八十岡翔太
提供:MTG Wiki
(マジックプレイヤー選手権において) |
(「脳内構築」というスタイル) |
||
2行: | 2行: | ||
[[LoM]]名物・[[ヤソコン]]の[[デッキビルダー|デザイナー]]である。その[[デッキ]]構築能力は日本随一であり、新[[環境]]の[[メタゲーム]]を操っていると言っても過言ではない。 | [[LoM]]名物・[[ヤソコン]]の[[デッキビルダー|デザイナー]]である。その[[デッキ]]構築能力は日本随一であり、新[[環境]]の[[メタゲーム]]を操っていると言っても過言ではない。 | ||
+ | 世界選手権2011においても[[けちな贈り物]]を主体とした[[ヤソコン]]は[[渡辺 雄也]]、[[中村 修平]]らトッププロにシェアされるほど[[デッキ]]構築能力は信頼されている。 | ||
+ | *世界選手権2011公式カバレージ:http://coverage.mtg-jp.com/worlds11/article/002574/ | ||
− | 特に[[パーミッション]]に定評があり、日本における[[呪師コントロール]]などの先駆者。弱点は[[ | + | |
+ | 特に[[パーミッション]]に定評があり、日本における[[呪師コントロール]]などの先駆者。弱点は[[デッキ]]が複雑すぎることとダイス目が弱いこと。 | ||
+ | コントロールデッキをよく選ぶが、青白のような耐えるコントロールではなく、[[青黒テゼレット]]や[[カウンターモンガー]]などの殴れるコントロールを好む。 | ||
+ | なお、ジャンドの使い手としても有名だが本人曰く「ジャンドはビートダウンではなくボードコントロール」であるとのこと。 | ||
+ | |||
+ | 「脳内構築」というスタイルを確立し、とにかくデッキを回してみて調整構築するよりもじっくりと机上でデッキを考えることを重視する。 | ||
+ | 決してデッキを回す練習を軽視しているわけではないが、酷い時には大会前日のホテルに使えそうなカード群をとりあえずもっていき、ゼロから前日にデッキを組むとのこと(本人談)。 | ||
2006年に入ってからの活躍は特に素晴らしく、[[プロツアーチャールストン06]]では[[プロツアー]]チャンプに輝き、[[プレイヤー・オブ・ザ・イヤー]]を受賞した。 | 2006年に入ってからの活躍は特に素晴らしく、[[プロツアーチャールストン06]]では[[プロツアー]]チャンプに輝き、[[プレイヤー・オブ・ザ・イヤー]]を受賞した。 | ||
9行: | 17行: | ||
現在は無理に[[プロツアー・ポイント]]を獲得しない方針へと変更し、[[Magic Online]]で「'''yaya3'''」としての活動を中心としている。2009年には、同年より制定されたMagic Online プレイヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、現実世界と電脳世界の両方を制した唯一のプレイヤーとなった。 | 現在は無理に[[プロツアー・ポイント]]を獲得しない方針へと変更し、[[Magic Online]]で「'''yaya3'''」としての活動を中心としている。2009年には、同年より制定されたMagic Online プレイヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、現実世界と電脳世界の両方を制した唯一のプレイヤーとなった。 | ||
− | また2012年には、世界各地のプロポイント上位者およびメジャー大会王者が一堂に会した[[マジックプレイヤー選手権]] | + | また2012年には、世界各地のプロポイント上位者およびメジャー大会王者が一堂に会した[[マジックプレイヤー選手権]]においてスイスラウンドを他のトッププロを寄せ付けない独走状態となる成績で勝ち上がった。惜しくも決勝トーナメントで[[渡辺 雄也]]に敗れ準優勝となったが、当該イベントの公式カバレージ記者であるNate Price氏をして「2000年の全米オープンを15ストローク差で圧勝したタイガー・ウッズを彷彿とさせる形で、八十岡はこの大会を支配していた。」と言わしめた。 |
*[[マジックプレイヤー選手権]]公式カバレージ:http://coverage.mtg-jp.com/mtgpc12/ | *[[マジックプレイヤー選手権]]公式カバレージ:http://coverage.mtg-jp.com/mtgpc12/ | ||
*[[マジックプレイヤー選手権]]八十岡 翔太による記事:http://www.tarumo.com/page/83 | *[[マジックプレイヤー選手権]]八十岡 翔太による記事:http://www.tarumo.com/page/83 |
2012年11月21日 (水) 06:04時点における版
八十岡 翔太(やそおか しょうた)は、日本のマジックプレイヤー。人呼んで「ヤソ」。
LoM名物・ヤソコンのデザイナーである。そのデッキ構築能力は日本随一であり、新環境のメタゲームを操っていると言っても過言ではない。 世界選手権2011においてもけちな贈り物を主体としたヤソコンは渡辺 雄也、中村 修平らトッププロにシェアされるほどデッキ構築能力は信頼されている。
- 世界選手権2011公式カバレージ:http://coverage.mtg-jp.com/worlds11/article/002574/
特にパーミッションに定評があり、日本における呪師コントロールなどの先駆者。弱点はデッキが複雑すぎることとダイス目が弱いこと。
コントロールデッキをよく選ぶが、青白のような耐えるコントロールではなく、青黒テゼレットやカウンターモンガーなどの殴れるコントロールを好む。
なお、ジャンドの使い手としても有名だが本人曰く「ジャンドはビートダウンではなくボードコントロール」であるとのこと。
「脳内構築」というスタイルを確立し、とにかくデッキを回してみて調整構築するよりもじっくりと机上でデッキを考えることを重視する。 決してデッキを回す練習を軽視しているわけではないが、酷い時には大会前日のホテルに使えそうなカード群をとりあえずもっていき、ゼロから前日にデッキを組むとのこと(本人談)。
2006年に入ってからの活躍は特に素晴らしく、プロツアーチャールストン06ではプロツアーチャンプに輝き、プレイヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
現在は無理にプロツアー・ポイントを獲得しない方針へと変更し、Magic Onlineで「yaya3」としての活動を中心としている。2009年には、同年より制定されたMagic Online プレイヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、現実世界と電脳世界の両方を制した唯一のプレイヤーとなった。
また2012年には、世界各地のプロポイント上位者およびメジャー大会王者が一堂に会したマジックプレイヤー選手権においてスイスラウンドを他のトッププロを寄せ付けない独走状態となる成績で勝ち上がった。惜しくも決勝トーナメントで渡辺 雄也に敗れ準優勝となったが、当該イベントの公式カバレージ記者であるNate Price氏をして「2000年の全米オープンを15ストローク差で圧勝したタイガー・ウッズを彷彿とさせる形で、八十岡はこの大会を支配していた。」と言わしめた。
- マジックプレイヤー選手権公式カバレージ:http://coverage.mtg-jp.com/mtgpc12/
- マジックプレイヤー選手権八十岡 翔太による記事:http://www.tarumo.com/page/83
- 元々はバーンの愛好家であるらしく、チーム・スタンダード戦のグランプリ浜松06ではボロスバーンを持ち込み、準優勝に貢献している。タカラトミー公式サイト内、浅原晃のコラム[1]にも「対抗呪文/Counterspellか火炎破/Fireblastさえあれば、俺の時代が…」というコメントを寄せている(どうやらクリーチャー嫌いらしい)。
八十岡×川崎のスタンダードウォッチング
タカラトミー公式サイトで、カバレージライターの川崎大輔とともにコラム「八十岡×川崎のスタンダードウォッチング」を連載していた。タカラトミー公式サイト縮小後も、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト日本公式サイトやプレミアイベントのカバレージ、マナバーン誌などで不定期に連載を続けている。
- 「八十岡×川崎のスタンダードウォッチング:第1回」において、シャドウムーア参入後のスタンダードにおける黒緑エルフの立場を酷評したが、その直後にプロツアーハリウッド08で黒緑エルフが優勝してしまった。そのことやその時の発言は、公式サイトのコラムでたびたびネタにされている。
連載履歴
- 八十岡×川崎の「新」スタンダードウォッチング:第4回 (WotC日本公式サイト)
- 八十岡×川崎の「新」スタンダードウォッチング:第3回 (WotC日本公式サイト)
- 八十岡×川崎の「新」スタンダードウォッチング:第2回 (WotC日本公式サイト)
- 八十岡×川崎の「新」スタンダードウォッチング:第1回 (同上)
- 八十岡×川崎のスタンダードウォッチング プロツアー京都トップ8編 (プロツアー京都09日本語カバレージ内)
- 八十岡×川崎のスタンダードウォッチング PT京都直前編 (同上)
- 八十岡×川崎のエクステンデッドウォッチング (世界選手権08日本語カバレージ内)
- 八十岡×川崎のスタンダードウォッチング:世界選手権速報編 (同上)
- 八十岡×川崎のスタンダードウォッチング 最終回 (タカラトミー公式サイトでの連載。記事内に第1回~第6回のリンクあり)
- 八十岡×川崎のスタンダードウォッチング・出張版 (マナバーン2009 Vol.2)
- 八十岡×川崎のスタンダードウォッチング・完全版 (マナバーン2009)
主な戦績
- プロツアーチャールストン06 チーム戦優勝(Kajiharu80)
その他
- プレイヤー選手権12 準優勝
- グランプリボストンウスター12 ベスト8
- グランプリブリスベン11 ベスト8
- 日本選手権11 ベスト8
- グランプリシンガポール11 ベスト8
- グランプリ神戸11 優勝
- 日本選手権10 ベスト8
- グランプリ仙台10 ベスト4
- グランプリクアラルンプール10 ベスト8
- グランプリマニラ08 準優勝
- グランプリ北九州07 準優勝
- グランプリモントリオール07 ベスト4
- グランプリストラスブール07 ベスト4
- グランプリニュージャージー06 ベスト8
- グランプリシドニー06 ベスト8
- グランプリトゥールーズ06 ベスト8
- グランプリクアラルンプール06 ベスト8
- グランプリ浜松06 チーム戦準優勝(Stardust Crusaders)
- The Finals01 ベスト4
- 2005-2006年 プレイヤー・オブ・ザ・イヤー
- 2009年 Magic Online プレイヤー・オブ・ザ・イヤー
- インビテーショナル07 出場(プレイヤー・オブ・ザ・イヤー)
代表的なデッキ
- ヤソコン
- 青黒テゼレット(グランプリシンガポール11 ベスト8、グランプリブリスベン11 ベスト8)
- 青黒フェアリー (グランプリ神戸11 優勝)
- ジャンド (グランプリクアラルンプール10・日本選手権10 ベスト8、グランプリ仙台10 ベスト4)
- 青黒トロン (グランプリ京都07)
- ボロスバーン (グランプリ浜松06 準優勝)
- カウンターモンガー (The Finals01 ベスト4)