キューブ・ドラフト
提供:MTG Wiki
MyhrequalOssan (トーク | 投稿記録) |
|||
1行: | 1行: | ||
− | '''キューブドラフト'''/''Cube Draft''は、[[非公式フォーマット]] | + | '''キューブドラフト'''/''Cube Draft''は、[[非公式フォーマット]]の1種ではあるが、[[プレイヤー選手権12]]にてプロツアーレベルで採用された半公式フォーマット。市販の[[ブースターパック]]や[[トーナメントパック]]を用いないで行われる[[リミテッド]]である。 |
まず、「キューブ」と呼ばれる適当に集められた[[カード]]の山を準備する。キューブの枚数は、8人で[[ドラフト]]を行える360枚以上であることが望ましい。次に、このキューブから15枚1組の束を取り出し、この束を使ってドラフトを行う。 | まず、「キューブ」と呼ばれる適当に集められた[[カード]]の山を準備する。キューブの枚数は、8人で[[ドラフト]]を行える360枚以上であることが望ましい。次に、このキューブから15枚1組の束を取り出し、この束を使ってドラフトを行う。 | ||
10行: | 10行: | ||
[[インビテーショナル07]]で採用された際には、[[パワー10]]などの[[ヴィンテージ]]で[[制限カード|制限]]されるカードや、[[マスティコア/Masticore]]や[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]などのドラフト初手級カードが目白押しのキューブが作られ、そこからランダムに取り出した束で[[ブースター・ドラフト]]を行った。 | [[インビテーショナル07]]で採用された際には、[[パワー10]]などの[[ヴィンテージ]]で[[制限カード|制限]]されるカードや、[[マスティコア/Masticore]]や[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]などのドラフト初手級カードが目白押しのキューブが作られ、そこからランダムに取り出した束で[[ブースター・ドラフト]]を行った。 | ||
+ | |||
+ | [[Magic Online]]では定期的に開催される。基本的にはイベント終了後に消滅し、手元にカードが残らないファントムブースターが利用され、商品は古いエキスパンションのブースターパックとなっている。 | ||
+ | |||
+ | 再録禁止の影響を受けない上に、カードが拡散しないファントムブースター故に、キューブには神話レアや爆弾レアが惜しげもなく投入される。2012年末~2013年始に行われたホリデー・キューブにはパワー10を筆頭に、[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]やら[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]やら[[悪斬の天使/Baneslayer Angel]]やら[[修繕/Tinker]]、とどめに[[デュアルランド]]とめちゃくちゃなキューブが採用された([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/other/11272012d キューブプール])。 | ||
==参考== | ==参考== |
2013年4月4日 (木) 12:30時点における版
キューブドラフト/Cube Draftは、非公式フォーマットの1種ではあるが、プレイヤー選手権12にてプロツアーレベルで採用された半公式フォーマット。市販のブースターパックやトーナメントパックを用いないで行われるリミテッドである。
まず、「キューブ」と呼ばれる適当に集められたカードの山を準備する。キューブの枚数は、8人でドラフトを行える360枚以上であることが望ましい。次に、このキューブから15枚1組の束を取り出し、この束を使ってドラフトを行う。
キューブの構成は自由であり、各参加者が好きに持ち寄ったカードを集めて作っても構わないし、主催者がバランスを考えて作り上げてもよい。15枚の束も、キューブからランダムに取り出したものでも、主催者が作ったものでもよい。
キューブドラフトの最大の魅力は、通常のドラフトとは全く異なるカード・プールを体験できることにある。すべてのカードが強力でピックに困るようなカード・プールや、色や稀少度が偏ったカード・プールなど、楽しみ方は自由である。多様なエキスパンションのカードが混ざる場合が多いため、普通にプレイしていては遭遇できないような変わったシナジーが見つかるといった面白さもある。
お金が掛からない上にリミテッドの練習になり、1度キューブを作ってしまえば、同じキューブで何度も遊ぶことができることも利点といえる。構築で全く使わないカードをキューブドラフト用に取っておく場合もある。
インビテーショナル07で採用された際には、パワー10などのヴィンテージで制限されるカードや、マスティコア/Masticoreや梅澤の十手/Umezawa's Jitteなどのドラフト初手級カードが目白押しのキューブが作られ、そこからランダムに取り出した束でブースター・ドラフトを行った。
Magic Onlineでは定期的に開催される。基本的にはイベント終了後に消滅し、手元にカードが残らないファントムブースターが利用され、商品は古いエキスパンションのブースターパックとなっている。
再録禁止の影響を受けない上に、カードが拡散しないファントムブースター故に、キューブには神話レアや爆弾レアが惜しげもなく投入される。2012年末~2013年始に行われたホリデー・キューブにはパワー10を筆頭に、引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornやらタルモゴイフ/Tarmogoyfやら悪斬の天使/Baneslayer Angelやら修繕/Tinker、とどめにデュアルランドとめちゃくちゃなキューブが採用された(キューブプール)。