煙霧破り/Smog Smasher

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2025年3月9日 (日) 01:55時点における最新版

自分のクリーチャーのサボタージュ能力でトークンでないクリーチャーの複写を追放領域に創出するミュータント・狂戦士。

創出されたカードはその時点では何もしないが、最高速度に到達している状態で戦闘開始ステップを迎えると、それら全てを一気に解き放ってくれる。複写は1ターンしかもたないがETBやPIGもしっかり誘発するし、カードとして存在するので墓地に置かれ、リアニメイトや回収で再利用が可能、墓地にあるときの能力を利用することも出来る。戦場にある間に明滅させるなどして新しいオブジェクトにすれば、1ターンの制限も取り払われるので抜け道もそれなりに豊富。

難点はまず、これ自身が戦場にある状態で対戦相手に戦闘ダメージを与えなければ創出が行われず、戦闘の開始時に誘発する都合上、実際に活用するまでにややラグがある点。フルスロットル/Full Throttleなどで戦闘フェイズを増やすと解決出来なくも無いが、いずれにせよ少々手間とマナがかかる。また既に戦場にある（あった）カードしかコピー出来ず、1枚で制圧を狙えるようなカードと併用してもオーバーキルになってしまう。対戦相手のクリーチャーを逆用することも可能だが、この場合も強力なクリーチャーを戦場に出すことを許すリスクがあり、必然的に対戦相手がクリーチャーをコントロールしている状況で戦闘ダメージを通さなければならず、速度を引き上げる必要もあるので回避能力との併用もほぼ必須。これ自身も一応威迫を持つが、流石に5マナ4/4を出した上で攻撃をコツコツ通していくのはかなり悠長と言わざるを得ない。出来るだけ予め最高速度まで到達した状態で出し、次のターンから複写を利用できるようにして畳みかけていく運用を心がけたいところ。1度でも通せばこれ自身の複写を作ることで全体除去への切り返しを自動で行ってくれるようになるので、クリーチャーに依存するビートダウンデッキの息切れ予防として採用するのが最も自然だろうか。

同時に何体で攻撃を通しても創出される複写は1枚だが、先制攻撃や二段攻撃でダメージを2回に分けると2枚の複写を作り出すことも出来る。前述したようにこれ自身に疑似的な除去耐性を与える運用だと、これ自身しか創出できなくなるので可能な限り組み合わせていきたい。複数枚のこれを並べれば複写もその数だけ創出され、また1枚目を維持出来ているならばこれ自身と複写の2枚は同時に並ぶため、全体除去の予防策として使っても追加で1体のコピーを作り出してくれる。これだけをコピーしていくと、毎ターン1枚ずつ並ぶ数が増えていくなんて芸当も可能。

[編集] 参考

• カード個別評価：アルケミー：霊気走破 - レア