最大速度/Maximize Velocity

（版間での差分）

2021年6月5日 (土) 04:10時点における版

Maximize Velocity / 最大速度 (赤)
ソーサリー

クリーチャー１体を対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+1の修整を受け、速攻を得る。
再活（あなたはあなたの墓地から、このカードを、これの他のコストの支払いに加えてカード１枚を捨てることで唱えてもよい。その後、このカードを追放する。）

赤によく現れる軽量な速攻付与呪文の一種。これは+1/+1修整も与え、再活を持つ。

修整値は小さく、速攻はクリーチャー同士の戦闘で役に立たないなど、単体強化呪文としてはカードパワーはかなり小さめ。とはいえ打点を伸ばしつつ1ターン早く殴れることはアグロ志向なデッキの戦略にピタリと当てはまる。マナ・コストも非常に軽く2回分唱えられるので、呪文を唱えること自体がメリットになるイゼット団/The Izzetのカード群との相性も良い。

登場時点のスタンダードではイゼット・ドレイクに採用されることがある。2種のドレイクのサイズアップに貢献すると共に、弧光のフェニックス/Arclight Phoenixを再活で墓地に落としたり、復活条件を満たしたりできるのが利点。

モダンでは青赤スペルに、弾けるドレイク/Crackling Drakeに速攻を付与するためだけに1枚挿しされる場合がある。

リミテッドではコンバット・トリックとして使えないことがやや頼りなく感じるが、小柄な竜装者/Wee Dragonauts、つぶやく神秘家/Murmuring Mystic等を主軸とするのであれば活躍が見込めるだろう。立ち上がりの遅い教導持ちに素早く仕事をさせられる点も見逃せない。ただ、構築以上に手札が大切なリミテッドにおいて、修整値の低い軽量強化呪文をメインデッキから採用することはなるべく避けたい。

速攻の代わりに飛行を与える青の最大高度/Maximize Altitudeと対になるデザイン。
2回使える修整・速攻付与呪文には、過去のカードではフラッシュバックを持つ無謀なる突進/Reckless Chargeが存在する。そちらはラヴニカのギルド時点でモダンでは使用できなかったが、後にモダンホライゾンに再録され使用できるようになった。
- 墓地から唱えられることだけに着目すれば立身+出世/Claim+Fameも似た役割を持つが、手札に来てしまった状況を考えると赤マナだけで唱えられる最大速度のほうが扱いやすいだろう。

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 *速攻の代わりに[[飛行]]を与える[[青]]の[[最大高度/Maximize Altitude]]と対になるデザイン。
-*2回使える修整・速攻付与呪文には、過去のカードでは[[フラッシュバック]]を持つ[[無謀なる突進/Reckless Charge]]が存在する。そちらは[[ラヴニカのギルド]]時点でモダンでは使用できないため、最大速度の存在は割と貴重。
+*2回使える修整・速攻付与呪文には、過去のカードでは[[フラッシュバック]]を持つ[[無謀なる突進/Reckless Charge]]が存在する。そちらは[[ラヴニカのギルド]]時点でモダンでは使用できなかったが、後に[[モダンホライゾン]]に[[再録]]され使用できるようになった。
 **[[墓地]]から[[唱える|唱えられる]]ことだけに着目すれば[[立身+出世/Claim+Fame]]も似た役割を持つが、[[手札]]に来てしまった状況を考えると[[赤マナ]]だけで唱えられる最大速度のほうが扱いやすいだろう。
 ==参考==
 *[[カード個別評価：ラヴニカのギルド]] - [[コモン]]