不浄なる暗黒の書/The Book of Vile Darkness
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(→ストーリー: ヴェクナについて追記) |
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原作[[TRPG]]「[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]」においては、'''不浄なる暗黒の書'''/''The Book of Vile Darkness''には2つの意味がある。 | 原作[[TRPG]]「[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]」においては、'''不浄なる暗黒の書'''/''The Book of Vile Darkness''には2つの意味がある。 | ||
*1つ目として、作品世界内における下級アーティファクト(定命の者ではほぼ作り出せないマジックアイテム)。口にする事も憚られる邪悪について書かれており、悪属性のクレリックが読み込んだ暁には新たな力を与える超自然の本。反対に善属性の者にとっては触ることさえ苦痛と堕落をもたらす。 | *1つ目として、作品世界内における下級アーティファクト(定命の者ではほぼ作り出せないマジックアイテム)。口にする事も憚られる邪悪について書かれており、悪属性のクレリックが読み込んだ暁には新たな力を与える超自然の本。反対に善属性の者にとっては触ることさえ苦痛と堕落をもたらす。 | ||
− | **「ヴェクナ」はD&D5版において不浄なる暗黒の書を記した[[ゾンビ|リッチ]]にして[[神]] | + | **「ヴェクナ」はD&D5版において不浄なる暗黒の書を記した[[ゾンビ|リッチ]]にして[[神]]。邪悪な秘密を司り、関連するキャンペーンにおいて黒幕を張った「グレイホーク」ワールドにおける最大の悪役である。彼はプレイヤーたちの活躍によって一度は滅ぼされるものの、何らかの手段で蘇り、グレイホークの万神殿において神の一柱に上り詰めた。グレイホークの各地には、ヴェクナを崇めるカルトが密かに存在するという。 |
*2つ目としては、現実世界のダンジョンズ&ドラゴンズ用サプリメント本。作品世界における悪の性質、論理的ジレンマ、そして悪の組織や邪悪な英雄のためのオプションルールについて記載されている。 | *2つ目としては、現実世界のダンジョンズ&ドラゴンズ用サプリメント本。作品世界における悪の性質、論理的ジレンマ、そして悪の組織や邪悪な英雄のためのオプションルールについて記載されている。 | ||
2021年7月30日 (金) 18:29時点における版
伝説のアーティファクト
あなたの終了ステップの開始時に、このターンにあなたが2点以上のライフを失っていた場合、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークン1体を生成する。
(T),不浄なる暗黒の書と、あなたがコントロールしている《アイ・オヴ・ヴェクナ/Eye of Vecna》という名前のアーティファクト1つと《ハンド・オヴ・ヴェクナ/Hand of Vecna》という名前のアーティファクト1つを追放する:《ヴェクナ/Vecna》という名前の、破壊不能とそれらの追放されたカードのすべての誘発型能力を持つ黒の8/8の伝説のゾンビ・神(God)クリーチャー・トークン1体を生成する。
2点以上のライフを失ったターンに2/2ゾンビを生み出す伝説のアーティファクト。合体カードであり、アイ・オヴ・ヴェクナ/Eye of Vecnaとハンド・オヴ・ヴェクナ/Hand of Vecnaが揃うと強大な神ヴェクナ/Vecnaが降臨する。
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ルール
- この能力は失ったライフの点数だけを見る。例えばあなたがこのターン中に3点のライフを失い、2点のライフを得たなら、「2点以上のライフを失った」と見なされる。
- この能力が誘発するには、あなたの戦闘後メイン・フェイズが終わるまでに2点以上のライフを失っている必要がある。終了ステップに入ってからライフを失っても、能力が遡って誘発することはない。
- 通常、ヴェクナは破壊不能と以下の4つの能力を持つ。
- ヴェクナが戦場に出たとき、あなたはカード1枚を引き、2点のライフを失う。
- あなたのアップキープの開始時に、あなたは「(2)を支払い、カード1枚を引き、2点のライフを失う。」を選んでもよい。
- あなたのターンの戦闘の開始時に、ターン終了時まで、装備しているクリーチャーかあなたがコントロールしていて「ヴェクナ」という名前のクリーチャー1体は+X/+Xの修整を受ける。Xはあなたの手札にあるカードの枚数に等しい。
- あなたの終了ステップの開始時に、このターンにあなたが2点以上のライフを失っていた場合、黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークン1体を生成する。
- ヴェクナの生成時に、ヴェクナが持つETB能力(通常、それは「ヴェクナが戦場に出たとき、あなたはカード1枚を引き、2点のライフを失う。」)は誘発する。#オラクルの変遷も参照。
- ヴェクナに与えられる能力は、追放領域におけるカードを見る。したがって、何らかのパーマネントをアイ・オヴ・ヴェクナ/Eye of Vecnaかハンド・オヴ・ヴェクナ/Hand of Vecnaのコピーにし、そのパーマネントを追放して不浄なる暗黒の書の能力を起動した場合、ヴェクナが通常とは異なる誘発型能力を持つこともあり得る。
オラクルの変遷
フォーゴトン・レルム探訪発売と同時にエラッタが出されている。印刷されたルール文章は「『ヴェクナ』という名前で破壊不能を持つ黒の8/8の伝説のゾンビ・神・クリーチャー・トークン1体を生成する。それはそれらの追放されたカードのすべての誘発型能力を得る。」であった。
デザインの意図としてはヴェクナの生成時にアイ・オヴ・ヴェクナ/Eye of VecnaのETB能力が誘発するはずであったが、このルール文章ではトークンが生成されてから(=戦場に出てから)戦場に出たときの誘発型能力を得るため、誘発しないことになってしまう。そのため、最初から誘発型能力を持った状態で生成されるように修正された[1]。
ストーリー
原作TRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」においては、不浄なる暗黒の書/The Book of Vile Darknessには2つの意味がある。
- 1つ目として、作品世界内における下級アーティファクト(定命の者ではほぼ作り出せないマジックアイテム)。口にする事も憚られる邪悪について書かれており、悪属性のクレリックが読み込んだ暁には新たな力を与える超自然の本。反対に善属性の者にとっては触ることさえ苦痛と堕落をもたらす。
- 2つ目としては、現実世界のダンジョンズ&ドラゴンズ用サプリメント本。作品世界における悪の性質、論理的ジレンマ、そして悪の組織や邪悪な英雄のためのオプションルールについて記載されている。
関連カード
- 能力が参照するカード
- 対となるカード
脚注
- ↑ Adventures in the Forgotten Realms Update Bulletin/『フォーゴトン・レルム探訪』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)(News 2021年7月15日 Jess Dunks著)