一望の鏡/Panoptic Mirror

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複数のカードを刻印できるのも魅力。ただし[[割る|割られ]]たときのディス[[アドバンテージ]]が増える点には注意したい。
 
複数のカードを刻印できるのも魅力。ただし[[割る|割られ]]たときのディス[[アドバンテージ]]が増える点には注意したい。
  
強烈な効果を持つカードではあるのだが、[[親和 (デッキ)|親和]]が巻き起こした[[アーティファクト]]対策に巻き込まれてしまい、[[構築]]では見せ場無く[[スタンダード]]を去ってしまった。とにかく遅いこと、[[除去]]されたときのアドバンテージ喪失が大きいことなど、内包する欠点が[[環境]]にことごとく嫌われたと言える。ともあれ効果は強烈なので、[[リミテッド]]や[[カジュアルプレイ]]でなら十二分に使える。
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強烈な効果を持つカードではあるのだが、[[親和 (デッキ)|親和デッキ]]が巻き起こした[[アーティファクト]]対策に巻き込まれてしまい、[[構築]]では見せ場無く[[スタンダード]]を去ってしまった。とにかく遅いこと、[[除去]]されたときのアドバンテージ喪失が大きいことなど、内包する欠点が[[環境]]にことごとく嫌われたと言える。ともあれ効果は強烈なので、[[リミテッド]]や[[カジュアルプレイ]]でなら十二分に使える。
  
 
*何も刻印されていない状態でも「あなたの[[アップキープ]]の開始時に~」は[[誘発]]する。また、これに[[対応して]]刻印を行えば刻印された呪文を唱えられる。
 
*何も刻印されていない状態でも「あなたの[[アップキープ]]の開始時に~」は[[誘発]]する。また、これに[[対応して]]刻印を行えば刻印された呪文を唱えられる。
 
*誘発タイミングが自分のアップキープのみなので、刻印しても意味がない呪文も数多くある。逆に[[キャントリップ]]のように格段に強くなったり、面白い挙動になるカードもまた多い。
 
*誘発タイミングが自分のアップキープのみなので、刻印しても意味がない呪文も数多くある。逆に[[キャントリップ]]のように格段に強くなったり、面白い挙動になるカードもまた多い。
 
*[[カード名]]から察するに、[[パノプティコン/Panopticon (次元カード)|パノプティコン/Panopticon]]こと[[ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel]]に設置されているアーティファクトであろう。
 
*[[カード名]]から察するに、[[パノプティコン/Panopticon (次元カード)|パノプティコン/Panopticon]]こと[[ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel]]に設置されているアーティファクトであろう。
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*基本的なルールは[[コピー#5|コピー#いずれかの領域にあるカードのコピーを作り、それを唱えさせる効果]]を参照。
  
==参考==
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==禁止指定==
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/bd118 Hop on Panoptic Mirror] ([[Brian David-Marshall]]のコラム、[[WotC]]公式より)
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[[統率者戦]]では、[[追加ターン]]獲得呪文を刻印することで手軽に[[無限ターン]]を作り出せる点が問題とされ、[[フォーマット]]制定当初から[[禁止カード]]であったが、[[2025年]]4月22日に禁止解除され[[ゲームチェンジャー・カード]]となった<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/announcements/commander-bans-and-restrictions-april-22-2025 Commander Banned and Restricted Announcement – April 22, 2025]([[2025年]]4月22日 [[Gavin Verhey]]著)</ref>。[[統率者戦#ブラケット|ブラケット]]システム下においては[[無限コンボ]]の可否を含めてゲームレベルの棲み分けが可能になった点に加え、初動までに妨害の機会が多いことが理由とされる。
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/nh15 Reflections] ([[Nate Heiss]]のコラム、[[WotC]]公式より)
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==脚注==
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==参考==
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*[https://web.archive.org/web/20090221095018/http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/bd118 Hop on Panoptic Mirror] ([[Daily MTG]] [[2004年]]4月7日 [[Brian David-Marshall]]著)
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*[https://web.archive.org/web/20090221095023/http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/nh15 Reflections] ([[Daily MTG]] [[2004年]]5月21日 [[Nate Heiss]]著)
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*[[コピーカード]]([[機能別カードリスト]])
 
*[[カード個別評価:ダークスティール]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ダークスティール]] - [[レア]]
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__NOTOC__

2025年5月12日 (月) 21:57時点における最新版


Panoptic Mirror / 一望の鏡 (5)
アーティファクト

刻印 ― (X),(T):あなたの手札から、マナ総量がXであるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を追放してもよい。
あなたのアップキープの開始時に、あなたは一望の鏡に追放されているそのインスタント・カードかソーサリー・カードの1枚をコピーしてもよい。そうしたなら、あなたはそのコピーを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。


等時の王笏/Isochron Scepterの大型版。タイミングは限られるが、いったん刻印してしまえばあとはマナ支払わなくても呪文唱えられる。

刻印されるカードによっては色々と洒落にならない事が起こる。わかりやすい例では、リセット呪文を刻印すれば毎ターン戦場がさっぱりする。また時間のねじれ/Time Warpなどを刻印すると簡単に無限ターンに。Shahrazadなぞを刻印した日には毎ターンサブゲームを行うことができ、自分も相手もげんなりすること間違いなし。

複数のカードを刻印できるのも魅力。ただし割られたときのディスアドバンテージが増える点には注意したい。

強烈な効果を持つカードではあるのだが、親和デッキが巻き起こしたアーティファクト対策に巻き込まれてしまい、構築では見せ場無くスタンダードを去ってしまった。とにかく遅いこと、除去されたときのアドバンテージ喪失が大きいことなど、内包する欠点が環境にことごとく嫌われたと言える。ともあれ効果は強烈なので、リミテッドカジュアルプレイでなら十二分に使える。

[編集] 禁止指定

統率者戦では、追加ターン獲得呪文を刻印することで手軽に無限ターンを作り出せる点が問題とされ、フォーマット制定当初から禁止カードであったが、2025年4月22日に禁止解除されゲームチェンジャー・カードとなった[1]ブラケットシステム下においては無限コンボの可否を含めてゲームレベルの棲み分けが可能になった点に加え、初動までに妨害の機会が多いことが理由とされる。

[編集] 脚注

  1. Commander Banned and Restricted Announcement – April 22, 20252025年4月22日 Gavin Verhey著)

[編集] 参考

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