天秤/Balance
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2016年11月26日 (土) 05:01時点における版
ソーサリー
各プレイヤーは、コントロールする土地の数が最も少ないプレイヤーがコントロールする土地の数に等しい数だけ、自分がコントロールする土地を選ぶ。その後、残りを生け贄に捧げる。同じ方法で、各プレイヤーはカードを捨て、クリーチャーを生け贄に捧げる。
低いコストで膨大なアドバンテージを得ることもできる、強力なコントロール呪文。その名の通り、互いの状態を天秤にかけて「均等」にしてしまうカード。
2マナで神の怒り/Wrath of Godにもハルマゲドン/Armageddonにも精神錯乱/Mind Twistにもなり得るカードであり、それらの組み合わせで総合的に大きなアドバンテージを得られる。
エンチャント、アーティファクトは影響を受けないため、それらと併用すれば大きなカード・アドバンテージを得られた。後に登場した待機やプレインズウォーカーといったシステムも好相性。反面、対戦相手にそれらを並べられているとディスアドバンテージとなるし、何も用意せず使っても効果は薄い。また、神の怒り同様、自分でクリーチャーを並べるデッキではテンポを失ってしまうので採用しづらい。
またライフには影響を与えないため、カードと引き換えにライフ・アドバンテージを確保してから撃つのも有効。自分が回復する方向性ではZuran Orbとのコンボが有名(→ズーラン・バランス)。ありったけの火力を対戦相手にぶつけてから天秤を使う戦術も存在した。
- これが使えた頃のルールでは、打ち消すチャンスが何らかの対応する前にしかなかった。そのため、打ち消されないことを確認してからゆっくりと手札やパーマネントを消費することができた(詳しくはインタラプト参照)。
- 精神錯乱と同様、第4版まで残っていたのは謎とされる。リソースを一気に削ってしまうカードの凶悪さが判明したのが、リソースを一気に増加するカード(パワー9など)と比べると、わりと遅かったということもある。
- 第5版では「スタンダード環境で禁止になったカードは除外する」という理由で収録されなかった(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。
- 調整すると平等化/Balancing Actや均衡の復元/Restore Balanceになる。
- これの箔押しのカードがDCI認定ジャッジに配布されている(ジャッジ褒賞)。イラスト も過去のデザインを汲みながら美麗にリニューアル。
- From the Vault:Exiledに新規イラストで収録された。
1995年4月19日より、Type1(現ヴィンテージ)とスタンダードで制限カード、Type1.5で禁止カードに指定された。2004年9月20日よりType1.5から移行したレガシーでも、続けて禁止である。From the Vault:Exiledのリリースに伴い、2009年8月26日より100カードシングルトン・司令官戦・プリズマティック・トライバル・ウォーズ・クラシックで禁止カード、クラシックで制限カードに指定された。統率者戦においても、禁止カードに指定されている。
テキストの変更
旧ルール文章では、規定の数になるまで生け贄に捧げる操作を繰り返すかのような記述だった。
旧オラクル
天秤/Balance (1)(白)ソーサリー
コントロールする土地の数が最も少ないプレイヤーを除き、各プレイヤーは自分のコントロールする土地が最も少ないプレイヤーと等しくなるまで土地を生け贄に捧げる。同様にカードを捨て、その後同様にクリーチャーも生け贄に捧げる。
印刷されたテキストとは異なる挙動を示していたため、2009年1月30日のオラクル変更により、生け贄に捧げる操作は同時に行われることが明確化された。均衡の復元/Restore Balanceのテキストに沿った形である。