スピリット (デッキ)
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スピリット(Spirits)は、その名の通りスピリットクリーチャーをメインにした部族デッキの総称である。
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概要
スピリットというクリーチャー・タイプは比較的早い時期から存在していたが、部族シナジーを形成するカードが少なかったため部族デッキとして組まれることは稀であり、ファンデッキ程度の存在だった。
しかしイニストラードで主要部族の一つに選ばれたことから、部族デッキとして成立するようになった。
タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期
イニストラードを覆う影ブロックでスピリットが主要種族として取り上げられたことで、スピリットの部族デッキがスタンダード環境に再び姿を現すようになった。主な活躍は異界月参入後。
クリーチャー — スピリット(Spirit)
瞬速
飛行
鎖鳴らしが戦場に出たとき、スピリット(Spirit)1体を対象とする。ターン終了時まで、それは呪禁を得る。
あなたはスピリット呪文を、それが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。
クリーチャー — スピリット(Spirit)
瞬速
飛行
呪文捕らえが戦場に出たとき、マナ総量が4以下の呪文1つを対象とし、それを追放する。
呪文捕らえが戦場を離れたとき、その追放されたカードのオーナーはそのカードをそれのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
無私の霊魂/Selfless Spiritや呪文捕らえ/Spell Quellerなどの優秀なスピリットを次々と展開し、霊廟の放浪者/Mausoleum Wandererや鎖鳴らし/Rattlechainsの部族シナジーを活かしながら戦う。対戦相手の呪文に干渉できるクリーチャーや除去耐性を付与するクリーチャーが多く、動きとしてはクロック・パーミッションに近い。
大きく分けて、白青2色の青白スピリット(UW Spirits)と呼ばれるタイプと、集合した中隊/Collected Companyなどのために緑を足したバントスピリット(Bant Spirits)と呼ばれるタイプの2つが存在する。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「異界月」 第31位、スタンダード部門7-2-1 (参考/参考)
- 使用者:Jan Ksandr
- フォーマット
Bant Spirits [1] | |||||||||||||||||||||||
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- 緑白青のタイプ。
ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期
闇の隆盛参入後のスタンダードでも活躍している。主に白青黒3色で構成される。青白Delver-Bladeにタッチ黒の構成をとり、Delver-Spiritsの名で呼ばれる。
クリーチャー — スピリット(Spirit) 兵士(Soldier)
飛行
あなたがコントロールする他のスピリット(Spirit)・クリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともに呪禁を持つ。(それらは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)
ソーサリー
飛行を持つ白の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを2体生成する。
フラッシュバック(1)(黒)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
それまで白青ビートダウンの主力カードだった聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft・ムーアランドの憑依地/Moorland Hauntに加え、闇の隆盛で加わった未練ある魂/Lingering Soulsが生み出すフライヤー・トークンのクリーチャー・タイプがスピリットであることから、ロードのドラグスコルの隊長/Drogskol Captainを加えて部族シナジーを搭載したのがこのデッキである。
その他の部分はほぼDelver-Bladeと同様である。
闇の隆盛参入後のスタンダードの開幕戦となったプロツアー「闇の隆盛」ではベスト8に2人を輩出した。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「闇の隆盛」 ベスト4 (参考/参考)
- 使用者:Jon Finkel
- フォーマット
- Jon Finkelの他、同じデッキを使用したJelger Wiegersmaもベスト8入りしている。