ヘイトレッド
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2010年12月2日 (木) 14:58時点における版
ヘイトレッド(Hatred)とは、憎悪/Hatredの入ったスーサイドブラック。憎悪/Hatredの名を取って特にこう呼ぶ。 (正しい発音は「ヘイトリッド」が近い)
基本は軽量ウィニーを高速展開して攻撃すると言った一般的なウィニーデッキだが、どれかの攻撃が通った瞬間に致死量の憎悪/Hatredで一気に勝負を決めるという点が最大の特徴。特に理想的に回れば、最速で先手2ターン目の相手がまだ何もしていない内に20点叩き込んで終わらせてしまう事すら出来る。
採用されるクリーチャーは当時の黒ウィニー御用達のシャドークリーチャーに加えてカーノファージ/Carnophageや肉占い/Sarcomancyなどのコスト・パフォーマンスに優れるスーサイドクリーチャーが中心と、一般的な黒シャドーウィニーと殆ど変わらない。 しかし、5マナと重い憎悪を素早く確実に撃つために、暗黒の儀式/Dark Ritualに加えて裏切り者の都/City of Traitorsも投入したマナ加速、吸血の教示者/Vampiric Tutorによるサーチなど、いくらか尖った構成になっている事が多い。
弱点としては、火力に絶望的に弱い事が挙げられる。元々黒クリーチャーはタフネスが低く焼き払われやすいという事に加え、赤相手に憎悪/Hatredでペイ19ライフでもしようものなら、ライフを支払ったのを見てからショック/Shock1枚を撃たれるだけで自分が即死する。
憎悪/Hatredの来るスピード次第ではどんなデッキにも勝てる可能性を持っており、そうでなくてもスーサイド特有のスピードで畳み掛ける事が出来る爆発力は魅力だが、やはり安定性に欠けているのは致命的であり、世界選手権99ではベスト16以上の成績は残せなかった。
- 漢らしいスーサイドな構成と、攻撃が通った後にインスタント・タイミングで打ち込まれる憎悪/Hatredの爽快感から、ファンがやたらに多いデッキでもある。
- あまりに赤に弱いため、1ターン目に相手が山を置いただけで投了した人がいるという話もあるほど。
- 「Hate Red」(赤嫌い)=ヘイトレッド というジョークもあるようだ。
- 基本的に黒ウィニーのデッキだが、稀に関係ないデッキが奇襲用としてこの戦略を採用している事もある。日本選手権98において、塚本俊樹氏が予選ラウンドで戦った中の一人の5CGに4枚入っており、氏はロボトミー/Lobotomyでデッキを覗いた時に驚いたそうである。試合後に聞いた話ではライフで勝った瞬間に極楽鳥/Birds of Paradiseがすっ飛んでいくんだとか。
- 青に圧倒的に強く赤に圧倒的に弱い、わかりやすいスーサイドデッキ。東野将幸が、史上最悪と謳われた青のコンボデッキ、MoMaメタで使用して日本選手権で優勝を飾っている。→サンプルレシピ
- 「サーチ・マナ加速・コンボパーツの組み合わせで」「一撃でゲームが終わる」その様子から、これをコンボデッキと呼ぶ人も居る。彼ら曰く「瞬殺デッキ特有の後味の悪さを味わわなくて済む瞬殺デッキ」らしい。
- 憎悪/Hatredと、それを打てるだけのマナがある状態で攻撃が通ると、打ち込む方も打ち込まれる方もドキドキである。ライフが全快であろうとも、次の一瞬でどちらかが即死する可能性があるのだから。
- 一か八かの全勝狙い「ブチギレ」デッキとしてよくチョイスされるデッキの1つ。
- 使用クリーチャーに冥界の影/Nether Shadowを加えると先手1ターンキルも狙える。初手の組み合わせとして『沼+暗黒の儀式/Dark Ritual×3+冥界の影+憎悪』など。
スタンダード(テンペスト・ブロック+ウルザ・ブロック期)
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (18) | |
4 | カーノファージ/Carnophage |
4 | ダウスィーの怪物/Dauthi Horror |
2 | ダウスィーの大将軍/Dauthi Warlord |
4 | ダウスィーの殺害者/Dauthi Slayer |
2 | 走り回るスカージ/Skittering Skirge |
2 | ダウスィーの匪賊/Dauthi Marauder |
インスタント・ソーサリー (17) | |
4 | 暗黒の儀式/Dark Ritual |
2 | 吸血の教示者/Vampiric Tutor |
4 | 憎悪/Hatred |
4 | 強迫/Duress |
3 | 呆然/Stupor |
エンチャント・アーティファクト (5) | |
4 | 肉占い/Sarcomancy |
1 | 呪われた巻物/Cursed Scroll |
土地 (20) | |
16 | 沼/Swamp |
2 | 不毛の大地/Wasteland |
2 | 裏切り者の都/City of Traitors |
サイドボード | |
2 | 恐怖/Terror |
3 | 非業の死/Perish |
4 | 夜の戦慄/Dread of Night |
3 | 偏頭痛/Megrim |
3 | 呪われた巻物/Cursed Scroll |
- 東野氏のスーサイド・ブラックは基本的にウィニーデッキ。1マナクリーチャーが8体、2マナクリーチャーが12体という軽量構造。極端にいえば、暗黒の儀式/Dark Ritualから1ターン目に3体の2/2クリーチャーが出る可能性もあり、爆発力はあるが不安定な憎悪/Hatredには依存しきらないデッキ構造になっている。
- 強迫/Duressは、対憎悪カードの除去策、今では紅蓮地獄/Pyroclasmや崇拝/Worship等の対策も兼ねている。呆然/Stuporは、当時猛威を振るっていた最凶デッキMoMaへのメタゲームの結果。
- そしてもう1つのMoMa対策が、サイドボードの偏頭痛/Megrim。精神力/Mind Over Matterを機能不全に陥らせるこのカードは普通にプレイしても良いし、相手の実物提示教育/Show and Tellによって出すことも狙われている。
エクステンデッド(アイスエイジ期)
- 備考
- グランプリシアトル00 ベスト4(参考)
- 使用者:David Price
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (16) | |
4 | カーノファージ/Carnophage |
4 | ダウスィーの怪物/Dauthi Horror |
4 | ダウスィーの殺害者/Dauthi Slayer |
4 | ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negator |
呪文 (24) | |
4 | 暗黒の儀式/Dark Ritual |
3 | 憎悪/Hatred |
4 | 強迫/Duress |
4 | Demonic Consultation |
1 | ケアヴェクの悪意/Kaervek's Spite |
4 | 肉占い/Sarcomancy |
1 | 闇の旋動/Spinning Darkness |
3 | 暴露/Unmask |
土地 (20) | |
16 | 沼/Swamp |
4 | 裏切り者の都/City of Traitors |
サイドボード | |
3 | 呪われた巻物/Cursed Scroll |
4 | 無のロッド/Null Rod |
2 | マスティコア/Masticore |
3 | 非業の死/Perish |
3 | 抵抗の宝球/Sphere of Resistance |