ゴブリンストーム
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2011年5月21日 (土) 09:28時点における版
ゴブリンストーム(Goblin Storm/Dirty Kitty Goblins)は、巣穴からの総出/Empty the Warrensによるコンボを組み込んだデッキ。ゴブリン・デッキの亜種。時のらせん参入後のエクステンデッド環境で組まれるデッキである。また、スタンダード版もやや遅れて勢力を伸ばしている。
目次 |
概要
ソーサリー
赤の1/1のゴブリン(Goblin)・クリーチャー・トークンを2体生成する。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。)
ソーサリー
(赤)(赤)を加え、その後、すべての墓地にある《炎の儀式/Rite of Flame》という名前のカードの総数に等しい点数の(赤)を加える。
巣穴からの総出/Empty the Warrensとマナ加速によるコンボを採用しているため、ストームデッキの一種ではあるのだが、デザイアやドラゴンストームなどと比較するとコンボの決定力は大きくない。しかし巣穴からの総出のマナ・コストがストーム呪文の中では軽めであることから、マナ加速呪文を採用している赤系のコンボデッキやゴブリン・デッキなどに巣穴からの総出を追加する形で組まれる。
- Pauperでは、速度とストームに対する対応策の少なさから、強力なデッキのひとつとして数えられる。
エクステンデッド
元々時のらせん参入後のエクステンデッドにおいて、ゴブリンデッキに巣穴からの総出/Empty the Warrensのコンボを追加する形で組まれた。
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 戦士(Warrior)
あなたがゴブリン(Goblin)呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
あなたがコントロールしているゴブリンは速攻を持つ。
基本的には従来のゴブリンデッキと同じく、序盤からゴブリンを展開してビートダウンで相手を殴り殺す。そこに炎の儀式/Rite of Flameや金属モックス/Chrome Mox、煮えたぎる歌/Seething Songといったマナ加速兼ストーム稼ぎ呪文と巣穴からの総出による大量トークン発生ギミックを組み込むことで、瞬間的な爆発力を高めている。ゴブリンの戦長/Goblin Warchiefにより、並んだトークンは速攻で殴りかかることができる。
また、繁殖力/Fecundityによる瞬殺ギミックを採用した「Dirty Kitty」と呼ばれるバージョンもある。スカークの探鉱者/Skirk Prospectorなどを利用し、大量のトークンやゴブリンをマナに替えつつカードを引くことにより、引いてきたゴブリンを展開したり、膨れ上がったストームでトークンを増やしたりして、一撃で倒せるだけのゴブリンを揃えてゲームを終わらせる。手札とそこからの引き次第では、繁殖力と土地しかコントロールしていない状態からでも、そのターン中に相手を倒すことも可能である。
サンプルレシピ
- 繁殖力/Fecundityを使わない赤単型のデッキ。
スタンダード
時のらせんブロック期のスタンダードでも、エクステンデッドに遅れて登場した。ドラゴンストームよりもやや軽めのマナ加速から巣穴からの総出/Empty the Warrensに繋ぐ。
ゴブリン・トークンはゴブリンの王/Goblin Kingなどの全体強化を合わせたり、大いなるガルガドン/Greater Gargadonの餌にしたりする。
また青赤コントロールにおいてフィニッシャーとしても用いられている。軽量ドローを連打後、急かし/Quickenから対戦相手の終了ステップに巣穴からの総出を唱えて擬似速攻状態のトークンで奇襲する。トークンは貧弱だが、単体除去が強い環境であるため、数を並べることで突破力が付く。旗印/Coat of Armsを用いれば出した次のターンに殴り殺すことも不可能ではない。色の都合上、イゼットロンに組み込まれることが多い。
未来予知参入後は刈り痕ストームの追加フィニッシャーとして採用されることが多い。
参考
- Dech Tech:"Dirty Kitty" (WotC, by Scott Johns)
- Magic Deck Tech: Dirty Kitty(YouTube)
- ゴブリン
- デッキ集