連弾炎/Pyromatics
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
細 |
|||
(7人の利用者による、間の7版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Pyromatics}} | {{#card:Pyromatics}} | ||
+ | [[Category:WHISPER最新オラクル未対応]] | ||
+ | ''WHISPERのルール文章は最新の[[オラクル]]に未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「[[任意の対象|1つを対象とする]]」に読み替えてください。'' | ||
− | [[イゼット団/The Izzet|イゼット団]]が擁する[[複製]]持ち[[軽い|軽量]][[インスタント]][[火力]] | + | [[イゼット団/The Izzet|イゼット団]]が擁する[[複製]]持ち[[軽い|軽量]][[インスタント]][[火力]]。 |
− | + | [[割り振る|割り振り]]可能で、その時々の[[マナ]]具合によって火加減を調節できるという[[X火力]]のような特徴を持つが、ダメージ効率は2マナで1点とお世辞にも高いとは言えず、単純な[[コスト・パフォーマンス]]は過去の割り振りX火力である[[Meteor Shower]]や[[とどろく雷鳴/Rolling Thunder]]に劣る。 | |
− | + | しかしながら、コピーでダメージを増やすという性質は通常のX火力にはない特徴で、その性質上[[打ち消す|打ち消し]]や[[対象の変更]]に強い耐性を持つため、[[赤マナ]]や任意の[[色]]の[[無限マナ]]を発生させる[[コンボデッキ]]の[[エンドカード|決め技]]には適している。この場合は[[苦悩火/Banefire]]あたりがライバルとなるか。 | |
+ | |||
+ | [[パウパー]]では、打ち消しに強い点を買われ、[[Freed Combo]]や[[ゴブリン頑強]]で採用されている。前者では[[交錯の混乱/Muddle the Mixture]]で[[サーチ]]できる利点もある。 | ||
+ | |||
+ | [[除去]]が貴重な[[リミテッド]]では普通に採用できる。[[ラヴニカ・ブロック]]には[[ギルド魔道士]]をはじめ[[小型クリーチャー|小型]]かつ強烈な[[能力]]を持つクリーチャーが多いため、それらを即座に除去できるインスタントであることや複製して1対多交換を狙えることも便利。 | ||
+ | |||
+ | *ダメージ効率の悪さについては、「複製カードは元の[[マナ・コスト]]と複製コストが同じ」というデザインの特徴上致し方ない面も大きい。ダメージを2点にしたりマナ・コストを1マナにしたりしたら逆に他の[[X火力]]の[[上位互換]]となってしまうし、かと言って3マナ2点などにすると、同じイゼットの[[電解/Electrolyze]]と被り、また複製を活かす機会も減ってしまう。苦心の調整の結果だったことが推察できる。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:ギルドパクト]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:ギルドパクト]] - [[コモン]] |
2023年11月24日 (金) 21:10時点における最新版
Pyromatics / 連弾炎 (1)(赤)
インスタント
インスタント
複製(1)(赤)(あなたがこの呪文を唱えるとき、あなたがその複製コストを支払った回数1回につき、それをコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。)
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。連弾炎はそれに1点のダメージを与える。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
割り振り可能で、その時々のマナ具合によって火加減を調節できるというX火力のような特徴を持つが、ダメージ効率は2マナで1点とお世辞にも高いとは言えず、単純なコスト・パフォーマンスは過去の割り振りX火力であるMeteor Showerやとどろく雷鳴/Rolling Thunderに劣る。
しかしながら、コピーでダメージを増やすという性質は通常のX火力にはない特徴で、その性質上打ち消しや対象の変更に強い耐性を持つため、赤マナや任意の色の無限マナを発生させるコンボデッキの決め技には適している。この場合は苦悩火/Banefireあたりがライバルとなるか。
パウパーでは、打ち消しに強い点を買われ、Freed Comboやゴブリン頑強で採用されている。前者では交錯の混乱/Muddle the Mixtureでサーチできる利点もある。
除去が貴重なリミテッドでは普通に採用できる。ラヴニカ・ブロックにはギルド魔道士をはじめ小型かつ強烈な能力を持つクリーチャーが多いため、それらを即座に除去できるインスタントであることや複製して1対多交換を狙えることも便利。
- ダメージ効率の悪さについては、「複製カードは元のマナ・コストと複製コストが同じ」というデザインの特徴上致し方ない面も大きい。ダメージを2点にしたりマナ・コストを1マナにしたりしたら逆に他のX火力の上位互換となってしまうし、かと言って3マナ2点などにすると、同じイゼットの電解/Electrolyzeと被り、また複製を活かす機会も減ってしまう。苦心の調整の結果だったことが推察できる。