しつこい請願者/Persistent Petitioners
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(シングルトンで初めて注目されたかのような記述だったため、先に開催されていたスタンダードPauperについて記述。) |
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[[タップ・アウトレット]][[能力]]には他のアドバイザーが必要だが、登場時点の[[スタンダード]]を見渡してもアドバイザーはこの[[カード]]と[[テイサ・カルロフ/Teysa Karlov]]の2枚しか存在しないため、[[執拗なネズミ/Relentless Rats]]と同じようにこのカードを詰め込んだ[[デッキ]]を推奨することとなる。 | [[タップ・アウトレット]][[能力]]には他のアドバイザーが必要だが、登場時点の[[スタンダード]]を見渡してもアドバイザーはこの[[カード]]と[[テイサ・カルロフ/Teysa Karlov]]の2枚しか存在しないため、[[執拗なネズミ/Relentless Rats]]と同じようにこのカードを詰め込んだ[[デッキ]]を推奨することとなる。 | ||
− | [[リミテッド]]では[[ドラフト]]でかき集めても[[戦場]]に4枚揃えることは難しいが、[[ラヴニカの献身]]では他にも[[ライブラリー破壊カード]]が[[思考崩壊/Thought Collapse]]や[[迷える思考の壁/Wall of Lost Thoughts]]など収録されているため1つ目の[[能力]]で地道に[[削る|削って]] | + | [[リミテッド]]では[[ドラフト]]でかき集めても[[戦場]]に4枚揃えることは難しいが、[[ラヴニカの献身]]では他にも[[ライブラリー破壊カード]]が[[思考崩壊/Thought Collapse]]や[[迷える思考の壁/Wall of Lost Thoughts]]など収録されているため1つ目の[[能力]]で地道に[[削る|削って]]いっても勝機はある。ただし[[精神純化/Clear the Mind]]も一緒に収録されていることに注意。 |
− | [[Magic: The Gathering Arena]]の[[スタンダード]][[Pauper]]イベントでは、[[ネズミの群棲/Rat Colony]] | + | [[Magic: The Gathering Arena]]の[[スタンダード]][[Pauper]]イベントでは、[[ネズミの群棲/Rat Colony]]よろしくワイルドカードの消費が少なく、低資産でも安定してそこそこ強いデッキが組めるカードとして活躍(Arenaでは4枚集めた時点で枚数が無限扱いになり何枚でも投入できるため)。ネズミと違って[[タフネス]]があり、[[コモン]]の[[全体除去]]や[[トークン]][[生成]]にも強かったため、環境を支配した。あまりにも支配力が高かったため、[[ミラーマッチ]]を想定して[[島/Island]]とこれをあわせて上限の250枚まで詰め込みライブラリー破壊に耐性をつけた[[タワーデッキ]]が多数生まれ、それのさらなる[[メタ]]として[[カードパワー]]を度外視した250枚[[飛行]][[ビートダウン]]が登場するほどであった。 |
続く[[シングルトン]]イベントでもこれを持ち込んだ人がいたものの、[[アンコモン]]以上が使えるルールでは[[ガイアの祝福/Gaea's Blessing]]や[[豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty]]1枚であっさり止められてしまうこともあり、またネズミデッキと同様[[イクサランの束縛/Ixalan's Binding]]や[[轟音のクラリオン/Deafening Clarion]]のような全体除去にも脆弱であった。 | 続く[[シングルトン]]イベントでもこれを持ち込んだ人がいたものの、[[アンコモン]]以上が使えるルールでは[[ガイアの祝福/Gaea's Blessing]]や[[豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty]]1枚であっさり止められてしまうこともあり、またネズミデッキと同様[[イクサランの束縛/Ixalan's Binding]]や[[轟音のクラリオン/Deafening Clarion]]のような全体除去にも脆弱であった。 |
2019年3月21日 (木) 02:42時点における版
クリーチャー — 人間(Human) アドバイザー(Advisor)
(1),(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚切削する。
あなたがコントロールしているアンタップ状態のアドバイザー(Advisor)4体をタップする:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを12枚切削する。
デッキに《しつこい請願者/Persistent Petitioners》という名前のカードを何枚入れてもよい。
4枚制限ルールを無視し、大勢で押しかけてライブラリー破壊をしてくるアドバイザー。
タップ・アウトレット能力には他のアドバイザーが必要だが、登場時点のスタンダードを見渡してもアドバイザーはこのカードとテイサ・カルロフ/Teysa Karlovの2枚しか存在しないため、執拗なネズミ/Relentless Ratsと同じようにこのカードを詰め込んだデッキを推奨することとなる。
リミテッドではドラフトでかき集めても戦場に4枚揃えることは難しいが、ラヴニカの献身では他にもライブラリー破壊カードが思考崩壊/Thought Collapseや迷える思考の壁/Wall of Lost Thoughtsなど収録されているため1つ目の能力で地道に削っていっても勝機はある。ただし精神純化/Clear the Mindも一緒に収録されていることに注意。
Magic: The Gathering ArenaのスタンダードPauperイベントでは、ネズミの群棲/Rat Colonyよろしくワイルドカードの消費が少なく、低資産でも安定してそこそこ強いデッキが組めるカードとして活躍(Arenaでは4枚集めた時点で枚数が無限扱いになり何枚でも投入できるため)。ネズミと違ってタフネスがあり、コモンの全体除去やトークン生成にも強かったため、環境を支配した。あまりにも支配力が高かったため、ミラーマッチを想定して島/Islandとこれをあわせて上限の250枚まで詰め込みライブラリー破壊に耐性をつけたタワーデッキが多数生まれ、それのさらなるメタとしてカードパワーを度外視した250枚飛行ビートダウンが登場するほどであった。
続くシングルトンイベントでもこれを持ち込んだ人がいたものの、アンコモン以上が使えるルールではガイアの祝福/Gaea's Blessingや豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty1枚であっさり止められてしまうこともあり、またネズミデッキと同様イクサランの束縛/Ixalan's Bindingや轟音のクラリオン/Deafening Clarionのような全体除去にも脆弱であった。
開発秘話
これ以前に作られた4枚制限ルールを無視するカードはすべて黒のカードだったが、Mark Rosewaterによればこの能力は黒に限らずどの色でも持ち得る能力である。Markが彼のブログでこれを公言すると、いつも「じゃあ、他の色で作ってください」という反響が来たため、青のこのカードが作られた[1]。
脚注
- ↑ More City Talk/さらなる街語り(Making Magic 2019年1月21日 Mark Rosewater著)