召集
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==定義== | ==定義== | ||
− | '''召集'''/''Convoke'' | + | '''召集'''/''Convoke''は、「この呪文の総コストにある[[色マナ]]1点につき、あなたはその[[マナ]]を[[支払う]]代わりに[[あなた]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]するその[[色]]の[[アンタップ]]状態の[[クリーチャー]]1体をタップしてもよい。この呪文の総コストにある[[不特定マナ]]1点につき、あなたはそのマナを支払う代わりにあなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャー1体をタップしてもよい。」を意味する。 |
==解説== | ==解説== | ||
− | + | 多数のクリーチャーで共同して呪文を使うようなイメージ。[[あなた|自分]]のクリーチャーがすべて[[マナ・クリーチャー]]になるようなものだと思えばよいだろう。 | |
===ルール=== | ===ルール=== | ||
− | *[[ | + | *クリーチャーのタップは[[追加コスト]]でも[[代替コスト]]でもない。 |
− | * | + | *この能力はコストを支払う手段を変えるだけであり、コスト軽減ではないので、総コストには影響を与えない。 |
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*[[タップ能力]]ではないため、いわゆる[[召喚酔い]]状態のクリーチャーをタップしてもよい。 | *[[タップ能力]]ではないため、いわゆる[[召喚酔い]]状態のクリーチャーをタップしてもよい。 | ||
+ | *[[多色]]クリーチャーをタップしても、支払わなくても済むマナは1点分だけである。この場合は、そのクリーチャーの色のうちのいずれか1色か、[[不特定マナ]]の支払いのどちらかに充てることとなる。 | ||
+ | *コストの支払いは[[マナ能力]]を[[起動]]するタイミング({{CR|601.2f}})より後である。そのため、支払う前にマナ能力で[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]られたクリーチャーをタップすることはできない。 | ||
*この能力は[[起動型能力]]ではないので注意。 | *この能力は[[起動型能力]]ではないので注意。 | ||
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+ | ==旧ルール== | ||
+ | 2013年7月13日の[[総合ルール]]更新で変更される前は、追加コストとして望む数のクリーチャーをタップし、唱えるためのコストを(1)かタップしたクリーチャーの色のマナ1点分だけ軽減する、という能力であった。 | ||
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+ | コストの分を超えてタップできる点が[[R&D]]で問題視されたことから、新たな概念(別の支払い方)が考案され、2013年7月13日の総合ルール更新で変更されることとなった(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/255c Magic 2014 Update Bulletin]参照)。 | ||
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+ | 現在のルールとは以下の点で異なる。 | ||
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+ | *コストを軽減するため、これによりコストが3マナ未満になった場合、[[三なる宝球/Trinisphere]]があると3マナに変更された。 | ||
+ | **現在はコスト決定に関与しないため、三なる宝球の影響を受けない。 | ||
+ | *タップするクリーチャーの数に制約がないため、コストの分を超える数のクリーチャーをタップすることができた。 | ||
+ | **現在はタップできるクリーチャーの数が総コスト分に限定されており、そのようなことは不可能である。 | ||
+ | *追加コストが決まるタイミングでクリーチャーをタップするため、タップしたクリーチャーが[[戦場を離れる]][[マナ能力]]を起動してコストに充てることができた。 | ||
+ | **現在はコスト支払い時にタップするため、そのようなクリーチャーをタップすることはできない。 | ||
==参考== | ==参考== |
2013年7月13日 (土) 02:25時点における版
召集/Convoke | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | ラヴニカ:ギルドの都 未来予知 |
CR | CR:702.51 |
召集(しょうしゅう)/Convokeは、ラヴニカ・ブロックでセレズニア・ギルド(緑と白)に割り当てられたキーワード能力。未来予知で再登場した。これを持つ呪文がスタック上にあるときに機能する常在型能力。
Chord of Calling / 召喚の調べ (X)(緑)(緑)(緑)
インスタント
インスタント
召集(あなたのクリーチャーが、この呪文を唱える助けとなる。この呪文を唱えるに際しあなたがタップしたクリーチャー1体で、(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。)
あなたのライブラリーからマナ総量がX以下であるクリーチャー・カード1枚を探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
定義
召集/Convokeは、「この呪文の総コストにある色マナ1点につき、あなたはそのマナを支払う代わりにあなたがコントロールするその色のアンタップ状態のクリーチャー1体をタップしてもよい。この呪文の総コストにある不特定マナ1点につき、あなたはそのマナを支払う代わりにあなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャー1体をタップしてもよい。」を意味する。
解説
多数のクリーチャーで共同して呪文を使うようなイメージ。自分のクリーチャーがすべてマナ・クリーチャーになるようなものだと思えばよいだろう。
ルール
- クリーチャーのタップは追加コストでも代替コストでもない。
- この能力はコストを支払う手段を変えるだけであり、コスト軽減ではないので、総コストには影響を与えない。
- タップ能力ではないため、いわゆる召喚酔い状態のクリーチャーをタップしてもよい。
- 多色クリーチャーをタップしても、支払わなくても済むマナは1点分だけである。この場合は、そのクリーチャーの色のうちのいずれか1色か、不特定マナの支払いのどちらかに充てることとなる。
- コストの支払いはマナ能力を起動するタイミング(CR:601.2f)より後である。そのため、支払う前にマナ能力で生け贄に捧げられたクリーチャーをタップすることはできない。
- この能力は起動型能力ではないので注意。
旧ルール
2013年7月13日の総合ルール更新で変更される前は、追加コストとして望む数のクリーチャーをタップし、唱えるためのコストを(1)かタップしたクリーチャーの色のマナ1点分だけ軽減する、という能力であった。
コストの分を超えてタップできる点がR&Dで問題視されたことから、新たな概念(別の支払い方)が考案され、2013年7月13日の総合ルール更新で変更されることとなった(→Magic 2014 Update Bulletin参照)。
現在のルールとは以下の点で異なる。
- コストを軽減するため、これによりコストが3マナ未満になった場合、三なる宝球/Trinisphereがあると3マナに変更された。
- 現在はコスト決定に関与しないため、三なる宝球の影響を受けない。
- タップするクリーチャーの数に制約がないため、コストの分を超える数のクリーチャーをタップすることができた。
- 現在はタップできるクリーチャーの数が総コスト分に限定されており、そのようなことは不可能である。
- 追加コストが決まるタイミングでクリーチャーをタップするため、タップしたクリーチャーが戦場を離れるマナ能力を起動してコストに充てることができた。
- 現在はコスト支払い時にタップするため、そのようなクリーチャーをタップすることはできない。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.51 召集/Convoke
- 702.51a 召集は、召集を持つ呪文がスタック上にあるときに機能する常在型能力である。「召集/Convoke」は、「この呪文の総コストに含まれる色 マナ1点ごとに、あなたはそのマナを支払うのではなくあなたがコントロールしているアンタップ状態のその色のクリーチャー1体をタップしてもよい。この呪文の総コストに含まれる不特定マナ1点ごとに、あなたはそのマナを支払うのではなくあなたがコントロールしているアンタップ状態のクリーチャー1体をタップしてもよい。」を意味する。
- 702.51b 召集 能力は追加コストや代替コストではなく、召集を持つ呪文の総コストが決定された後にのみ適用される。
- 702.51c この方法で呪文の総コストを支払うためにタップされたクリーチャーのことを、その呪文を「召集するためにタップした/convoked」と言う。
- 702.51d 1つの呪文に複数の召集 能力があっても効果は変わらない。
- 702.51 召集/Convoke
- 702 キーワード能力