フラッシュバック

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==定義==
 
==定義==
'''フラッシュバック''' [コスト]/''Flashback'' [コスト]は以下の2つの能力からなる。
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'''フラッシュバック''' [コスト]/''Flashback'' [コスト]は以下の2つの[[能力]]からなる。
*[[あなた]]はあなたの[[墓地]]にあるこのカードを、その結果の呪文がインスタントやソーサリーである呪文であるなら、[[マナ・コスト]]を[[支払う]]のではなく[コスト]を支払うことで[[唱える|唱えて]]もよい。
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*[[あなた]]はあなたの[[墓地]]にあるこのカードを、その結果の[[呪文]]がインスタントやソーサリーである呪文であるなら、[[マナ・コスト]]を[[支払う]]のではなく[コスト]を支払うことで[[唱える|唱えて]]もよい。
 
*フラッシュバック・コストが支払われている場合、このカードが[[スタック]]から離れる場合、他の場所に移動させる代わりに[[追放]]する。
 
*フラッシュバック・コストが支払われている場合、このカードが[[スタック]]から離れる場合、他の場所に移動させる代わりに[[追放]]する。
  
 
==解説==
 
==解説==
フラッシュバック・[[コスト]]を支払うことで、墓地から1回だけ唱えることができる能力である。通常通り手札から唱えることもできるため、1枚で2回唱えることが可能となる。
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フラッシュバック・[[コスト]]を支払うことで、墓地からもう1回だけ唱えることができる能力である。通常通り手札から唱えることもできるため、1枚で2回唱えることが可能となる。
  
 
フラッシュバック・コストは通常のマナ・コストより割高に設定されている場合が多いが、中には[[ワームの咆哮/Roar of the Wurm]]のようにフラッシュバック・コストの方が軽いものも存在する。[[オデッセイ]]のフラッシュバック呪文はマナのみを要求していたが、[[トーメント]]でマナとライフを要求するものが登場し、[[ジャッジメント]]では、[[タップ]]や[[生け贄に捧げる|生け贄]]など様々なコストを要求するものが登場した。
 
フラッシュバック・コストは通常のマナ・コストより割高に設定されている場合が多いが、中には[[ワームの咆哮/Roar of the Wurm]]のようにフラッシュバック・コストの方が軽いものも存在する。[[オデッセイ]]のフラッシュバック呪文はマナのみを要求していたが、[[トーメント]]でマナとライフを要求するものが登場し、[[ジャッジメント]]では、[[タップ]]や[[生け贄に捧げる|生け贄]]など様々なコストを要求するものが登場した。
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[[時のらせんブロック]]、[[イニストラード・ブロック]]、[[モダンホライゾン]]、[[統率者2019]]、[[モダンホライゾン2]]、[[イニストラード:真夜中の狩り]]、[[イニストラード:真夜中の狩り統率者デッキ]]でも再登場した。[[ファイレクシア:完全なる統一]]以降は[[落葉樹]]となり、必要あらばいつでも再登場できるようになった<ref>[https://twitter.com/maro254/status/1616495073340059648?cxt=HHwWgMDTuYzt-O4sAAAA @maro254](Twitter [[2023年]]1月21日 [[Mark Rosewater]])</ref>。
 
[[時のらせんブロック]]、[[イニストラード・ブロック]]、[[モダンホライゾン]]、[[統率者2019]]、[[モダンホライゾン2]]、[[イニストラード:真夜中の狩り]]、[[イニストラード:真夜中の狩り統率者デッキ]]でも再登場した。[[ファイレクシア:完全なる統一]]以降は[[落葉樹]]となり、必要あらばいつでも再登場できるようになった<ref>[https://twitter.com/maro254/status/1616495073340059648?cxt=HHwWgMDTuYzt-O4sAAAA @maro254](Twitter [[2023年]]1月21日 [[Mark Rosewater]])</ref>。
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*墓地から唱えることを許可するキーワード能力の元祖であり、バリエーションとして[[回顧]]、[[余波]]、[[再活]]、[[脱出]]、[[調和]]などがある。
  
 
===ルール===
 
===ルール===
[[代替コスト]]の項目も参照のこと。
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フラッシュバック・コストは[[代替コスト]]のルールに従う。基本的なことは[[代替コスト]]のページも参照のこと。
*フラッシュバックで唱えた際にそのコストに[[X]]が含まれる場合、Xはフラッシュバック・コストとして支払った値をとる。[[手札]]から唱えるときとフラッシュバックで唱えるときでXの支払い方が異なる場合も同様。
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*フラッシュバックによって唱える場合は、必ずそのフラッシュバックのフラッシュバック・コストで唱える必要がある。フラッシュバック・コストは代替コストであるため、フラッシュバックで唱えながら他の代替コストを適用することはできない。
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*フラッシュバック・コストに[[X]]が含まれる場合、その呪文がスタックにある間Xはそのフラッシュバック・コストで支払った値をとる({{CR|107.3a}})。[[手札]]から唱えるときとフラッシュバックで唱えるときでXの支払い方が異なる場合も同様。
 
*フラッシュバック・コストは原則として[[マナ総量]]に影響しない。ただしフラッシュバック・コストにXが含まれる場合、スタック上のマナ総量にその値が代入される。例えば、[[小悪魔の遊び/Devil's Play]]をX=3でフラッシュバックした場合、スタック上でのマナ総量は4である。
 
*フラッシュバック・コストは原則として[[マナ総量]]に影響しない。ただしフラッシュバック・コストにXが含まれる場合、スタック上のマナ総量にその値が代入される。例えば、[[小悪魔の遊び/Devil's Play]]をX=3でフラッシュバックした場合、スタック上でのマナ総量は4である。
*「このカードがスタックから離れる場合、追放する」なので、[[打ち消す|打ち消された]]場合などにも追放される。
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*フラッシュバックで唱えたカードは、スタックから追放[[領域]]以外の場所に置かれるなら、代わりに追放される。これは[[置換効果]]である。
**[[記憶の欠落/Memory Lapse]]や[[差し戻し/Remand]]などの、「打ち消したカードを墓地以外に置く」呪文で打ち消しても、結果的に追放される。記憶の欠落や差し戻しの[[置換効果]]([[自己置換効果]])が先に適用されてカードの行き先を[[墓地]]から[[ライブラリーの一番上]]や[[手札]]に変更するが、依然として「追放領域以外に移動する」ことに変わりないため、次に適用されるフラッシュバックの置換で行き先が追放領域に変更される。
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**[[記憶の欠落/Memory Lapse]]や[[差し戻し/Remand]]などの、「打ち消したカードを墓地以外に置く」呪文で打ち消しても、結果的に追放される。記憶の欠落や差し戻しの置換効果([[自己置換効果]])が先に適用されてカードの行き先を[[墓地]]から[[ライブラリーの一番上]]や[[手札]]に変更するが、依然として「追放領域以外に移動する」ことに変わりないため、次に適用されるフラッシュバックの置換で行き先が追放領域に変更される。
 
***勘違いされることがあるが、「フラッシュバックで追放するのは自己置換効果であり、記憶の欠落など通常の置換効果より先に適用されるから」という理由ではない。これには二重の誤りがある。フラッシュバックの置換は自己置換効果ではないし、逆に記憶の欠落などの置換は自己置換効果である。よって実際には必ずフラッシュバックの置換が後に適用される。
 
***勘違いされることがあるが、「フラッシュバックで追放するのは自己置換効果であり、記憶の欠落など通常の置換効果より先に適用されるから」という理由ではない。これには二重の誤りがある。フラッシュバックの置換は自己置換効果ではないし、逆に記憶の欠落などの置換は自己置換効果である。よって実際には必ずフラッシュバックの置換が後に適用される。
*「他の場所に移動させる代わりに追放する」ため、元々追放[[領域]]に移動しようとしていた場合は置換しない。
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**もともと追放領域に移動しようとしていた場合は置換しない。[[遅延/Delay]]で打ち消された場合、遅延によって追放されて時間カウンターが置かれる。
*フラッシュバックによって唱える最初の段階で、カードは墓地からスタックに移動する。
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*プレイヤーが呪文を唱える場合、唱える手順の一部としてそのカードをもとの領域からスタックに移動する。そのため、[[優先権]]を持つプレイヤーが墓地のカードをフラッシュバックで唱えるときに、そのカードが墓地からスタックへ移動する前に他のプレイヤーが割り込むことはできない。
**[[墓地対策カード]]によって対策をする際には注意が必要。例えば、[[アクティブ・プレイヤー]]が[[炎の稲妻/Firebolt]]を唱え、[[解決]]後に[[優先権]]を得てすぐにそれをフラッシュバックで唱えた場合、対戦相手がそれを[[死体焼却/Cremate]]で追放するチャンスは無い。
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**[[墓地対策カード]]によって対策をする際には注意が必要。例えば、[[アクティブ・プレイヤー]]が[[炎の稲妻/Firebolt]]を唱え、[[解決]]後に優先権を得てすぐにそれをフラッシュバックで唱えた場合、対戦相手がそれを[[死体焼却/Cremate]]で追放するチャンスは無い。
 
**ただし、解決した直後に誘発型能力がスタックに置かれる場合は、妨害される可能性がある。例えば炎の稲妻により[[死亡]]したクリーチャーが[[PIG]]能力を誘発させた場合など。
 
**ただし、解決した直後に誘発型能力がスタックに置かれる場合は、妨害される可能性がある。例えば炎の稲妻により[[死亡]]したクリーチャーが[[PIG]]能力を誘発させた場合など。
  
 
===その他===
 
===その他===
 
*[[オデッセイ・ブロック]]ではフラッシュバックを持つカードの左上に[[墓石アイコン]]が付いていた({{Gatherer|id=34209|カード画像}})が、[[時のらせん]]以降の[[カード・セット]]に収録されたフラッシュバック持ちのカードには原則として[[墓石アイコン]]が無い。[[タイムシフト]]として再録されたものなど、懐古趣向の強いセット限定で再登場している。詳細は[[墓石アイコン]]の項を参照。
 
*[[オデッセイ・ブロック]]ではフラッシュバックを持つカードの左上に[[墓石アイコン]]が付いていた({{Gatherer|id=34209|カード画像}})が、[[時のらせん]]以降の[[カード・セット]]に収録されたフラッシュバック持ちのカードには原則として[[墓石アイコン]]が無い。[[タイムシフト]]として再録されたものなど、懐古趣向の強いセット限定で再登場している。詳細は[[墓石アイコン]]の項を参照。
*墓地から唱えることを許可するキーワード能力の元祖であり、バリエーションとして[[回顧]]、[[余波]]、[[再活]]、[[脱出]]、[[調和]]などがある。
 
 
*[[Mark Rosewater]]がプロツアーのフィーチャー・マッチで[[ジャッジ]]をしていた際、「劣勢になったプレイヤーが使える能力があったとしたら」から出発して思いついたメカニズム<ref name="MM20250113">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/trivial-pursuit-all-innistrad Trivial Putsuit:All Innistrad]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0038386/ 『イニストラード・リマスター』のトリビア]([[Making Magic]] [[2025年]]1月13日 文:Mark Rosewater)</ref>。
 
*[[Mark Rosewater]]がプロツアーのフィーチャー・マッチで[[ジャッジ]]をしていた際、「劣勢になったプレイヤーが使える能力があったとしたら」から出発して思いついたメカニズム<ref name="MM20250113">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/trivial-pursuit-all-innistrad Trivial Putsuit:All Innistrad]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0038386/ 『イニストラード・リマスター』のトリビア]([[Making Magic]] [[2025年]]1月13日 文:Mark Rosewater)</ref>。
 
**MagicCon: ChicagoではMark Rosewaterが史上最高のメカニズムとして挙げている<ref name="MM20250113" />。[[サイクリング]]や[[キッカー]]と同様に用途が多岐にわたるうえ、その両者には欠けているフレイバー要素も加わっている、というのが理由<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/looking-back-part-1 Looking Back, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037692/ 振り返り その1](Making Magic [[2024年]]3月11日 文:Mark Rosewater)</ref>。
 
**MagicCon: ChicagoではMark Rosewaterが史上最高のメカニズムとして挙げている<ref name="MM20250113" />。[[サイクリング]]や[[キッカー]]と同様に用途が多岐にわたるうえ、その両者には欠けているフレイバー要素も加わっている、というのが理由<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/looking-back-part-1 Looking Back, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037692/ 振り返り その1](Making Magic [[2024年]]3月11日 文:Mark Rosewater)</ref>。

2025年5月6日 (火) 01:22時点における最新版

フラッシュバック/Flashback
種別 常在型能力
登場セット 多数
CR CR:702.34

フラッシュバック/Flashbackは、オデッセイ・ブロックで初登場したキーワード能力インスタントソーサリーが持つ、それを持つカード墓地にある間と、スタックにある間に機能する2つの常在型能力(後者は置換効果)からなる。


Think Twice / 熟慮 (1)(青)
インスタント

カードを1枚引く。
フラッシュバック(2)(青)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)



Snapcaster Mage / 瞬唱の魔道士 (1)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

瞬速
瞬唱の魔道士が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。それはターン終了時までフラッシュバックを得る。そのフラッシュバック・コストは、それのマナ・コストに等しい。(あなたはあなたの墓地にあるそのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)

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[編集] 定義

フラッシュバック [コスト]/Flashback [コスト]は以下の2つの能力からなる。

  • あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、その結果の呪文がインスタントやソーサリーである呪文であるなら、マナ・コスト支払うのではなく[コスト]を支払うことで唱えてもよい。
  • フラッシュバック・コストが支払われている場合、このカードがスタックから離れる場合、他の場所に移動させる代わりに追放する。

[編集] 解説

フラッシュバック・コストを支払うことで、墓地からもう1回だけ唱えることができる能力である。通常通り手札から唱えることもできるため、1枚で2回唱えることが可能となる。

フラッシュバック・コストは通常のマナ・コストより割高に設定されている場合が多いが、中にはワームの咆哮/Roar of the Wurmのようにフラッシュバック・コストの方が軽いものも存在する。オデッセイのフラッシュバック呪文はマナのみを要求していたが、トーメントでマナとライフを要求するものが登場し、ジャッジメントでは、タップ生け贄など様々なコストを要求するものが登場した。

その性質上カード・アドバンテージを得やすい能力であり、獣群の呼び声/Call of the Herd綿密な分析/Deep Analysis炎の稲妻/Fireboltなど、人気カードも多い。

時のらせんブロックイニストラード・ブロックモダンホライゾン統率者2019モダンホライゾン2イニストラード:真夜中の狩りイニストラード:真夜中の狩り統率者デッキでも再登場した。ファイレクシア:完全なる統一以降は落葉樹となり、必要あらばいつでも再登場できるようになった[1]

  • 墓地から唱えることを許可するキーワード能力の元祖であり、バリエーションとして回顧余波再活脱出調和などがある。

[編集] ルール

フラッシュバック・コストは代替コストのルールに従う。基本的なことは代替コストのページも参照のこと。

  • フラッシュバックによって唱える場合は、必ずそのフラッシュバックのフラッシュバック・コストで唱える必要がある。フラッシュバック・コストは代替コストであるため、フラッシュバックで唱えながら他の代替コストを適用することはできない。
  • フラッシュバック・コストにXが含まれる場合、その呪文がスタックにある間Xはそのフラッシュバック・コストで支払った値をとる(CR:107.3a)。手札から唱えるときとフラッシュバックで唱えるときでXの支払い方が異なる場合も同様。
  • フラッシュバック・コストは原則としてマナ総量に影響しない。ただしフラッシュバック・コストにXが含まれる場合、スタック上のマナ総量にその値が代入される。例えば、小悪魔の遊び/Devil's PlayをX=3でフラッシュバックした場合、スタック上でのマナ総量は4である。
  • フラッシュバックで唱えたカードは、スタックから追放領域以外の場所に置かれるなら、代わりに追放される。これは置換効果である。
    • 記憶の欠落/Memory Lapse差し戻し/Remandなどの、「打ち消したカードを墓地以外に置く」呪文で打ち消しても、結果的に追放される。記憶の欠落や差し戻しの置換効果(自己置換効果)が先に適用されてカードの行き先を墓地からライブラリーの一番上手札に変更するが、依然として「追放領域以外に移動する」ことに変わりないため、次に適用されるフラッシュバックの置換で行き先が追放領域に変更される。
      • 勘違いされることがあるが、「フラッシュバックで追放するのは自己置換効果であり、記憶の欠落など通常の置換効果より先に適用されるから」という理由ではない。これには二重の誤りがある。フラッシュバックの置換は自己置換効果ではないし、逆に記憶の欠落などの置換は自己置換効果である。よって実際には必ずフラッシュバックの置換が後に適用される。
    • もともと追放領域に移動しようとしていた場合は置換しない。遅延/Delayで打ち消された場合、遅延によって追放されて時間カウンターが置かれる。
  • プレイヤーが呪文を唱える場合、唱える手順の一部としてそのカードをもとの領域からスタックに移動する。そのため、優先権を持つプレイヤーが墓地のカードをフラッシュバックで唱えるときに、そのカードが墓地からスタックへ移動する前に他のプレイヤーが割り込むことはできない。
    • 墓地対策カードによって対策をする際には注意が必要。例えば、アクティブ・プレイヤー炎の稲妻/Fireboltを唱え、解決後に優先権を得てすぐにそれをフラッシュバックで唱えた場合、対戦相手がそれを死体焼却/Cremateで追放するチャンスは無い。
    • ただし、解決した直後に誘発型能力がスタックに置かれる場合は、妨害される可能性がある。例えば炎の稲妻により死亡したクリーチャーがPIG能力を誘発させた場合など。

[編集] その他

  • オデッセイ・ブロックではフラッシュバックを持つカードの左上に墓石アイコンが付いていた(カード画像)が、時のらせん以降のカード・セットに収録されたフラッシュバック持ちのカードには原則として墓石アイコンが無い。タイムシフトとして再録されたものなど、懐古趣向の強いセット限定で再登場している。詳細は墓石アイコンの項を参照。
  • Mark Rosewaterがプロツアーのフィーチャー・マッチでジャッジをしていた際、「劣勢になったプレイヤーが使える能力があったとしたら」から出発して思いついたメカニズム[2]
    • MagicCon: ChicagoではMark Rosewaterが史上最高のメカニズムとして挙げている[2]サイクリングキッカーと同様に用途が多岐にわたるうえ、その両者には欠けているフレイバー要素も加わっている、というのが理由[3]
  • 明確に方針が定まった時期は不明だが、少なくとも2024年前後からは、開発部はインスタントにフラッシュバックをつけることを避ける傾向にある[4]。これは「見えている罠に突っ込む」というゲーム体験を望ましくないと考えているからである[5]
    • とはいえ完全に忌避されているわけでもなく、2024年の本流のセットでも新規のフラッシュバック持ちインスタントであるかさ上げ/Bulk Upが登場している。

[編集] 脚注

  1. @maro254(Twitter 2023年1月21日 Mark Rosewater
  2. 2.0 2.1 Trivial Putsuit:All Innistrad/『イニストラード・リマスター』のトリビア(Making Magic 2025年1月13日 文:Mark Rosewater)
  3. Looking Back, Part 1/振り返り その1(Making Magic 2024年3月11日 文:Mark Rosewater)
  4. A Dragonstorm Is Brewing, Part 2/龍の嵐の兆し その2Making Magic 2025年3月24日 Mark Rosewater著)
  5. Outlaws of Thunder Junction Vision Design Handoff Document, Part 1『サンダー・ジャンクションの無法者』展望デザイン提出文書 その1(Making Magic 2024年4月8日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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