墓石の階段/Tombstone Stairwell
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− | + | 毎ターン([[対戦相手]]のターンでも)トークンが生成されるため、特に[[ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment]]や[[狂気の祭壇/Altar of Dementia]]との相性がいい。自分の[[墓地]]にクリーチャー・カードが5枚あったとして、生まれるトークンを全て[[破壊]]される直前に[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]ていくとすると、2回目の累加アップキープ[[コスト]]を[[支払う]]までに20点[[ダメージ]]か[[ライブラリー]]40枚[[削る|削り]]となりゲーム終了も十分あり得る。 | |
− | [[対戦相手]] | + | [[対戦相手]]にもトークンが出てきてしまうが、対戦相手の墓地を掃除しておくか、[[ノンクリーチャー]]ないしクリーチャーが少ない[[デッキ]]相手に使うなどの工夫をすれば問題ない。 |
− | + | 同型デッキか[[メタゲーム|メタ]]デッキにでも当たらない限り、対戦相手が恒久的なクリーチャーの生け贄等の利用手段を都合よく用意している事はまずないので、対戦相手はトークンを得ても[[攻撃]]くらいしかすることがない。デッキの構成からしてこちらのトークンの方が多いことがほとんどなので、攻撃してきたらこちらのトークンで[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]すればよい。ただし墓地のクリーチャー・カードの数によっては立場が全く逆転することもあるので、使うタイミングには注意。 | |
*「[[香港型黒ウィニー|香港型]]」と呼ばれる97年の[[APAC]]を制した黒ウィニーは、これと[[Krovikan Horror]]を用いたデッキだった。 | *「[[香港型黒ウィニー|香港型]]」と呼ばれる97年の[[APAC]]を制した黒ウィニーは、これと[[Krovikan Horror]]を用いたデッキだった。 | ||
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*このカードが使われていた頃は墓地利用系のカードはそれほど多くなかったため、今に比べると墓地の管理がアバウトなプレイヤーが多かった。このカードを使う人でも、出現するトークンとして墓地のクリーチャー・カードを裏返しにして[[戦場]]に並べる、などということを[[渋谷DCIジャパントーナメントセンター]]での認定トーナメントですら普通にやっていた。 | *このカードが使われていた頃は墓地利用系のカードはそれほど多くなかったため、今に比べると墓地の管理がアバウトなプレイヤーが多かった。このカードを使う人でも、出現するトークンとして墓地のクリーチャー・カードを裏返しにして[[戦場]]に並べる、などということを[[渋谷DCIジャパントーナメントセンター]]での認定トーナメントですら普通にやっていた。 | ||
**直後に墓地利用そのものをテーマにした[[ウェザーライト]]が登場して、プレイヤーもジャッジもみんな墓地に気を使う様になった。 | **直後に墓地利用そのものをテーマにした[[ウェザーライト]]が登場して、プレイヤーもジャッジもみんな墓地に気を使う様になった。 | ||
− | * | + | *このカードを使うプレイヤーは当然かなりの枚数のトークンを最初から用意することになるが、できたら対戦相手の分のトークンも用意しておいてあげよう。突然大量のトークンを出す必要に迫られても相手が困ってしまう。 |
== 関連カード == | == 関連カード == |
2010年8月14日 (土) 00:57時点における版
ワールド・エンチャント
累加アップキープ(1)(黒)(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につきアップキープ・コストを1回支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)
各ターンのアップキープの開始時に、墓石の階段が戦場に出ている場合、各プレイヤーは自分の墓地にあるクリーチャー・カード1枚につき、《屍鬼/Tombspawn》という名前の、速攻を持つ黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体、それぞれのコントロール下で生成する。
各終了ステップの開始時と、墓石の階段が戦場を離れたとき、それによって生成されたすべてのトークンを破壊する。それらは再生できない。
ワールドの中でもトップクラスのエンチャント。よくトーナメントシーンでも見かけられた。
重い累加アップキープがあるため数ターンしか維持できないし、事前の準備も必要であるが、大量のクリーチャー・トークンを出し続けることができる。全体除去に強いこともあり、単純に黒ウィニーに入れておくだけでも結構強い。
毎ターン(対戦相手のターンでも)トークンが生成されるため、特にゴブリンの砲撃/Goblin Bombardmentや狂気の祭壇/Altar of Dementiaとの相性がいい。自分の墓地にクリーチャー・カードが5枚あったとして、生まれるトークンを全て破壊される直前に生け贄に捧げていくとすると、2回目の累加アップキープコストを支払うまでに20点ダメージかライブラリー40枚削りとなりゲーム終了も十分あり得る。
対戦相手にもトークンが出てきてしまうが、対戦相手の墓地を掃除しておくか、ノンクリーチャーないしクリーチャーが少ないデッキ相手に使うなどの工夫をすれば問題ない。
同型デッキかメタデッキにでも当たらない限り、対戦相手が恒久的なクリーチャーの生け贄等の利用手段を都合よく用意している事はまずないので、対戦相手はトークンを得ても攻撃くらいしかすることがない。デッキの構成からしてこちらのトークンの方が多いことがほとんどなので、攻撃してきたらこちらのトークンでブロックすればよい。ただし墓地のクリーチャー・カードの数によっては立場が全く逆転することもあるので、使うタイミングには注意。
- 「香港型」と呼ばれる97年のAPACを制した黒ウィニーは、これとKrovikan Horrorを用いたデッキだった。
- 赤を混ぜるなら、同ブロックの血の歌/Song of Bloodとの強烈なシナジーもオススメ。大量のゾンビ・トークンを瞬殺クラスに強化できるばかりでなく、クリーチャーを減らさずに墓地が肥えるため次のターンにはさらにこちらのクリーチャーが増える。
- このカードが使われていた頃は墓地利用系のカードはそれほど多くなかったため、今に比べると墓地の管理がアバウトなプレイヤーが多かった。このカードを使う人でも、出現するトークンとして墓地のクリーチャー・カードを裏返しにして戦場に並べる、などということを渋谷DCIジャパントーナメントセンターでの認定トーナメントですら普通にやっていた。
- 直後に墓地利用そのものをテーマにしたウェザーライトが登場して、プレイヤーもジャッジもみんな墓地に気を使う様になった。
- このカードを使うプレイヤーは当然かなりの枚数のトークンを最初から用意することになるが、できたら対戦相手の分のトークンも用意しておいてあげよう。突然大量のトークンを出す必要に迫られても相手が困ってしまう。
関連カード
サイクル
- 無の空間/Null Chamber
- 不思議のバザール/Bazaar of Wonders
- 絶望の荒野/Forsaken Wastes
- 墓石の階段/Tombstone Stairwell
- 混沌界/Chaosphere
- 宝石の広間/Hall of Gemstone