Giant Shark
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− | 条件つきで[[パワー]]+2と[[トランプル]] | + | 条件つきで[[パワー]]+2と[[トランプル]]が得られるが、その条件は「事前に[[ダメージ]]を受けていたクリーチャーと絡んだ戦闘」。鮫の「血を敏感に察知して興奮する」習性を、[[ザ・ダーク]]らしく[[トップダウン・デザイン]]で表現しているが、実用となると難しい。 |
+ | [[誘発条件]]の都合上、[[ブロック・クリーチャー指定ステップ]]以前にダメージを与えられている否かという判断になるのがポイント。特にこれが攻撃してきている時は相手は「ブロック要員がすでにダメージを受けているか否か(すなわち強化してしまうか否か)」がわかった上で[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]方針を決めるので、なかなか適用されない。逆に防御時は相手の[[攻撃クリーチャー]]が決まった後、ブロッカー指定前にダメージを与えればいいため、[[放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer]]もいたこの時代、比較的達成容易な条件だった。 | ||
− | *[[タフネス]] | + | *前述の通りブロッカー指定前にダメージが入っていることが必要なので、たとえ[[インスタント・タイミング]]でダメージを与えられる[[インスタント]][[火力]]や[[瞬速]][[オーラ]]などの手段があったとしても、「無傷のクリーチャーでブロックを確定」した後にそれに対してダメージを与えても強化は発生しない。 |
− | * | + | *他のトランプル対策と同じように、十分な[[タフネス]]を持つブロッカーを用いることで[[スルー]]するよりは本体が受けるダメージを減らすことが可能なので、強化されることを覚悟のうえで「ダメージを与えられているクリーチャー」でブロックする戦術はもちろんあり得る。ただしGiant Sharkの強化条件を満たしている以上「最低1ダメージを与えられている」はずなので、単純なタフネスだけで見ると間違いやすいので注意。 |
+ | *[[青]]では初かつ非常に珍しい、自力でトランプルを得られる[[カード]]。 | ||
+ | **最初からトランプルを持っているものとしては、同じく[[ザ・ダーク]]の[[リバイアサン/Leviathan]]が初。次の[[フォールン・エンパイア]]では[[Deep Spawn]]、続く[[アイスエイジ]]では[[Silver Erne]]と[[Polar Kraken]]が登場し、以降まれにではあるが[[大型クリーチャー]]として数を増やしている。 | ||
+ | **後天的にトランプルを得る青のカードの系譜としては、[[シータボルバー/Cetavolver]]、[[Greater Morphling]]、[[岸砕きのミミック/Shorecrasher Mimic]]らがいる。 | ||
+ | *[[サメ]]という独自の[[クリーチャー・タイプ]]を持っていたが、[[2007年9月サブタイプ変更]]で[[魚]]に変更され、サメは[[廃止されたクリーチャー・タイプ|廃止]]されてしまった。しかし、[[イコリア:巨獣の棲処]]および[[統率者2020]]でサメが復活。これを受けて、[[2020年]]4月の[[オラクル]]変更で再びサメに戻った<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/ikoria-lair-behemoths-update-bulletin-2020-04-10 Ikoria: Lair of Behemoths Update Bulletin](News [[2020年]]4月10日 [[Eli Shiffrin]]著)</ref>。 | ||
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*[[カード個別評価:ザ・ダーク]] - [[コモン]]3 | *[[カード個別評価:ザ・ダーク]] - [[コモン]]3 |
2023年10月10日 (火) 12:44時点における最新版
Giant Shark (5)(青)
クリーチャー — サメ(Shark)
クリーチャー — サメ(Shark)
Giant Sharkは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしていないかぎり、攻撃できない。
Giant Sharkがこのターンにダメージを与えられているクリーチャーをブロックするか、このターンにダメージを与えられているクリーチャーによってブロックされた状態になるたび、Giant Sharkはターン終了時まで+2/+0の修整を受けるとともにトランプルを得る。
あなたが島をコントロールしていないとき、Giant Sharkを生け贄に捧げる。
いわゆる生息条件を持つクリーチャーの1つ。島が無いと活動できない。
条件つきでパワー+2とトランプルが得られるが、その条件は「事前にダメージを受けていたクリーチャーと絡んだ戦闘」。鮫の「血を敏感に察知して興奮する」習性を、ザ・ダークらしくトップダウン・デザインで表現しているが、実用となると難しい。 誘発条件の都合上、ブロック・クリーチャー指定ステップ以前にダメージを与えられている否かという判断になるのがポイント。特にこれが攻撃してきている時は相手は「ブロック要員がすでにダメージを受けているか否か(すなわち強化してしまうか否か)」がわかった上でブロック方針を決めるので、なかなか適用されない。逆に防御時は相手の攻撃クリーチャーが決まった後、ブロッカー指定前にダメージを与えればいいため、放蕩魔術師/Prodigal Sorcererもいたこの時代、比較的達成容易な条件だった。
- 前述の通りブロッカー指定前にダメージが入っていることが必要なので、たとえインスタント・タイミングでダメージを与えられるインスタント火力や瞬速オーラなどの手段があったとしても、「無傷のクリーチャーでブロックを確定」した後にそれに対してダメージを与えても強化は発生しない。
- 他のトランプル対策と同じように、十分なタフネスを持つブロッカーを用いることでスルーするよりは本体が受けるダメージを減らすことが可能なので、強化されることを覚悟のうえで「ダメージを与えられているクリーチャー」でブロックする戦術はもちろんあり得る。ただしGiant Sharkの強化条件を満たしている以上「最低1ダメージを与えられている」はずなので、単純なタフネスだけで見ると間違いやすいので注意。
- 青では初かつ非常に珍しい、自力でトランプルを得られるカード。
- 最初からトランプルを持っているものとしては、同じくザ・ダークのリバイアサン/Leviathanが初。次のフォールン・エンパイアではDeep Spawn、続くアイスエイジではSilver ErneとPolar Krakenが登場し、以降まれにではあるが大型クリーチャーとして数を増やしている。
- 後天的にトランプルを得る青のカードの系譜としては、シータボルバー/Cetavolver、Greater Morphling、岸砕きのミミック/Shorecrasher Mimicらがいる。
- サメという独自のクリーチャー・タイプを持っていたが、2007年9月サブタイプ変更で魚に変更され、サメは廃止されてしまった。しかし、イコリア:巨獣の棲処および統率者2020でサメが復活。これを受けて、2020年4月のオラクル変更で再びサメに戻った[1]。
[編集] 脚注
- ↑ Ikoria: Lair of Behemoths Update Bulletin(News 2020年4月10日 Eli Shiffrin著)
[編集] 参考
- カード個別評価:ザ・ダーク - コモン3