ヴァントレスのガーゴイル/Vantress Gargoyle
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2019年11月2日 (土) 21:15時点における版
アーティファクト クリーチャー — ガーゴイル(Gargoyle)
飛行
防御プレイヤーの墓地にあるカードが7枚以上でないかぎり、ヴァントレスのガーゴイルでは攻撃できない。
あなたの手札にあるカードが4枚以上でないかぎり、ヴァントレスのガーゴイルではブロックできない。
(T):各プレイヤーはそれぞれカードを1枚切削する。
2マナかつ飛行を持ちながら5/4と、強烈なペナルティを持つ朽ちゆくレギサウルス/Rotting Regisaurにも匹敵する極めて高いマナレシオを持つが、ブロックには手札4枚、攻撃には対戦相手の墓地7枚が要求される。
ブロックに関しては、序盤なら基本的にブロック可能であり、圧倒的なブロッカーとして機能する。しかし、単純に考えて先手なら他に2枚、後手なら3枚の呪文を唱えると3枚以下となるので、積極的に動くと存外早く満たされてしまうし、マリガンしていると一気に制限が厳しくなる。いくらドローに長けた青でも早い段階ではこれをカバーするのは難しく、対ウィニーとしても最低限の信頼は置けるがリスクもあるといったところ。
攻撃に関しては、当然ながら原則的に早い達成は期待できない。しかし、ライブラリー破壊を行うタップ能力を併せ持っているため、ある程度時間をかければ必ず達成でき、序盤はブロッカーとして立っておいて手札4枚を満たしづらくなる頃にアタッカーに転じるという展開は難しくない。いざ動き出せばフィニッシャー級の性能であり、相手プレインズウォーカーの処理にも役立つ。
積極的にライブラリーアウトを狙うデッキなら、2ターン目に出し、普通に3ターン目から攻撃を始めることも十分可能。本来そのようなデッキにアタッカーは全く必要ないのだが、通常はブロッカーであり微力ながら継続的なライブラリー破壊もできるカードにこの性能が備わっているとなれば、サブプランとしての魅力は十分ある。
リミテッドではボムレア。黒の除去である魂裂き/Reave Soulと壮大な破滅/Epic Downfallが効かず、これを止められる飛行クリーチャーはほぼいない。無理にライブラリーを削るカードを入れなくても自力で攻撃可能になるため、見た目よりも安定してアタッカーとして活躍してくれる。構築では手札消費を節約できる湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Lochとの組み合わせが考えられる。
- 攻撃クリーチャー指定やブロック・クリーチャー指定の後に墓地や手札が条件を満たさなくなっても、攻撃やブロックが無効になることはない。
関連カード
サイクル
エルドレインの王権の「逆スレッショルド」垂直サイクル。対戦相手の墓地にカードが7枚以上あることで何らかのボーナスを得られる。青の神話レアを除く各稀少度に1枚ずつ存在する。
- 極小/So Tiny
- 物語への没入/Into the Story
- ヴァントレスのガーゴイル/Vantress Gargoyle