飛行

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
15行: 15行:
 
==定義==
 
==定義==
 
飛行を持つ[[クリーチャー]]は、飛行も[[到達]]も持たないクリーチャーに[[ブロック]]されない。
 
飛行を持つ[[クリーチャー]]は、飛行も[[到達]]も持たないクリーチャーに[[ブロック]]されない。
飛行を持つクリーチャーは、飛行を持たないクリーチャーもブロックできる。(地上に降りられるから、と考えればイメージ的にも合うだろう。)
+
飛行を持つクリーチャーは、飛行を持たないクリーチャーもブロックできる(地上に降りられるから、と考えればイメージ的にも合うだろう)。
  
 
{| style="margin:0 auto; text-align:center;"
 
{| style="margin:0 auto; text-align:center;"
31行: 31行:
 
|}
 
|}
 
==解説==
 
==解説==
*数ある[[キーワード能力]]の中でも特別なもので、飛行を持っていることを参照する効果が(飛行自身も含んで)非常に多くある。
+
数ある[[キーワード能力]]の中でも特別なもので、飛行を持っていることを参照する効果が(飛行自身も含んで)非常に多くある。
 
[[パワー]]、[[タフネス]]に次ぐ基本ステータスのひとつと言ってもいいほど。
 
[[パワー]]、[[タフネス]]に次ぐ基本ステータスのひとつと言ってもいいほど。
  
*これを持つクリーチャーを、しばしば「飛んでいる」とか「[[フライヤー]]」とも言う。
+
飛行が一番得意なのは、[[鳥]]が多く風を操れる[[青]]。次いで[[白]]、[[黒]]。[[赤]]は苦手ではあるが、大型(主に[[ドラゴン]])に限り散見される。
*[[混沌界/Chaosphere]]により、飛行を持つ/持たないの優劣を逆転させることが可能。
+
反対に、[[緑]]は飛行を極端に嫌っており、[[色の役割]]上できないはずの直接[[ダメージ]]やクリーチャー[[破壊]]も、飛行クリーチャーに対しては行うことができる。また、緑に飛行を持つクリーチャーはほとんどいない。
 +
*ただし、意図的に色の役割を崩した、[[時のらせんブロック]]では、緑の飛行クリーチャーをいくつか見ることができる。
 +
 
 +
*これを持つクリーチャーを、しばしば「飛んでいる」とか「[[フライヤー]]」と言う。
 
*非常に直感的でわかりやすく、初心者でもまず誤解釈の恐れはないだろう。
 
*非常に直感的でわかりやすく、初心者でもまず誤解釈の恐れはないだろう。
 
**「飛行もちに[[飛行/Flight]]などでさらに飛行を与えたら、2倍高く飛ぶから、ただの飛行もちにはブロックされない」と考える人もいるようだ。ルール上、これは間違い。「飛行」は 持つ/持たない の2択。あるクリーチャーが複数の飛行を持っていても、効果は変わらない。
 
**「飛行もちに[[飛行/Flight]]などでさらに飛行を与えたら、2倍高く飛ぶから、ただの飛行もちにはブロックされない」と考える人もいるようだ。ルール上、これは間違い。「飛行」は 持つ/持たない の2択。あるクリーチャーが複数の飛行を持っていても、効果は変わらない。
*絵では飛んでいるように見えるのに飛んでいない、など時たま物議をかもすカードが出てくる。それら過去の反省を生かして、最近では開発チームもイラストレーターに発注する際に注釈を入れるなどして、イメージとルールテキストとの一致に努めているようだ。
+
*[[混沌界/Chaosphere]]により、飛行を持つ/持たないの優劣を逆転させることが可能。
 +
*時に、絵では飛んでいるように見えるのに飛んでいない、などと物議をかもすカードが出てくる。それら過去の反省を生かして、最近では開発チームもイラストレーターに発注する際に注釈を入れるなどして、イメージとルールテキストとの一致に努めているようだ。
 
*[[ポータル三国志]]風にアレンジすると[[馬術]]。ただし、馬術と飛行は別物であり、互いに作用しない。詳しくは[[馬術]]の項を参照。
 
*[[ポータル三国志]]風にアレンジすると[[馬術]]。ただし、馬術と飛行は別物であり、互いに作用しない。詳しくは[[馬術]]の項を参照。
 
飛行が一番得意なのは、[[鳥]]が多く風を操れる[[青]]。次いで[[白]]、[[黒]]。[[赤]]は苦手ではあるが、大型(主に[[ドラゴン]])に限り散見される。
 
反対に、[[緑]]は飛行を極端に嫌っており、[[色の役割]]上できないはずの直接[[ダメージ]]やクリーチャー[[破壊]]も、飛行クリーチャーに対してのみ行うことができる。
 
また、緑に飛行を持つクリーチャーはほとんどいない。
 
*ただし、意図的に色の役割を崩した、[[時のらせんブロック]]では、緑の飛行クリーチャーを多々見ることができる。
 
  
 
==参考==
 
==参考==
50行: 49行:
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr98 Up, Up and Away]([[Mark Rosewater]]、英語)
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr98 Up, Up and Away]([[Mark Rosewater]]、英語)
 
*[[蜘蛛]]
 
*[[蜘蛛]]
 +
*[[High-flying]]
 
*[[回避能力]]
 
*[[回避能力]]
 
*[[キーワード能力]]
 
*[[キーワード能力]]

2008年12月8日 (月) 23:10時点における版

飛行/Flying
種別 常在型能力回避能力
登場セット 多数
CR CR:702.9

飛行/Flyingはキーワード能力の1つ。マジック創世記から存在する回避能力


Mahamoti Djinn / マハモティ・ジン (4)(青)(青)
クリーチャー — ジン(Djinn)

飛行(このクリーチャーは飛行や到達を持たないクリーチャーによってはブロックされない。)

5/6


Flight / 飛行 (青)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは飛行を持つ。


定義

飛行を持つクリーチャーは、飛行も到達も持たないクリーチャーにブロックされない。 飛行を持つクリーチャーは、飛行を持たないクリーチャーもブロックできる(地上に降りられるから、と考えればイメージ的にも合うだろう)。

飛行を持たないクリーチャーを 飛行を持つクリーチャーを
飛行・到達を持たないクリーチャーは ブロックできる ブロックできない
飛行を持つクリーチャーは ブロックできる ブロックできる
到達を持つクリーチャーは ブロックできる ブロックできる

解説

数あるキーワード能力の中でも特別なもので、飛行を持っていることを参照する効果が(飛行自身も含んで)非常に多くある。 パワータフネスに次ぐ基本ステータスのひとつと言ってもいいほど。

飛行が一番得意なのは、が多く風を操れる。次いでは苦手ではあるが、大型(主にドラゴン)に限り散見される。 反対に、は飛行を極端に嫌っており、色の役割上できないはずの直接ダメージやクリーチャー破壊も、飛行クリーチャーに対しては行うことができる。また、緑に飛行を持つクリーチャーはほとんどいない。

  • ただし、意図的に色の役割を崩した、時のらせんブロックでは、緑の飛行クリーチャーをいくつか見ることができる。
  • これを持つクリーチャーを、しばしば「飛んでいる」とか「フライヤー」と言う。
  • 非常に直感的でわかりやすく、初心者でもまず誤解釈の恐れはないだろう。
    • 「飛行もちに飛行/Flightなどでさらに飛行を与えたら、2倍高く飛ぶから、ただの飛行もちにはブロックされない」と考える人もいるようだ。ルール上、これは間違い。「飛行」は 持つ/持たない の2択。あるクリーチャーが複数の飛行を持っていても、効果は変わらない。
  • 混沌界/Chaosphereにより、飛行を持つ/持たないの優劣を逆転させることが可能。
  • 時に、絵では飛んでいるように見えるのに飛んでいない、などと物議をかもすカードが出てくる。それら過去の反省を生かして、最近では開発チームもイラストレーターに発注する際に注釈を入れるなどして、イメージとルールテキストとの一致に努めているようだ。
  • ポータル三国志風にアレンジすると馬術。ただし、馬術と飛行は別物であり、互いに作用しない。詳しくは馬術の項を参照。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

MOBILE