悲劇的な過ち/Tragic Slip
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==ストーリー== | ==ストーリー== |
2016年5月25日 (水) 01:32時点における版
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-1/-1の修整を受ける。
陰鬱 ― このターン、クリーチャーが死亡していた場合、代わりにそのクリーチャーはターン終了時まで-13/-13の修整を受ける。
通常-1/-1、陰鬱達成時には-13/-13もの修整を与えるインスタント呪文。
-13/-13も食らって耐えられるクリーチャーなどほぼ存在しないので、陰鬱時の性能は終止/Terminate以上とも言える強力な除去になる。また未陰鬱の-1/-1でも、ウィニーやシステムクリーチャーを狙うぶんには十分に有用で、コスト相応の効果は確実に発揮してくれる。
しかし効果がやや不安定な感は否めない。陰鬱を確実に満たせる構成にするか、基本的に-1/-1だと割り切って使っていく必要があるため、多少使う環境とデッキを選ぶカードではある。
幸いにして、登場時のスタンダードではタフネス1クリーチャーが頻繁に使われているし、陰鬱後に狙いたい大物も少なくない。信頼のおける軽いインスタント除去が少ない、速攻が多い、と言った点も有り、多く採用されている。
リミテッドでももちろん優秀。基本的に陰鬱を満たして使う前提になるだろうが、何も考えず自分のクリーチャーをただ死亡させて使ってもアドバンテージ的に損なので、うまく工夫したい。トークンでファッティをチャンプブロックした後に撃ったりするといいだろう。
開発秘話
もともと、陰鬱達成時の効果はクリーチャーの破壊であったが、イニストラード・ブロックの「13」の小テーマに合わせ、-13/-13の修整に変更された。(参考/翻訳)
ストーリー
カード名の「slip」は「滑って転ぶ、踏み外すこと」で転じて「軽い過ち」の意味を持つ言葉。このTragic Slip(悲劇的な踏み外し)は文字通り、足元に開いた墓穴に滑落し生命の危険に晒される悲劇を表している(イラスト)。
- 「at death's door」で「死に瀕して」の意だが、フレイバー・テキストの「death's door」はカード名やイラスト、メカニズムから「墓穴」の比喩と思われる。
- 「十三日の金曜日」「十三階段」のように、キリストの磔刑以来欧米では十三は不吉な数字とされている。