ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique
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2018年3月5日 (月) 21:44時点における版
伝説のクリーチャー — フェアリー(Faerie) ウィザード(Wizard)
瞬速
飛行
ヴェンディリオン三人衆が戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーの手札を見る。あなたは、その中から土地でないカードを1枚選んでもよい。そうした場合、そのプレイヤーは選ばれたカードを公開し、それを自分のライブラリーの一番下に置き、その後カードを1枚引く。
伝説のクリーチャーではあるものの、3マナ3/1瞬速飛行+αと、非常にコスト・パフォーマンスが良いフェアリー。
能力の対象を対戦相手にとれば、手札の確認と同時にカード1枚を退けることができる。通常の手札破壊と違い、カードを落とした際に相手にドローされるため、対戦相手の手札の総量が減っているわけではないという点に注意。それどころか、逆にこちらの脅威となるカードを引かれてしまう可能性もある。しかし、その時点で最も脅威となるカードを落としたならば、他に何が来ても構わないと考えることができるし、カードをライブラリーの一番下へ送ることは強制ではないため、対戦相手の手札に脅威となりそうなカードが無ければ確認するだけに留めることも可能。また、自分を対象にとれば手札で腐っているカードを擬似的にサイクリングすることも可能。このカードが複数枚手札に来てしまった時などに有効なプレイング。
能力の汎用性が高く、アタッカーとしての性能が高いことから、フェアリーデッキによく採用される他、それ以外のクロック・パーミッションから自分のコンボデッキの補助、果ては相手のコンボデッキの妨害に至るまでフォーマットを問わず幅広く使用されているパワーカードである。
強いて弱点を挙げるとすればそのタフネスの低さで、未練ある魂/Lingering Soulsなどの前ではクロックとしての信頼性が極端に落ちる。スタンダードでは苦花/Bitterblossomの存在により、やや評価が低かった。
- 落としたカードは墓地ではなくライブラリーの一番下に送られる。そのため、リアニメイトやフラッシュバックのような墓地を活用する手段が多いことを考えると、再利用されにくいのは利点と言える。一方で、こちらが根絶/Extirpateなどを狙っている場合などは相性が悪い。同様の理由で、共鳴者として利用することもできない。
- 公開するのは選んだカードだけであり、手札すべてを公開する必要はない。手札をどうせ見るんだから何をと思うかもしれないが、自分の手札を入れ替える場合や多人数戦では違ってくる。
- ウィザードでもあるため、エクステンデッド以下のフォーマットでは激浪の研究室/Riptide Laboratoryとの相性もよい。
- インスタント・タイミングで手札を任意に対処できるという性質上、奇跡に強い。奇跡カードが公開されたことに対応してライブラリーの一番下に送ることで、唱えるのを阻止できる。
- イラストの向かって左からエンドリ/Endry・イリオナ/Iliona・ヴィーサ/Veesa。それぞれの名前の最初の部分をとって「ヴェンディリオン」[Ve-(E)nd-Ilion]なのだろう。
- モダンマスターズ2015では新規イラストで再録された。三名の並び順も本家のそれを踏襲している。
- 同ブロックの霧縛りの徒党/Mistbind Cliqueや技鋸の徒党/Knacksaw CliqueなどもCliqueだが、そちらは「徒党」と訳されている。
- モーニングタイド初出時はレアだったが、Modern Masters再録時に神話レアに変更された。
関連カード
サイクル
ローウィン・ブロックの、単色の伝説のクリーチャーのサイクル。
- キンズベイルの勇士、ブリジッド/Brigid, Hero of Kinsbaile
- ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique
- 朝の歌のマラレン/Maralen of the Mornsong
- 巡礼者アシュリング/Ashling the Pilgrim
- 放浪者ライズ/Rhys the Exiled