マンガラ/Mangara
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マンガラ不在のこの時、ケアヴェクは本格的に戦争を始める。各国家は混乱し、次第にケアヴェクの勝利に傾きつつあるとき、件の島の主、テフェリーが帰還。ジョルレイルはケアヴェクの陰謀に加担してしまったことを彼に相談するが、プレインズウォーカーである彼の力は大きすぎるため直接の手出しをせず、各地の指導者に”幻視(ビジョンズ)”で導きを与えることにした。かくして英雄([[アズマイラ/Asmira]]、[[ラシーダ/Rashida]]、[[ジャバーリー/Jabari]]、[[ハキーム/Hakim]])は集い、アズマイラの犠牲と引き換えにマンガラは琥珀の牢から解放される。 | マンガラ不在のこの時、ケアヴェクは本格的に戦争を始める。各国家は混乱し、次第にケアヴェクの勝利に傾きつつあるとき、件の島の主、テフェリーが帰還。ジョルレイルはケアヴェクの陰謀に加担してしまったことを彼に相談するが、プレインズウォーカーである彼の力は大きすぎるため直接の手出しをせず、各地の指導者に”幻視(ビジョンズ)”で導きを与えることにした。かくして英雄([[アズマイラ/Asmira]]、[[ラシーダ/Rashida]]、[[ジャバーリー/Jabari]]、[[ハキーム/Hakim]])は集い、アズマイラの犠牲と引き換えにマンガラは琥珀の牢から解放される。 | ||
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戦争がようやく終息するとマンガラは、ザルファーとフェメレフの間に新たに結ばれた信頼関係に助けられつつ、両国を再建するのだった。 | 戦争がようやく終息するとマンガラは、ザルファーとフェメレフの間に新たに結ばれた信頼関係に助けられつつ、両国を再建するのだった。 |
2018年5月19日 (土) 01:33時点における版
コロンドールのマンガラ/Mangara of Corondorはミラージュとビジョンズの登場人物。後に時のらせんでカード化された。
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人物
コロンドール/Corondor出身の強力なウィザード。男性。
ずば抜けた外交的手腕を誇り、交渉の押しも強い。交渉人にして賢者。手短に話しがちだが、鋭く要点を押さえた意見を述べる。彼の格言の多くには、政治と国造りの経験を反映した、第二の意味が隠されている。
- 名前は「アナグラム(anagram)」のアナグラム。
経歴
ミラージュ
コロンドールに生まれ、長年その地に留まるが、その大半をWhite Woods(白き森)付近で過ごす。白き森に住むクウィリーオン・エルフ/Quirion Elvesの自立を手助けした縁で、このエルフ族と密接な同盟関係を築く。また、兄弟戦争の遥か以前から白き森の守護者を務めるプレインズウォーカー・Eskil(エスキル)の弟子であると噂されている。
ケアヴェク/Kaervekが戦争を起こす2世紀ほど前、テフェリー/Teferiが時間に関する実験を行い自分の島ごとフェイズ・アウトすると、時間流の乱れを感知したマンガラはコロンドールを離れジャムーラ/Jamuraaを訪れる。かつてのテフェリーの島は不毛の岩地と化し、奇妙な時間エネルギーが観測されるのみであったが、その島に同じ様に調査にやって来た2人の強力な魔術師ジョルレイル/Jolraelとケアヴェクに出会う。3人とも謎の解明をできなかったため、ジャムーラにこのまま留まり、島の様子を見守ることを決める。
マンガラは、これからどれだけの期間暮らすか分からないにせよ、この新たな住処に周りから争い事を持ち込まれるのを望んでいなかった。そこで、対立する三国ザルファー/Zhalfir、スークアタ/Suq'Ata、フェメレフ/Femerefとすぐさま接触を取り、その外交的手腕を遺憾なく発揮。わずか数年の間に、三国間に平和協定を結ばせることに成功した。フェメレフとザルファーが国境問題で揉めていた時には、両国間に緩衝地帯(buffer zone)を定めると共に、その監督者としてクウィリーオン・エルフを招き寄せ、都市Salamzuri(サラムズーリー)を築き、解決策としている。そうして1世紀の内に国家同士が信頼しあう、啓蒙の新時代が形成されていった。国家同士は意見を出し合い、その強さを共有するようになり、ドワーフやエルフでさえ都市で歓迎されるようになった。この平和な共存関係が続いた時代は、マンガラの調和(Mangara's Harmony)と呼ばれている。
一方、マンガラの成功を妬む、支配欲に飢えたケアヴェクは、マンガラの目的が侵略以外にあるとは想像だにできなかった。そこで世俗に疎いジョルレイルを味方に抱き込むと、ジャムーラ中のスピリットと動物で構成される軍団を密かに作り上げた。そしてケアヴェクは、折に触れザルファーと隣国の国境問題やザルファー貴族間の不和を煽り立て、時を待った。争いは次第に激化して行き、ついに内戦は間近に差し迫った。
着実に悪化するこの状況に、流石のマンガラも途方に暮れる。その時、ケアヴェクから「支援」を申し出る伝言が届き、ムウォンヴーリー・デルタ/Mwonvuli Deltaでの会談に同意する。ところが、ジョルレイルの住むそのジャングルで二大魔術師の不意打ちを受け、琥珀の牢/Amber Prisonに封印されてしまう。会談に行ったきり戻らないマンガラに対してザルファーの人々は、内戦状態のまま国を見限って逃げたとも、ムウォンヴーリーで命を落としたとも、噂するのだった。
ビジョンズ
マンガラ不在のこの時、ケアヴェクは本格的に戦争を始める。各国家は混乱し、次第にケアヴェクの勝利に傾きつつあるとき、件の島の主、テフェリーが帰還。ジョルレイルはケアヴェクの陰謀に加担してしまったことを彼に相談するが、プレインズウォーカーである彼の力は大きすぎるため直接の手出しをせず、各地の指導者に”幻視(ビジョンズ)”で導きを与えることにした。かくして英雄(アズマイラ/Asmira、ラシーダ/Rashida、ジャバーリー/Jabari、ハキーム/Hakim)は集い、アズマイラの犠牲と引き換えにマンガラは琥珀の牢から解放される。
自由となったマンガラはジャムーラを魔術探査、ケアヴェクの現在地をウーザーク/Uuserkの沼地に特定し、魔法的手段で移動するとケアヴェクの目の前に出現、不意を打って攻撃する。この対決では、周囲を沼に囲まれたケアヴェク相手に劣勢に立たされるが、アクー/Akuの魔道師たちから加勢を受ける。魔道師たちはジンをけしかけるも、ケアヴェクにジンのコントロールを奪われてしまう。だが、それは彼らの計算の内、マンガラはジンの攻撃から逆に力を獲得。クウィリーオンの射手隊を召喚し、射手の矢衾でケアヴェク軍の数を減らす。この矢で体勢を崩したケアヴェクの隙をマンガラはすかさず攻め、琥珀の牢へと封印し勝利を収めた。
戦争がようやく終息するとマンガラは、ザルファーとフェメレフの間に新たに結ばれた信頼関係に助けられつつ、両国を再建するのだった。
時のらせん
時の裂け目/RiftからAR46世紀に再登場。
未来世界から元の時代に帰る術がなく、琥珀の牢からは解放されたものの未だこの身は牢獄の中、と嘆いている。また、因縁の深いケアヴェク/Kaervekとジョルレイル/Jolraelも同様にこの未来に出現している。
登場
登場カード
- カード名に登場
- フレイバー・テキストに登場
- アクーのジン/Aku Djinn
- 夜のとばり/Blanket of Night
- 力の消滅/Disempower
- 無慈悲なる者ケアヴェク/Kaervek the Merciless
- 精神支配/Mind Harness
- メテンダの牧人/Mtenda Herder
- 自然の秩序/Natural Order(ビジョンズ)
- 虹色の恵み/Prismatic Boon
- 秘宝の護法印/Relic Ward
- スケイルベインの精鋭/Scalebane's Elite
- テフェリーの島/Teferi's Isle(日本語版に名前登場)
- イラストに登場
登場作品
- Mirage Character Profiles(公式記事)
- The Story of Jamuraa(公式記事)
- Visions: The Backstory(公式記事)
- Scalebane's Elite(Encyclopedia Dominiaの掌編)
- Kaervek、Mangara、Purraj of Urborg、Scalebane's Elite(Encyclopedia Dominiaの見出し語)