール]]を溶かしている場面。
+
*[[色拘束]]もきつくなるが、4マナ以上のパーマネントを戻す場合は[[乱動への突入/Into the Roil]]などの方が高効率になる。
 +
*[[絵|イラスト]]には[[アゾリウス評議会/The Azorius Senate|アゾリウス]]の法術士(Lawmage)たちが、[[グルール一族/The Gruul Clans|グルール]]の[[トロール/Troll]]を溶かしている場面が描かれている([[ギルドパクト]]版{{Gatherer|id=118292}}/[[迅速vs狡知]]版{{Gatherer|id=386444}})。
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
*[[マナ・コストにXを含むカード一覧]]([[機能別カードリスト]])
 
*[[カード個別評価:ギルドパクト]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:ギルドパクト]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:ラヴニカ・リマスター]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:時のらせんリマスター]] - 旧枠加工カード
 +
*[[カード個別評価:アイコニックマスターズ]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:モダンマスターズ2015]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:ヒストリック・アンソロジー7]] - [[コモン]]

2023年12月21日 (木) 13:24時点における最新版


Repeal / 撤廃 (X)(青)
インスタント

マナ総量がXである、土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
カードを1枚引く。


マナ総量を参照するバウンス呪文キャントリップ付きのバウンス呪文の先輩である排撃/Repulseより汎用性があるが、重いパーマネント戻すのには向かない。

ブーメラン/Boomerangに代表される普通のバウンス呪文は、より重いパーマネントを戻すことでテンポ・アドバンテージを稼ぐのだが、これは軽いパーマネントを戻して対戦相手展開を遅らせるのが主な使い方。カード・アドバンテージを失わないため、コントロールの序盤しのぎ用としては悪くない。その他いろいろと小回りが利くのでスタンダードからエターナルまで多用されている。特にヴィンテージでは自身のMoxを戻すことで実質0マナのキャントリップとしても使えることからよく見るバウンスの一つとなっている。

ウルザトロンには非常に適したカード色拘束が薄いため唱えやすく、序盤はキャントリップでウルザランド探すのを助け、ウルザランドが揃った終盤ならば重さも気にせず使える。

ウルザトロン以外でも、スタンダードでは多くのいデッキに採用された。時のらせん獣群の呼び声/Call of the Herdタイムシフトしたことで、スタンダードでクリーチャー・トークンを見る頻度が激増したのがその理由。獣群の呼び声のトークンを含む多くのトークンはマナ総量が0なので、1マナ除去しつつキャントリップできる。

[編集] 参考

MOBILE