探す
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(サーチへのリンクがなかったので) |
|||
10行: | 10行: | ||
*[[非公開領域]]から'''何らかの条件を満たすカード'''を探す場合、もしその領域に該当するカードが存在したとしても、見つからなかったものとしてよい(その場合も探したことになる)。たとえその直前にその領域にあるカードが公開されていて存在していることが明らかであったとしても、実際に探す時点でその領域が非公開領域ならば、これはルール上適正な行動である。 | *[[非公開領域]]から'''何らかの条件を満たすカード'''を探す場合、もしその領域に該当するカードが存在したとしても、見つからなかったものとしてよい(その場合も探したことになる)。たとえその直前にその領域にあるカードが公開されていて存在していることが明らかであったとしても、実際に探す時点でその領域が非公開領域ならば、これはルール上適正な行動である。 | ||
**このルールが適用されるか否かは「その領域が[[公開領域]]か非公開領域か」で判断するのであって、「そのカードが[[公開する|公開され]]ているどうか」で判断するのではない。 | **このルールが適用されるか否かは「その領域が[[公開領域]]か非公開領域か」で判断するのであって、「そのカードが[[公開する|公開され]]ているどうか」で判断するのではない。 | ||
− | *** | + | ***例:[[対戦相手]]が[[未来予知/Future Sight]]を[[コントロール]]していて、[[ライブラリーの一番上]]にある[[ショック/Shock]]が公開されている。ここでその[[プレイヤー]]を[[対象]]に[[頭蓋の摘出/Cranial Extraction]]を[[唱える|唱え]]て「ショック」を宣言したとき、「ショックは1枚も見つからなかった」としてもよい。 |
*探すカードの条件が未定義である場合、そのプレイヤーは探すことはできるが、見つけることはない。 | *探すカードの条件が未定義である場合、そのプレイヤーは探すことはできるが、見つけることはない。 | ||
**[[手札]]のないプレイヤーに対して[[ロボトミー/Lobotomy]]を唱えた場合などにこのような状況が起こる。 | **[[手札]]のないプレイヤーに対して[[ロボトミー/Lobotomy]]を唱えた場合などにこのような状況が起こる。 | ||
18行: | 18行: | ||
===探すことを参照するカード=== | ===探すことを参照するカード=== | ||
*[[氷河跨ぎのワーム/Panglacial Wurm]] | *[[氷河跨ぎのワーム/Panglacial Wurm]] | ||
+ | *[[書庫の罠/Archive Trap]] | ||
+ | *[[オグマの文書管理人/Archivist of Oghma]] | ||
以下は探すことを妨害するかペナルティを与える[[カード]]。 | 以下は探すことを妨害するかペナルティを与える[[カード]]。 | ||
*[[疑念の影/Shadow of Doubt]] | *[[疑念の影/Shadow of Doubt]] |
2022年8月8日 (月) 19:23時点における版
探す/Searchは、キーワード処理の1つ。ある領域を見て、その中からカードを選ぶことである。サーチ。
定義
カードをある領域から探すとは、(非公開領域であっても)その領域にあるカードをすべて見て、条件に合うカードを見つけることを意味する。
解説
ルール
- 非公開領域から何らかの条件を満たすカードを探す場合、もしその領域に該当するカードが存在したとしても、見つからなかったものとしてよい(その場合も探したことになる)。たとえその直前にその領域にあるカードが公開されていて存在していることが明らかであったとしても、実際に探す時点でその領域が非公開領域ならば、これはルール上適正な行動である。
- このルールが適用されるか否かは「その領域が公開領域か非公開領域か」で判断するのであって、「そのカードが公開されているどうか」で判断するのではない。
- 例:対戦相手が未来予知/Future Sightをコントロールしていて、ライブラリーの一番上にあるショック/Shockが公開されている。ここでそのプレイヤーを対象に頭蓋の摘出/Cranial Extractionを唱えて「ショック」を宣言したとき、「ショックは1枚も見つからなかった」としてもよい。
- このルールが適用されるか否かは「その領域が公開領域か非公開領域か」で判断するのであって、「そのカードが公開されているどうか」で判断するのではない。
- 探すカードの条件が未定義である場合、そのプレイヤーは探すことはできるが、見つけることはない。
- 手札のないプレイヤーに対してロボトミー/Lobotomyを唱えた場合などにこのような状況が起こる。
- 条件でなく数などで指定されている場合や、公開領域から探す場合は、可能な限り条件を満たすものを選ばなくてはいけない。
- ある領域から探すとき、特に指示が無い限りその領域は公開する必要はない。
探すことを参照するカード
以下は探すことを妨害するかペナルティを与えるカード。
- 疑念の影/Shadow of Doubt
- エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor
- 精神固めの宝珠/Mindlock Orb
- レオニンの裁き人/Leonin Arbiter
- 締め付け/Stranglehold
- 解き放たれし者、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, Unshackled
- 夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render。
- 敵対工作員/Opposition Agent
ライブラリーから探す効果にはシャッフルがセットで付いてくるため、切り直すことを参照するカードも間接的にサーチを参照する。
その他
- 非公開領域から何らかの条件付きでカードを探す効果には、必ずそのカードを公開させる効果が含まれる。もちろんイカサマ防止のため。
- 疑念の影/Shadow of Doubtや精神固めの宝珠/Mindlock Orbにより、「探す」という行為を禁止することができる。また、エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensorにより、「探す」行為に制約をかけることができる。
- たまに「探さなくてよいのか?」という疑問を持つ人もいるが、「探してもよい」でない限り必ず探す必要がある。ただし、上記の通り「探す」の定義自体に「(条件付でカードを探す場合は)見つからなかったことにしてもよい」ことが含まれている。最初から「見つからない」と主張すれば探さないで終わりにしても実質的には問題ないが、「そうした(探した)場合、ライブラリーを切り直す」などとある場合、シャッフルしなくてはいけないのを忘れないように。
- オデッセイまでは選ぶと訳した。「探す」になったのはトーメントから。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 701 キーワード処理
- 701.19 探す/Search
- 701.19a カードをある領域から探すとは、その領域にあるすべてのカードを見て(非公開領域であっても)、条件に合うカードを見つけるということを意味する。
- 701.19b 特定のカード・タイプ、色などの何らかの条件を満たすカードを非公開領域から探す必要がある場合、存在してもそのすべてを見つける必要はない。
- 701.19c プレイヤーが未定義の条件を満たすカードを非公開領域から探す場合、そのプレイヤーは探すことはできるがカードを見つけることはできない。
- 701.19d プレイヤーが非公開領域から「カード1枚」「カード3枚」など、ある数の条件のついていないカードを探す場合、その枚数の(ただし、領域にカードが足りない場合、できるだけ多くの)カードを見つけなければならない。
- 701.19e 探すことを含む効果に見つけたカードを公開すると書かれていなければ、それらのカードは公開されない。
- 701.19f 領域から探すことがその領域の一部から探すことに置換された場合も、その領域から探すことを参照する指示はそのまま適用される。また、ライブラリーから探すことによって誘発する能力は誘発する。
- 701.19g プレイヤーが領域から何かを探し、そしてその見つけたカードで追加の処理をするという効果がある場合、その追加の処理が不正や不可能であっても、プレイヤーは探すことを選ぶことができる。
- 701.19h 効果によってプレイヤーが、複数回カードを探してからライブラリーを切り直すよう指示されることがある。これは、そのプレイヤーがそのライブラリーからそれらのカードすべてを探すという単一の指示と同じであり、プレイヤーがライブラリーから探すのは1回だけである。
- 701.19i 複数のプレイヤーが同時に探す場合、各プレイヤーは同時に該当するカードを見て、APNAP順(rule 101.4 参照)でどのカードを見つけるかを決定する。
- 701.19j 効果によってプレイヤーがゲームの外部からカードを探す場合、そのプレイヤーはゲームの外部にあり自分が所有していて該当するカードを選ぶことができる。
- 701.19 探す/Search
- 701 キーワード処理