改善

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−	'''改善されている'''/''Modified''とは、[[神河：輝ける世界]]で新たに制定された[[オブジェクト]]の性質を示す[[ルール]]用語。	+	{| cellpadding="4" cellspacing="0" style="float: right; clear: right; margin: 0 0 1em 1em; border-collapse: collapse; border: 3px double #000;"
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		+	'''改善されている'''/''Modified''とは、[[神河：輝ける世界]]で新たに制定された[[オブジェクト]]の性質を示す[[ルール用語]]。
−	{{#card:Akki Ember-Keeper}}	+	{{#card:Upriser Renegade}}
−	==概要==	+	{{#card:Pearl-Ear, Imperial Advisor}}
−	改善されているクリーチャー/Modified Creatureとは、以下のいずれかの条件を満たすオブジェクトを指す。	+
−	#[[カウンター (目印)|カウンター]]が置かれている	+	==定義==
		+	改善されているパーマネント/Modified Permanentとは、以下のいずれかの条件を満たす[[パーマネント]]を指す。
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		+	#[[カウンター (目印)|カウンター]]が置かれている。
	#[[装備品]]が[[つける|ついている]]。		#[[装備品]]が[[つける|ついている]]。
−	#そのクリーチャーの[[コントローラー]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]する[[オーラ]]がついている。	+	#そのクリーチャーの[[コントローラー]]が[[コントロール]]する[[オーラ]]がついている。
	==解説==		==解説==
−	[[強化]]されているクリーチャーを示すルール用語。[[神河：輝ける世界統率者デッキ]]でも登場している。	+	[[強化]]されているパーマネントを示すルール用語。[[包括]]の一種<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0038032/ 『ブルームバロウ』展望デザイン提出文書　その１]（[[Making Magic]] [[2024年]]7月22日 [[Mark Rosewater]]著）</ref>。
	神河：輝ける世界では主に[[赤]]と[[緑]]の[[色の役割]]として割り振られ、[[青]]と[[黒]]にも少数存在する。		神河：輝ける世界では主に[[赤]]と[[緑]]の[[色の役割]]として割り振られ、[[青]]と[[黒]]にも少数存在する。
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		+	[[モダンホライゾン3]]では主に[[白]]と[[緑]]、そして[[黒]]に割り当てられ、[[授与]]や[[順応]]などと[[シナジー]]するようになっている。
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		+	*改善を扱う[[次元]]カードとして[[都和市/Towashi (次元カード)]]が存在する。
	===ルール===		===ルール===
−	*[[カウンター]]の種類や置かれた経緯は問われない。具体的には、対戦相手からクリーチャーに-1/-1カウンターを置かれたとしても、言語的な違和感とは別にそれは改善されたことになる。	+	====カウンター====
−	**日本語は「改善」だが、英語の「Modified」は本来「修正する・加減する」というような意味なので、-1/-1カウンターなどの改悪のような変更であってもおかしなことはない。その意味で日本語翻訳独特の違和感と言えるだろう。	+	*[[カウンター (目印)|カウンター]]の種類や置かれた経緯は問われない。具体的には、対戦相手から[[クリーチャー]]に[[-1/-1カウンター]]を置かれたとしても、言語的な違和感とは別にそれは改善されたことになる。
−	*[[仲裁者の拘束/Intercessor's Arrest]]などの[[対戦相手]]のオーラは条件を満たさないことに注意。	+	**日本語は「改'''善'''」だが、英語の「Modified」は本来「修正する・加減する」というような意味なので、-1/-1カウンターなどの改悪のような変更であってもおかしなことはない。
−	**一方であまり起こりえないことだが、そのような妨害系のオーラを自らつけた場合は改善されたことになる。	+
−	*装備品は誰のコントロール下であるかは関係無いため、装備品がついた対戦相手のクリーチャーのコントロールを奪ったなら、それは改善されているクリーチャーとなる。	+	====装備品====
−	**-1/-1カウンターの例と同様に直感的でない例として、[[血に飢えた刃/Bloodthirsty Blade]]をつけられたクリーチャーは改善されているクリーチャーである。	+	*装備品は誰のコントロール下であるかは関係ないため、装備品がついた対戦相手のクリーチャーのコントロールを奪ったなら、それは改善されているパーマネントとなる。
		+	**-1/-1カウンターの例と同様に直感的でない例として、[[血に飢えた刃/Bloodthirsty Blade]]をつけられたクリーチャーは改善されているパーマネントである。
		+	*類似[[メカニズム]]だが[[城砦]]では条件を満たさない。
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		+	====オーラ====
		+	*装備品とは異なり、[[対戦相手]]がコントロールしているオーラでは条件を満たさない。[[平和な心/Pacifism]]などの妨害オーラがつけられた際に混乱しやすいので注意。
		+	**このようなデザインになったのは「相手の改善を助けてしまう」という理由で[[プレイング]]の選択肢が複雑にならないようにしたり（[[新世界秩序]]）、オーラの評価が落ちないようにするためと思われる。
		+	**もちろん、自分で自分のクリーチャーに妨害オーラをつけた場合は改善されたことになる。
		+
		+	===旧ルール===
		+	初出時点では改善されているかどうかの判定はクリーチャーに限定されており、オーラがついた[[土地]]などは改善されているとは判定されなかった。このため、[[大蛇の統合守り/Orochi Merge-Keeper]]にコントローラーが同じ[[星々とあるもの/One with the Stars]]がついているとき、大蛇の統合守りはクリーチャーではないので改善されておらず、「(Ｔ)：(緑)(緑)を加える。」を持たなかった。また[[皇国の相談役、真珠耳/Pearl-Ear, Imperial Advisor]]の「改善されたパーマネント」というテキストは[[モダンホライゾン3]]時点でのルーリングとのズレがあった。
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		+	[[2024年]]の[[ファウンデーションズ]]リリース時にあらゆるパーマネントに対応する仕様に変更された<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/announcements/foundations-update-bulletin Magic: The Gathering Foundations Update Bulletin](2024年11月14日 [[Jess Dunks]]&[[Eric Levine]])</ref>。
		+	*依然として、[[城砦化]]によって[[城砦]]が土地についていても改善されているとは判定されない。この件について[[Mark Rosewater]]は、見落としであろうと回答している<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/767156176024666112/i-wish-you-a-happy-day-mark-just-now-an-article Blogatog](2024年11月14日)</ref>。
		+	==脚注==
		+	<references />
	==参考==		==参考==
	*{{WHISPER検索/カードテキスト|改善}}		*{{WHISPER検索/カードテキスト|改善}}
	*[[ルーリング]]		*[[ルーリング]]
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−	{{#cr:700.9}}
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		+	{{#cr:700.9}}

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2024年11月15日 (金) 14:18時点における最新版

登場セット
神河：輝ける世界 神河：輝ける世界統率者デッキ 機械兵団の進軍統率者デッキ Fallout統率者デッキ モダンホライゾン3

改善されている/Modifiedとは、神河：輝ける世界で新たに制定されたオブジェクトの性質を示すルール用語。

[編集] 定義

改善されているパーマネント/Modified Permanentとは、以下のいずれかの条件を満たすパーマネントを指す。

1. カウンターが置かれている。
2. 装備品がついている。
3. そのクリーチャーのコントローラーがコントロールするオーラがついている。

[編集] 解説

強化されているパーマネントを示すルール用語。包括の一種^[1]。

神河：輝ける世界では主に赤と緑の色の役割として割り振られ、青と黒にも少数存在する。

モダンホライゾン3では主に白と緑、そして黒に割り当てられ、授与や順応などとシナジーするようになっている。

• 改善を扱う次元カードとして都和市/Towashi (次元カード)が存在する。

[編集] ルール

[編集] カウンター

• カウンターの種類や置かれた経緯は問われない。具体的には、対戦相手からクリーチャーに-1/-1カウンターを置かれたとしても、言語的な違和感とは別にそれは改善されたことになる。
  • 日本語は「改善」だが、英語の「Modified」は本来「修正する・加減する」というような意味なので、-1/-1カウンターなどの改悪のような変更であってもおかしなことはない。

[編集] 装備品

• 装備品は誰のコントロール下であるかは関係ないため、装備品がついた対戦相手のクリーチャーのコントロールを奪ったなら、それは改善されているパーマネントとなる。
  • -1/-1カウンターの例と同様に直感的でない例として、血に飢えた刃/Bloodthirsty Bladeをつけられたクリーチャーは改善されているパーマネントである。
• 類似メカニズムだが城砦では条件を満たさない。

[編集] オーラ

• 装備品とは異なり、対戦相手がコントロールしているオーラでは条件を満たさない。平和な心/Pacifismなどの妨害オーラがつけられた際に混乱しやすいので注意。
  • このようなデザインになったのは「相手の改善を助けてしまう」という理由でプレイングの選択肢が複雑にならないようにしたり（新世界秩序）、オーラの評価が落ちないようにするためと思われる。
  • もちろん、自分で自分のクリーチャーに妨害オーラをつけた場合は改善されたことになる。

[編集] 旧ルール

初出時点では改善されているかどうかの判定はクリーチャーに限定されており、オーラがついた土地などは改善されているとは判定されなかった。このため、大蛇の統合守り/Orochi Merge-Keeperにコントローラーが同じ星々とあるもの/One with the Starsがついているとき、大蛇の統合守りはクリーチャーではないので改善されておらず、「(Ｔ)：(緑)(緑)を加える。」を持たなかった。また皇国の相談役、真珠耳/Pearl-Ear, Imperial Advisorの「改善されたパーマネント」というテキストはモダンホライゾン3時点でのルーリングとのズレがあった。

2024年のファウンデーションズリリース時にあらゆるパーマネントに対応する仕様に変更された^[2]。

• 依然として、城砦化によって城砦が土地についていても改善されているとは判定されない。この件についてMark Rosewaterは、見落としであろうと回答している^[3]。

[編集] 脚注

1. ↑ 『ブルームバロウ』展望デザイン提出文書　その１（Making Magic 2024年7月22日 Mark Rosewater著）
2. ↑ Magic: The Gathering Foundations Update Bulletin(2024年11月14日 Jess Dunks&Eric Levine)
3. ↑ Blogatog(2024年11月14日)

[編集] 参考

• 「改善」でテキスト検索
• ルーリング

引用：総合ルール 20231117.0

• 7 その他のルール
  • 700 総則
    • 700.9 改善されたクリーチャーを参照するカードが存在する。クリーチャーは、1つ以上のカウンターが置かれている(rule 122 参照)か、装備している(rule 301.5 参照)か、そのクリーチャーのコントローラーがコントロールしているオーラをエンチャントしている(rule 303.4)なら、改善されている。パーマネントの能力が、そのパーマネントが改善されているかを調べる場合、そのパーマネントがその時点でクリーチャーでなければ決して改善されているとは言わない。