実存

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[[ミラージュ・ブロック]]の[[インスタントメント]]など、一部の[[カード]]の処理のために存在する、単なるマーカーとしての[[能力]]であり、実存自体は一切効果を持たない。
 
[[ミラージュ・ブロック]]の[[インスタントメント]]など、一部の[[カード]]の処理のために存在する、単なるマーカーとしての[[能力]]であり、実存自体は一切効果を持たない。
  

2009年2月14日 (土) 19:51時点における版

実存/Substance
種別 常在型能力
登場セット 主にミラージュビジョンズ
CR CR:-

実存/Substanceは、ミラージュMagic Onlineでリリースされる際に制定されたキーワード能力。これは効果を持たない常在型能力である。


Grave Servitude / 死の隷従 (1)(黒)
エンチャント — オーラ(Aura)

あなたは、死の隷従をそれが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。あなたがソーサリーを唱えられないときにそれを唱えた場合、それがなったパーマネントのコントローラーは、次のクリンナップ・ステップの開始時にそれを生け贄に捧げる。
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+3/-1の修整を受けるとともに黒である。


解説

ミラージュ・ブロックインスタントメントなど、一部のカードの処理のために存在する、単なるマーカーとしての能力であり、実存自体は一切効果を持たない。

ミラージュのMagic Online化によるルール改正で、2005年10月より採用された。その後、他にもいくつかのカードに実存に関するエラッタが出ているが、今のところ印刷されたカードに実存と表記されているものは無い。

導入の経緯

この能力が導入された理由は、ミラージュ時代の第5版ルールと、第6版以降のルールとで、「ターンの最後に(ターン終了時に)」と「ターン終了時まで」との処理タイミングが異なっているためである。

大雑把に言ってしまうと、第5版以前では「ターン終了時まで」を処理してから「ターンの最後に」、という流れであったため、例えば何かのダメージからタフネス修整のインスタントメントでクリーチャーを守った場合、ちゃんとダメージが取り除かれてからインスタントメントが外れるようになっていた。

しかし第6版ルールになるとこれが逆転し、「ターン終了時に」を処理してから「ターン終了まで」の処理に移るようになる。これだと、ダメージが取り除かれる前にインスタントメントが外れてしまい、結局クリーチャーが死んでしまって守ったことにならない、という事態が発生するようになる。

この修正はまさにこの問題点を解決し、第5版以前の時と同様の働きをさせるようにするためのものであり、実に6年ぶりの「第5版ルールの後始末」と言える。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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