リッチの熟達/Lich's Mastery
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[[敗北条件]]を書き換えてしまう[[伝説のエンチャント]]。[[Lich]]のバリエーションの一つ。 | [[敗北条件]]を書き換えてしまう[[伝説のエンチャント]]。[[Lich]]のバリエーションの一つ。 | ||
− | Lichと[[極悪な死/Nefarious Lich]]を合わせたような[[カード]]で、6[[マナ]]と[[重い|重たく]]なったものの、[[手札]]・[[墓地]]・[[パーマネント]] | + | Lichと[[極悪な死/Nefarious Lich]]を合わせたような[[カード]]で、6[[マナ]]と[[重い|重たく]]なったものの、[[手札]]・[[墓地]]・[[パーマネント]]と幅広い[[リソース]]で[[敗北]]から逃れることができる。それらと同様に[[戦場を離れる|戦場を離れた]]時に敗北する[[ペナルティ能力]]を備えているが、[[呪禁]]を持ったことで[[除去]]リスクは非常に少なくなった。ただし、登場時点の[[スタンダード]]でも[[啓示の刻/Hour of Revelation]]や[[川の叱責/River's Rebuke]]、[[王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh]]と、[[除去]]する手段は少数存在するため注意は必要。 |
何も工夫せず6[[ターン]]目に設置すると、初期手札7枚+[[ドロー]]6枚=13点分の[[ライフ]]しか賄えず、大した延命手段にならない。墓地[[肥やす|肥やし]]、[[トークン]]の量産、[[回復]]によるドローなどでリソースを増やし、盤石の不死性を手に入れたい。 | 何も工夫せず6[[ターン]]目に設置すると、初期手札7枚+[[ドロー]]6枚=13点分の[[ライフ]]しか賄えず、大した延命手段にならない。墓地[[肥やす|肥やし]]、[[トークン]]の量産、[[回復]]によるドローなどでリソースを増やし、盤石の不死性を手に入れたい。 | ||
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登場時点のスタンダードでは目立った活躍はなかったが、[[ローテーション]]後は[[栄光の好機/Chance for Glory]]の敗北を無視できることに着目され、この[[カード名]]を冠した[[レインボーリッチ]]の[[キーカード]]として利用されている。 | 登場時点のスタンダードでは目立った活躍はなかったが、[[ローテーション]]後は[[栄光の好機/Chance for Glory]]の敗北を無視できることに着目され、この[[カード名]]を冠した[[レインボーリッチ]]の[[キーカード]]として利用されている。 | ||
− | *[[白金の天使/Platinum Angel]]などとは異なり、[[対戦相手]]の[[勝利]]は防げない。スタンダードに[[副陽の接近/Approach of the Second Sun]] | + | *[[白金の天使/Platinum Angel]]などとは異なり、[[対戦相手]]の[[勝利]]は防げない。スタンダードに[[副陽の接近/Approach of the Second Sun]]を勝利手段に据えた[[副陽コントロール/Second Sun Control]]が存在する点は逆風か。 |
− | **[[影響範囲]]の選択ルール下においては、勝利[[効果]]は影響範囲内の対戦相手の敗北に置き換わる。そのため、リッチの熟達/Lich's Masteryを[[コントロール]]している[[プレイヤー]]の敗北のみ無視される。 | + | **[[影響範囲]]の選択ルール下においては、勝利[[効果]]は影響範囲内の対戦相手の敗北に置き換わる。そのため、リッチの熟達/Lich's Masteryを[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している[[プレイヤー]]の敗北のみ無視される。 |
==参考== | ==参考== |
2020年6月8日 (月) 22:36時点における版
伝説のエンチャント
呪禁
あなたはこのゲームに敗北できない。
あなたがライフを得るたび、その点数に等しい枚数のカードを引く。
あなたがライフを失うたび、あなたが失ったライフ1点につき、あなたがコントロールしているパーマネント1つか、あなたの手札か墓地からカード1枚を追放する。
リッチの熟達が戦場を離れたとき、あなたはこのゲームに敗北する。
敗北条件を書き換えてしまう伝説のエンチャント。Lichのバリエーションの一つ。
Lichと極悪な死/Nefarious Lichを合わせたようなカードで、6マナと重たくなったものの、手札・墓地・パーマネントと幅広いリソースで敗北から逃れることができる。それらと同様に戦場を離れた時に敗北するペナルティ能力を備えているが、呪禁を持ったことで除去リスクは非常に少なくなった。ただし、登場時点のスタンダードでも啓示の刻/Hour of Revelationや川の叱責/River's Rebuke、王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaohと、除去する手段は少数存在するため注意は必要。
何も工夫せず6ターン目に設置すると、初期手札7枚+ドロー6枚=13点分のライフしか賄えず、大した延命手段にならない。墓地肥やし、トークンの量産、回復によるドローなどでリソースを増やし、盤石の不死性を手に入れたい。
従来のLichのバリエーションとは違い、ライフ以外による敗北も無効化するため、ライブラリーアウトを気にせず大量回復・大量ドローすることができる。
登場時点のスタンダードでは目立った活躍はなかったが、ローテーション後は栄光の好機/Chance for Gloryの敗北を無視できることに着目され、このカード名を冠したレインボーリッチのキーカードとして利用されている。
- 白金の天使/Platinum Angelなどとは異なり、対戦相手の勝利は防げない。スタンダードに副陽の接近/Approach of the Second Sunを勝利手段に据えた副陽コントロール/Second Sun Controlが存在する点は逆風か。