空虚自身/One with Nothing
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(16人の利用者による、間の19版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:One with Nothing}} | {{#card:One with Nothing}} | ||
− | |||
− | + | 1[[マナ]]で[[あなた|自分]]の[[手札]]をすべて[[捨てる]][[インスタント]]。むろん、何かと併用しなければ自殺行為である。 | |
− | + | [[暴勇]][[デッキ]]、[[マッドネス]]デッキといった手札を積極的に捨てるデッキや、[[フラッシュバック]]などの[[墓地]]利用デッキなど、この[[カード]]を活かせるデッキはいくらでも考えられる。しかし、下記のようにこれより優れたカードが色々と存在するため余程のことがない限りは使いたいものではなく、かなりの[[カスレア]]と評価せざるを得ない。 | |
− | + | ;カードの例 | |
− | + | :同じ1マナ、[[インスタント・タイミング]]で捨てる枚数が調整可能 | |
− | + | :#[[朽ちゆくインプ/Putrid Imp]]([[黒]]の[[クリーチャー]]。再使用可能) | |
− | + | :#[[聖なる儀式/Sacred Rites]]([[白]]のインスタント。[[タフネス]][[全体強化]]) | |
− | * | + | :#[[入門の儀式/Rites of Initiation]]([[赤]]のインスタント。[[パワー]]全体強化) |
− | * | + | |
− | + | しかし、[[プロツアーホノルル06]]で[[ハウリング・オウル]]対策として[[サイドボード]]に採用されたという実績を持つカードでもある。 | |
+ | |||
+ | また、上記のカードはいずれも[[モダン]]において使用不可であり、いまだモダンにて現実的な代替カードは存在していないのも事実である。そのため、[[マッドネス]]など「手札を捨てる」ことと相性のいいカードが出てくるたびににわかに注目され、そして忘れられる…ということが起こる。 | ||
+ | |||
+ | *[[集団意識/Hive Mind]]との[[コンボ]]がたまに挙げられるが、[[機知の終わり/Wit's End]]や[[時間の滝/Temporal Cascade]]で事足りるため実用的とは言い難い。そもそも、[[契約]]とのコンボのほうがはるかに強力である。 | ||
+ | *[[Mystery Booster]]ではパロディとして[[One with Death (playtest)]]が登場した。 | ||
+ | *[[MTGアリーナ]]では[[2024年]]の[[エイプリル・フール]]記念に実装・配布された。[[ヒストリック]]において使用可能である。 | ||
+ | **ちなみに、日本語訳では「あなたの手札を捨てる。」ではなく「あなたの手札を捨てて下さい。」と丁寧語になっている誤訳がある。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[https://web.archive.org/web/20121023151751/http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr179 One With One With Nothing] ([[Making Magic]] [[2005年]]6月6日 [[Mark Rosewater]]著) | ||
*[[カード個別評価:神河救済]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:神河救済]] - [[レア]] |
2024年4月1日 (月) 15:56時点における最新版
1マナで自分の手札をすべて捨てるインスタント。むろん、何かと併用しなければ自殺行為である。
暴勇デッキ、マッドネスデッキといった手札を積極的に捨てるデッキや、フラッシュバックなどの墓地利用デッキなど、このカードを活かせるデッキはいくらでも考えられる。しかし、下記のようにこれより優れたカードが色々と存在するため余程のことがない限りは使いたいものではなく、かなりのカスレアと評価せざるを得ない。
- カードの例
- 同じ1マナ、インスタント・タイミングで捨てる枚数が調整可能
- 朽ちゆくインプ/Putrid Imp(黒のクリーチャー。再使用可能)
- 聖なる儀式/Sacred Rites(白のインスタント。タフネス全体強化)
- 入門の儀式/Rites of Initiation(赤のインスタント。パワー全体強化)
しかし、プロツアーホノルル06でハウリング・オウル対策としてサイドボードに採用されたという実績を持つカードでもある。
また、上記のカードはいずれもモダンにおいて使用不可であり、いまだモダンにて現実的な代替カードは存在していないのも事実である。そのため、マッドネスなど「手札を捨てる」ことと相性のいいカードが出てくるたびににわかに注目され、そして忘れられる…ということが起こる。
- 集団意識/Hive Mindとのコンボがたまに挙げられるが、機知の終わり/Wit's Endや時間の滝/Temporal Cascadeで事足りるため実用的とは言い難い。そもそも、契約とのコンボのほうがはるかに強力である。
- Mystery BoosterではパロディとしてOne with Death (playtest)が登場した。
- MTGアリーナでは2024年のエイプリル・フール記念に実装・配布された。ヒストリックにおいて使用可能である。
- ちなみに、日本語訳では「あなたの手札を捨てる。」ではなく「あなたの手札を捨てて下さい。」と丁寧語になっている誤訳がある。