焦熱の計画/Fiery Gambit

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
1行: 1行:
 
{{#card:Fiery Gambit}}
 
{{#card:Fiery Gambit}}
  
[[コイン投げ]]に勝っていくたびに[[]]らしい[[効果]]が付加されていく[[カード]]。1回で「クリーチャーに3点ダメージ」、2回で「すべての対戦相手に6点ダメージ」、3回以上で「9枚ドロー+自分の土地すべて[[アンタップ]]」。
+
[[コイン投げ]]に勝っていくたびに[[効果]]が付加されていく[[カード]]。1回で「[[対象]]のクリーチャーに3点[[ダメージ]]」が、2回でさらに「すべての[[対戦相手]]に6点ダメージ」が、3回でさらに「9枚[[引く|ドロー]]+[[あなた|自分]]の[[土地]]すべて[[アンタップ]]」が付加される。
  
1回ごとにコイン投げを続けるかやめることを選ぶことができる。途中で負けた場合は、それまで何回勝っていてもこのカードは何の効果も及ぼさない。
+
2回勝利まではコイン投げの不安定さに見合う効果とは言い難いが、3回勝った時の効果である「対象のクリーチャーに3点ダメージ+全対戦相手に6点ダメージ+9枚ドロー+自分の全土地のアンタップ」というのはさすがにすさまじい。とはいえ素で使って3連勝する確率は低く、何もしないことが多いので、何らかのフォローは必須。
  
ちなみに3回勝つ確率は1/8で12.5%、[[クラークの親指/Krark's Thumb]]を用いると27/64で約42%。[[鏡の画廊/Mirror Gallery]]を出した上でクラークの親指を2枚出せば約82%、3枚で98.83%、4枚で99.995%になる。[[反復/Reiterate]]や[[ミラーリ/Mirari]]も確率を上げるのに役立つかもしれない。
+
それでも確実性はないし、これ1枚で[[勝利]]できるカードでもないので[[構築]]で使われる類のカードではないが、[[Timmy, Johnny, and Spike|ジョニー]]にとっては非常に魅力的なロマンあふれるカードである。
  
*[[対象]]となる[[クリーチャー]]がいないと使えないので注意。
+
*1回ごとにコイン投げを続けるかやめることを選ぶことができる。途中で負けた場合は、それまで何回勝っていてもこのカードは何の効果も及ぼさない。
 +
*対象となる[[クリーチャー]]がいないと使えないので注意。
 +
*コイン投げに負けてさえいなければ2回以上勝った場合でも対象のクリーチャーに3点ダメージを与えるし、3回以上勝った場合でも全対戦相手に6点ダメージを与える。
 +
*すべての効果は強制である。対象のクリーチャーが自分のクリーチャーであっても、1回以上コイン投げに勝利し、一度もコイン投げに負けていなければそのクリーチャーにダメージを与えなければならない。
 
*[[双頭巨人戦]]では、2回勝たれるだけでも物凄く痛い。12点([[ライフ]]の1/3以上)がたったの3[[マナ]]で削られてしまう。もっとも期待値的には12*(1/4)=3で3点なので、[[プレイヤー]]直接火力としては性能は悪いのだが。
 
*[[双頭巨人戦]]では、2回勝たれるだけでも物凄く痛い。12点([[ライフ]]の1/3以上)がたったの3[[マナ]]で削られてしまう。もっとも期待値的には12*(1/4)=3で3点なので、[[プレイヤー]]直接火力としては性能は悪いのだが。
 
*負けるまで何回でも(4回でも10回でも)コイン投げを続けることができる。通常4回以上やることに意味は無いが、[[偶然の出合い/Chance Encounter]]などがあれば意味がある。ただ、素直に3回で止めておいた方が得なので、普通はやらない。
 
*負けるまで何回でも(4回でも10回でも)コイン投げを続けることができる。通常4回以上やることに意味は無いが、[[偶然の出合い/Chance Encounter]]などがあれば意味がある。ただ、素直に3回で止めておいた方が得なので、普通はやらない。
 
*「何の効果も及ぼさない」と書かれたカードは、このカード(と黎明期特有の例外的デザインである[[Falling Star]])だけである。混沌の[[赤]]の中でも特に際立ったカードといえる。
 
*「何の効果も及ぼさない」と書かれたカードは、このカード(と黎明期特有の例外的デザインである[[Falling Star]])だけである。混沌の[[赤]]の中でも特に際立ったカードといえる。
 +
*2回勝利までの効果は赤らしい効果であるが、3回勝利の効果はいきなり赤の[[色の役割]]から大きく外れたものになっている。これも混沌の赤というべきところか。
 +
*3回勝つ確率は1/8で12.5%、[[クラークの親指/Krark's Thumb]]を用いると27/64で約42%。[[鏡の画廊/Mirror Gallery]]を出した上でクラークの親指を2枚出せば約82%、3枚で98.83%、4枚で99.995%になる。[[反復/Reiterate]]や[[ミラーリ/Mirari]]も確率を上げるのに役立つかもしれない。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:ミラディン]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ミラディン]] - [[レア]]

2016年3月8日 (火) 23:59時点における最新版


Fiery Gambit / 焦熱の計画 (2)(赤)
ソーサリー

クリーチャー1体を対象とする。あなたがコイン投げに負けるかコイン投げをやめることを選ぶまでコインを1枚投げる。あなたがコイン投げに負けた場合、焦熱の計画は何の効果も及ぼさない。あなたが1回以上コイン投げに勝った場合、焦熱の計画はそのクリーチャーに3点のダメージを与える。あなたが2回以上コイン投げに勝った場合、焦熱の計画はすべての対戦相手に6点のダメージを与える。あなたが3回以上コイン投げに勝った場合、カードを9枚引きあなたがコントロールするすべての土地をアンタップする。


コイン投げに勝っていくたびに効果が付加されていくカード。1回で「対象のクリーチャーに3点ダメージ」が、2回でさらに「すべての対戦相手に6点ダメージ」が、3回でさらに「9枚ドロー自分土地すべてアンタップ」が付加される。

2回勝利まではコイン投げの不安定さに見合う効果とは言い難いが、3回勝った時の効果である「対象のクリーチャーに3点ダメージ+全対戦相手に6点ダメージ+9枚ドロー+自分の全土地のアンタップ」というのはさすがにすさまじい。とはいえ素で使って3連勝する確率は低く、何もしないことが多いので、何らかのフォローは必須。

それでも確実性はないし、これ1枚で勝利できるカードでもないので構築で使われる類のカードではないが、ジョニーにとっては非常に魅力的なロマンあふれるカードである。

  • 1回ごとにコイン投げを続けるかやめることを選ぶことができる。途中で負けた場合は、それまで何回勝っていてもこのカードは何の効果も及ぼさない。
  • 対象となるクリーチャーがいないと使えないので注意。
  • コイン投げに負けてさえいなければ2回以上勝った場合でも対象のクリーチャーに3点ダメージを与えるし、3回以上勝った場合でも全対戦相手に6点ダメージを与える。
  • すべての効果は強制である。対象のクリーチャーが自分のクリーチャーであっても、1回以上コイン投げに勝利し、一度もコイン投げに負けていなければそのクリーチャーにダメージを与えなければならない。
  • 双頭巨人戦では、2回勝たれるだけでも物凄く痛い。12点(ライフの1/3以上)がたったの3マナで削られてしまう。もっとも期待値的には12*(1/4)=3で3点なので、プレイヤー直接火力としては性能は悪いのだが。
  • 負けるまで何回でも(4回でも10回でも)コイン投げを続けることができる。通常4回以上やることに意味は無いが、偶然の出合い/Chance Encounterなどがあれば意味がある。ただ、素直に3回で止めておいた方が得なので、普通はやらない。
  • 「何の効果も及ぼさない」と書かれたカードは、このカード(と黎明期特有の例外的デザインであるFalling Star)だけである。混沌のの中でも特に際立ったカードといえる。
  • 2回勝利までの効果は赤らしい効果であるが、3回勝利の効果はいきなり赤の色の役割から大きく外れたものになっている。これも混沌の赤というべきところか。
  • 3回勝つ確率は1/8で12.5%、クラークの親指/Krark's Thumbを用いると27/64で約42%。鏡の画廊/Mirror Galleryを出した上でクラークの親指を2枚出せば約82%、3枚で98.83%、4枚で99.995%になる。反復/Reiterateミラーリ/Mirariも確率を上げるのに役立つかもしれない。

[編集] 参考

MOBILE