露天鉱床/Strip Mine
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*[[The Top 50 Nonbasic Lands]] 第3位 | *[[The Top 50 Nonbasic Lands]] 第3位 |
2015年8月16日 (日) 17:53時点における版
実質1マナと起動コストが非常に軽く、また土地の起動型能力であるため打ち消すことも困難。石の雨/Stone Rainなどの土地破壊呪文と単純比較してもその強力さがよくわかる、最強クラスの土地破壊カードである。多色デッキに対してはもちろんのこと、単色デッキ相手ですらマナ拘束として機能しうる性能で、特に青の天敵と言えるものであり、事実これが横行していた時代は、青にとって冬の時代だった。
それでいて無色マナのみとはいえきっちりマナ能力を持つため、普通の土地としても扱いやすい。マナ基盤がタイトなデッキでは自分のテンポを損なう危険が大きいため若干ためらわれるものの、そうでなければ色・アーキタイプを問わずにあらゆるデッキで採用できる。まさに凶悪の一言に尽きるカードである。
- これが収録されていたアンティキティーや第4版当時は、土地の起動型能力への(実用的な)対処法がほぼ存在しなかったため、より凶悪であった。
- 現在ではもみ消し/Stifleや真髄の針/Pithing Needleなどがあり、対処不能ということはない。
- だがその一方で、世界のるつぼ/Crucible of Worldsや壌土からの生命/Life from the Loamなどの再利用手段も増えており、決して大人しくはなっていない。
- 初出のアンティキティーではイラスト違いのバージョンが4種存在する(カード画像:イラストA、イラストB、イラストC、イラストD)が、いずれも非常に似通っており区別がつきにくい。
- 第4版にアンコモンで再録。アンティキティー時も「アンコモン1」であったが変則的な稀少度により実質的にレアであったため、入手難易度は下がったといえる。
- しかし第4版発売後ほどなくして制限・禁止の指定を受けたため、カードの価値自体も大きく下がってしまった。
- 第5版では「スタンダード環境で禁止になったカードは除外する」という理由で収録されなかった(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。
- アンソロジーにも収録。第4版とアンソロジーでは、上記の4種のうち1種類のみ、イラストBが使用されている。
- From the Vault:Exiledに新規イラストで収録された。
- アンティキティー収録のカードのうち、「Artifact」という単語がカードのどこにも記述されていない珍しいカード(これとウルザの塔/Urza's Towerの2枚のみ)。
1996年10月1日よりスタンダードで制限カード、Type1.5で禁止カードに指定される。1997年1月1日よりスタンダードでの制限カードの廃止に伴いスタンダードで禁止カードに指定される。1998年1月1日よりType1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定される。2004年9月20日にType1.5から移行したレガシーでも、引き続き禁止カードに指定されている。
関連カード
制限・禁止カードになるほど凄まじい性能のため、数多くの調整版が存在する。
- 不毛の大地/Wasteland - 対象が基本でない土地のみになった。(テンペスト)
- 黄塵地帯/Dust Bowl - 起動に3マナが必要だが繰り返し使える。これは露天鉱床にもない特徴。(メルカディアン・マスクス)
不毛の大地でも十分以上の性能だったため、更に調整が施された。不毛の大地/Wastelandの項目を参照のこと。
ストーリー
露天鉱床/Strip Mineとは、露天掘りと呼ばれる手法によって地下資源(金属、宝石、化石燃料など)を採掘している鉱山、もしくはその跡地のこと。発掘効率はよいが、大規模な掘削によって環境が破壊されること、特に地下資源が枯渇して廃鉱となった際に再生が困難であることが問題となっている。
アンティキティーにおける露天鉱床は、兄弟戦争/Brothers' War時に両陣営が乱立した資源採掘場である。長引く戦乱と破壊によりドミナリア/Dominariaの資源は使い果たされ、草一つもマナも生み出せない不毛の地となってしまった。
- 特に戦争の中心地であったテリシア/Terisiare大陸は、壊滅的な被害を受け氷河期へと移行する。(→アイスエイジ・ブロック)
それ以前の戦いとは異なり、ウルザとミシュラの戦いでは、ドミナリアそのものさえも戦争の犠牲となった。