呪禁

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それまで俗に[[一方通行]]やSuper Shroud(超被覆)と呼ばれていた「あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない」能力をキーワード化したものである。これと同じ能力は[[オラクル]]更新により呪禁に変更された。制定時から[[常磐木]]能力として扱われており、新[[エキスパンション]]のたびに順調に数を増やしている。[[ドミナリア]]では特定の性質の呪文や能力のみを防ぐ[性質]からの呪禁が登場した。
 
それまで俗に[[一方通行]]やSuper Shroud(超被覆)と呼ばれていた「あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない」能力をキーワード化したものである。これと同じ能力は[[オラクル]]更新により呪禁に変更された。制定時から[[常磐木]]能力として扱われており、新[[エキスパンション]]のたびに順調に数を増やしている。[[ドミナリア]]では特定の性質の呪文や能力のみを防ぐ[性質]からの呪禁が登場した。
  
[[キーワード能力]]の[[被覆]]同様、その性質上、[[単体除去]]に強い[[除去耐性|耐性]]を与えることができる。また被覆とは違い、[[あなた|自分]]や[[チームメイト]]の[[呪文]]や[[能力]]には影響しないため、純粋なメリット能力として捉えられる。
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[[キーワード能力]]の[[被覆]]同様、その性質上、[[単体除去]]に強い[[除去耐性|耐性]]を与えることができる。また被覆とは違い、[[あなた|自分]]や[[チームメイト]]の[[呪文]]や[[能力]]には影響しないが相手の利敵行為の恩恵を受けないので、純粋なメリット能力ではない。
  
 
[[カード|定形のマジックのカード]]としては[[ポータル三国志]]で初めて登場し、[[ミラディン]]から本格的に登場し始めた。[[統率者 (カードセット)|統率者]]までは呪禁を持つ[[クリーチャー]]はすべて[[緑]]を含んでいたが、[[基本セット2012]]や[[イニストラード・ブロック]]以降は[[青]]のクリーチャーが持つことも多くなっている。緑のクリーチャーは保護色や擬態によって自然の中に身を隠すイメージ([[原初の狩猟獣/Primal Huntbeast]]、[[霧を歩むもの、ウリル/Uril, the Miststalker]])、青のクリーチャーは[[スピリット]]等、元々気配が薄かったり幻術によって姿を眩ましていたりというイメージだろうか([[不可視の忍び寄り/Invisible Stalker]]、[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]])。
 
[[カード|定形のマジックのカード]]としては[[ポータル三国志]]で初めて登場し、[[ミラディン]]から本格的に登場し始めた。[[統率者 (カードセット)|統率者]]までは呪禁を持つ[[クリーチャー]]はすべて[[緑]]を含んでいたが、[[基本セット2012]]や[[イニストラード・ブロック]]以降は[[青]]のクリーチャーが持つことも多くなっている。緑のクリーチャーは保護色や擬態によって自然の中に身を隠すイメージ([[原初の狩猟獣/Primal Huntbeast]]、[[霧を歩むもの、ウリル/Uril, the Miststalker]])、青のクリーチャーは[[スピリット]]等、元々気配が薄かったり幻術によって姿を眩ましていたりというイメージだろうか([[不可視の忍び寄り/Invisible Stalker]]、[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]])。

2018年8月29日 (水) 23:31時点における版

呪禁/Hexproof
種別 常在型能力
登場セット 多数
CR CR:702.11

呪禁(じゅごん)/Hexproofは、統率者で制定されたキーワード能力。これは常在型能力である。パーマネントだけでなくプレイヤーもこの能力を持ちうる。


Taoist Hermit / 道教の隠者 (2)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) 神秘家(Mystic)

呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)

2/2


Knight of Grace / 善意の騎士 (1)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)

先制攻撃
黒からの呪禁(このクリーチャーは、対戦相手がコントロールしている黒の呪文や能力の対象にならない。)
いずれかのプレイヤーが黒のパーマネントをコントロールしているかぎり、善意の騎士は+1/+0の修整を受ける。

2/2


Aegis of the Gods / 神々の神盾 (1)(白)
クリーチャー エンチャント — 人間(Human) 兵士(Soldier)

あなたは呪禁を持つ。(あなたは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)

2/1

定義

パーマネントにおける呪禁/Hexproofは、「このパーマネントはあなた対戦相手コントロールする呪文や能力の対象にならない。」を意味する。

[性質]からの呪禁Hexproof from [quality]は、「このパーマネントは、対戦相手がコントロールしている[性質]呪文や対戦相手がコントロールしている[性質]発生源からの能力の対象にならない。」を意味する。

プレイヤーにおける呪禁/Hexproofは、「あなたはあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。」を意味する。

解説

それまで俗に一方通行やSuper Shroud(超被覆)と呼ばれていた「あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない」能力をキーワード化したものである。これと同じ能力はオラクル更新により呪禁に変更された。制定時から常磐木能力として扱われており、新エキスパンションのたびに順調に数を増やしている。ドミナリアでは特定の性質の呪文や能力のみを防ぐ[性質]からの呪禁が登場した。

キーワード能力被覆同様、その性質上、単体除去に強い耐性を与えることができる。また被覆とは違い、自分チームメイト呪文能力には影響しないが相手の利敵行為の恩恵を受けないので、純粋なメリット能力ではない。

定形のマジックのカードとしてはポータル三国志で初めて登場し、ミラディンから本格的に登場し始めた。統率者までは呪禁を持つクリーチャーはすべてを含んでいたが、基本セット2012イニストラード・ブロック以降はのクリーチャーが持つことも多くなっている。緑のクリーチャーは保護色や擬態によって自然の中に身を隠すイメージ(原初の狩猟獣/Primal Huntbeast霧を歩むもの、ウリル/Uril, the Miststalker)、青のクリーチャーはスピリット等、元々気配が薄かったり幻術によって姿を眩ましていたりというイメージだろうか(不可視の忍び寄り/Invisible Stalker聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft)。

ルール

  • 「呪文や能力の対象にならない」ことと「エンチャントできない」こととは別である。呪禁を持っていても、対象を取らずにオーラ戦場に出す能力や、戦場に出ているオーラを移動することによって、エンチャントされた状態にすることはできる。
  • 戦場でのみ機能するので、スタック墓地などにある場合には対象に取れる。
  • 呪文や能力の対象になった後対応して呪禁を得た場合、解決に際してプレイヤーやパーマネントは不正な対象となる。呪文や能力はそれに対して効果を発揮しない。すべての対象が不正になっていたのならば、その呪文や能力は解決されずスタックから取り除かれる(立ち消え)。
  • [性質]からの呪禁を持つパーマネントに呪文や能力を唱えたり起動したりした後で呪文や能力の発生源特性などが変化し、[性質]に合致したなら、その呪文や能力にとってそのパーマネントは不正な対象になる。

その他

  • 対戦相手のクリーチャーの呪禁を無効化するカードに、派手な投光/Glaring Spotlight忍耐の元型/Archetype of Endurance秘儀の灯台/Arcane Lighthouse死すべき定め/Bonds of Mortalityが存在する。
  • 被覆と異なり、自分でオーラを使う場合の相性が非常によくなっている。例えば、自分の呪禁持ちクリーチャーを対象にオーラ呪文を唱えることは普通にできるうえ、対戦相手のクリーチャー単体除去によってカード・アドバンテージを失う(クリーチャーとオーラが一緒に墓地送りになる)ことが起こりにくくなる。→呪禁オーラ
  • hexproofはhexとproofを組み合わせた造語。hexは「魔力、呪い」といった意味で、呪詛/Hexというカードも存在する。-proofはほかの単語の後につけて「~に耐性がある」という意味になる接尾語(例えばfireproofで「耐火」、waterproofで「防水」など)。よってhexproofで「魔力に耐性がある」という意味になる。
  • 呪禁は「まじないにより悪気、物の怪などを退けること」であり、律令制時代の日本には呪禁師という役職が存在した。

脚注

  1. Mファイル『タルキール龍紀伝』編・パート2(Latest Developments2015年3月27日)
  2. 長年の問題(Latest Developments 2015年6月19日)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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