ゴルガリの死者の王、ジャラド/Jarad, Golgari Lich Lord
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2021年9月10日 (金) 14:53時点における版
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) エルフ(Elf)
ゴルガリの死者の王、ジャラドは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚につき+1/+1の修整を受ける。
(1)(黒)(緑),他のクリーチャーを1体生け贄に捧げる:各対戦相手はそれぞれ、生け贄に捧げられたクリーチャーのパワーに等しい点数のライフを失う。
沼(Swamp)1つと森(Forest)1つを生け贄に捧げる:あなたの墓地にあるゴルガリの死者の王、ジャラドをあなたの手札に戻す。
ゴルガリ団/The Golgariの新たな指導者となった伝説のゾンビ・エルフ。ゴルガリらしく自分たちの死を利用する3つの能力を持つ。
基本性能は2/2と控えめだが、霊の花輪/Wreath of Geists能力でどんどん大きくなれるし、ストーリー通りの自らを蘇らせる能力もあるため、戦力としてはなかなか強力。そのうえ他のクリーチャーを投げる能力まで持っており、攻撃できない状況でも対戦相手のライフを脅かすことができる。黒緑ビートダウンのアタッカー枠にうってつけと言える。
墓地参照能力といい、戦場のクリーチャーを墓地送りにして墓地を肥やすことができる能力といい、どちらもゴルガリ団のカードとシナジーが豊富である点も見逃せない。例えば活用持ちクリーチャーを投げて、適当な対象に活用して、それをまた投げるだけで、相当な量のライフを削ることができる。単純なコンボだが、リミテッドでは必勝パターンのひとつとなる。
問題は、ダブルシンボルという色拘束の強さと、それぞれの能力に必要なコストが若干重いため、よほどマナ基盤がしっかりしていないと安定した運用が難しいことか。特に3番目の能力は土地を2つも失ってしまうため、起動して手札に回収したものの唱えられなくなってしまう可能性も低くない。また、直前のイニストラード・ブロックで瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageを始めとする強力な墓地利用カードが多く登場しており、それらに対するメタカードが刺さってしまうのも痛い所。
- 墓所這い/Gravecrawlerとのコンボはなかなか凶悪。ジャラド自身がゾンビであり墓所這いを墓地から唱える条件を満たせるので、2番目の能力で投げては墓地から唱え戻すことを繰り返せる。
- イゼットvsゴルガリに先行収録されたカードの1つ。特にこれはプレミアム・カード仕様で、ゴルガリデッキの顔という扱いで収録された。
関連カード
サイクル
ラヴニカへの回帰ブロックの各ギルド/Guildの指導者のサイクル。いずれも伝説のクリーチャーであり、マナ・コストに対応した色マナをそれぞれ2つずつ含む。
- 至高の審判者、イスペリア/Isperia, Supreme Judge (アゾリウス評議会/The Azorius Senate)
- 竜英傑、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Dracogenius (イゼット団/The Izzet)
- 暴動の長、ラクドス/Rakdos, Lord of Riots (ラクドス教団/The Cult of Rakdos)
- ゴルガリの死者の王、ジャラド/Jarad, Golgari Lich Lord (ゴルガリ団/The Golgari)
- セレズニアの声、トロスターニ/Trostani, Selesnya's Voice (セレズニア議事会/The Selesnya Conclave)
- 幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council (オルゾフ組/The Orzhov Syndicate)
- ディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermind (ディミーア家/House Dimir)
- 怒れる腹音鳴らし/Borborygmos Enraged (グルール一族/The Gruul Clans)
- 戦導者オレリア/Aurelia, the Warleader (ボロス軍/Boros Legion)
- 首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana (シミック連合/The Simic Combine)
ストーリー
ジャラド/Jaradは姉サヴラ/Savraに続いてゴルガリ団の指導者となったデヴカリン/Devkarinの狩人。一度死亡するも、自らの肉体に憑依しアンデッドの屍術師/Necromancerとして蘇った。
詳細はジャラド・フォド・サーヴォ/Jarad vod Savoを参照。
- カード名やフレイバー・テキストにその名が出てきたのはラヴニカへの回帰になってからだが、キャラクター自体は主に小説中でラヴニカ・ブロックの時代から登場していた。