草茂る胸壁/Overgrown Battlement
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コントロールしている防衛持ちのクリーチャーの数だけ緑マナを生み出せる壁。単体での性能はぶどう棚/Vine Trellis相当で、その実質的な上位互換。
スタンダードでは他に壁を投入せず単体でぶどう棚のように用いられることが多かったが、それでも同名カードが複数並ぶことで高いマナ加速力を見せるシーンがあった。同環境には他にも優秀なマナ・クリーチャーが多数存在するが、それらと比較すると特に高いタフネスが強み。火力への除去耐性によるマナ基盤としての信頼性、ビートダウンへのブロッカーを兼ねる点が評価され、赤緑ヴァラクートや緑単エルドラージなどでよく使われた。
リミテッドにおいても、壁を十分に確保できたときのマナ加速力はあなどれない。壁でがっちりと防御を堅めて序盤を耐え、無色エルドラージなどの重量級アタッカーにつなぐ戦術を支えてくれる。
- 自身が防衛を持っているため、緑1マナは確保される。しかし、何らかの方法によって防衛を持つクリーチャーがいなくなるとマナが生めなくなる。壊死のウーズ/Necrotic Oozeなどで草茂る胸壁の起動型能力だけを借りる場合に生じる。
- 防衛持ちの中には稀に自発的に防衛を失うカードも存在するので、そのようなカードの挙動には注意すること(→「防衛を失う」でテキスト検索)。
- ローリング・ストーンズ/Rolling Stonesやその亜種は、「防衛を持っていないかのように攻撃に参加できる」だけで実際に防衛を失うわけではないので、この能力には影響しない。
- ラヴニカへの回帰にて、好きな色のマナが出る斧折りの守護者/Axebane Guardianが登場した。こちらはタフネスが1低く、マナ・コストも1マナ重い。